Elämäプロジェクト

こんにちは、エラマプロジェクトです。

昨日、2026年1月から1ヶ月にわたって開催されたオンラインコース『8年連続世界一!フィンランドは本当に幸せな国なのか?を探究するコース』が、全4回の全日程を終えて無事に終了いたしました。

最終回の余韻が残る中、本日はこのコースで私たちがどのような時間を過ごしたのか、その開催レポートをお届けします。

コース概要

本コースは、北欧フィンランドの「光と影」の両面を知ることで、自分自身の生き方や社会のあり方を問い直す全4回の探究プログラムです。

開催日程:2026年1月21日、1月28日、2月4日、2月11日(毎週水曜日)
開催時間:20:00〜22:00
場所:オンライン(Zoom)
講師:石原 侑美(フィンランド生涯教育研究家 / エラマプロジェクト代表)

夜の静かな時間に、全国各地、そして時には海外からも受講生の皆さまが集まり、フィンランドを鏡にして「自分にとっての豊かさ」を探求する時間を共有しました!

「理想」ではなく「リアル」を学ぶ意味

メディアで語られる「理想郷」としてのフィンランド。しかし、そこには現地の課題や、歴史的な背景に基づく人々の葛藤も存在します。講師の石原侑美からは、現地調査に基づいた生きた情報が共有されました。

特に第1回の「教育」のテーマでは、単に質が高いということだけでなく、一人ひとりの「公正(Equity)」を重んじる姿勢や、失敗さえも「学びの一部」として慈しむ教育現場の信頼関係について深掘りしました。

そんな感想をいただきながら、私たちはフィンランドという国を「鏡」にして、自分たちの日常や日本の価値観を映し出していきました。

最終回:自分の人生を建設的に振り返る

全4回の旅の締めくくりとなる最終回では、これまでの学びを自分自身に引き寄せ、自分の人生を振り返る時間を持ちました。

フィンランドの人々が大切にする「納得感(SISU)」や、フラットな幸福感。 それらを学んだからこそ、今の自分の状況を、他人との比較や「こうあるべき」という理想に当てはめるのではなく、驚くほど「建設的」に見つめることができたのです。

「フィンランドがこうなら、私はどう生きていこう?」

現状を否定するのではなく、「これからどうしていこうか」と前向きに人生をデザインする。 「幸せ」の定義を自らの手に取り戻すような、深く建設的な学びを共有しました!

受講者の方から届いた声

コースを終え、受講生の皆さまからはこのような温かい声をいただいています。

「フィンランドのリアル(課題も含めて)を知ることで、かえって自分の暮らしを肯定できるようになりました」

「プロセスや『問い』の質を大切にする教育のあり方を知り、大人になった今からでも自分を育て直せる気がしています」

「自分にとっての『納得感』を軸に、これからの選択をしていきたいという静かな自信が湧きました」

受講生同士のダイアローグを通じ、自分自身を慈しみ、明日を照らすための深い対話を共有しました!

次なる旅は「余白(ゼロ)」へ

フィンランドという鏡を通して自分を知った後は、心に心地よい「余白」を作る練習を始めませんか。

2月26日(木)からは、新コース『ウェルビーイング「ゼロ」を学ぶコース 〜暮らしと人生デザインにおける「余白」の作り方〜』がスタートします。

講師には、石原侑美に加え、和文化、マインドフルネス、ライフコーチングの専門家を迎え、さらに多角的に「自分を整える方法」を学んでいきます。

重くなった荷物を一度おろし、自分を「ゼロ」に戻してみる時間を、ご一緒しましょう。 新しい旅の仲間をお待ちしています。

🌿 [「ゼロ」を学ぶコースの詳細・お申し込みはこちら]

いつもElämä(エラマ)の活動を応援いただき、誠にありがとうございます。
この度、日本トップクラスの講師派遣・講演依頼サイトである「Speakers.jp(スピーカーズ)」にて、代表・石原侑美が登録講師として正式に選出・掲載されましたことをお知らせいたします。

■ 「専門性」と「対話力」を評価いただいての掲載

Speakers.jpは、企業の経営者や自治体の担当者が利用する、非常に審査基準の厳しいプラットフォームです。
今回、石原が長年探究してきた「フィンランドの生涯教育」や「ウェルビーイング」、そして「ブランディング」という独自の専門領域に加え、司会業で培ったファシリテーション能力をプロの視点から評価いただき、この度の掲載に至りました。
このように権威あるサイトでご紹介いただけることは、これまでの活動を支えてくださった皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げます。

■ 石原侑美の公式プロフィール・講演詳細
Speakers.jpの掲載ページでは、石原のこれまでの歩みや、現在ご提供している最新の講演プログラムが非常に分かりやすく整理されています。
フィンランド流「ワーク・ウェルビーイング」の神髄
変化の時代に「答え」を自分で見つける教育のヒント
・人生100年時代、自分らしい「余白」の作り方
など、今お伝えしたいメッセージが凝縮された内容となっております。石原がどのような想いで登壇し、どのようなテーマをお届けしているのか、ぜひ一度ご覧いただけますと幸いです。


[Speakers.jp 石原 侑美 プロフィールページはこちら]

■ 今後の活動に向けて

今回の掲載をきっかけに、より多くの方々に「自分らしい人生を生きる」ための視点をお届けできる機会が増えることを楽しみにしております。
北欧の知見と日本の現場を繋ぐ架け橋として、これからも一層、質の高い学びと対話の場を作ってまいります。 今後とも、石原侑美およびElämäをよろしくお願い申し上げます。

こんにちは、エラマプロジェクトです。

なんだか気分が沈んで、理由ははっきりしないのに心が重い。もしくは、原因は分かっているけれど、そのことで心がつらい。
そんな風に「自分の中の暗い部分」が浮き彫りになる瞬間ってありますよね。

今回は、あえてそこに光を当ててみたいと思います。

日本とフィンランドは、「心の闇」をどんな風に見つめ、扱い、アウトプットし、そして整えてきたのか。

同じ心の闇でも、文化が違うと付き合い方がこんなに変わる。
その違いを知ることは、「自分の心を大切にする」ための新たな道筋を見つけることでもあります。

「心の闇」ってどんなもの?

今回の記事では、次の5つの状態をまとめて「心の闇」と呼ぶことにします。

ここで大事なのは、心の闇は誰の心にも宿る可能性があるということ。日本とフィンランドの人たちは、心の闇とどのように付き合ってきたのでしょう。

自分の心と向き合うのはどんな時?

心を和歌で表現してきた日本人

日本文化における心の表現として、和歌があります。平安時代の『古今和歌集』の冒頭には、こんな言葉があります。

「やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。」

意味は、”日本の和歌は、人の心を根源として、それが無数の言葉として表現されたものである”という感じです。つまり、喜びだけでなく、悲しみや怒り、喪失のつらさなど様々な感情を、和歌として表現してきたのです。

また、華道、茶道、武道などの「道」は、単に技術を上達させるのではなく、自分を律して心を研ぎ澄まし、高みを目指していくことでもあります。

瞑想や座禅を習慣にする方もいらっしゃると思いますが、釈迦が悟りに至る過程で、悪魔の誘惑に打ち勝ったという逸話からは、自分の内面に湧く闇と向き合う比喩のようにも読めます。

フィンランドは日常に内省の場がある

フィンランドのヘルシンキ中央図書館oodi

一方フィンランドでは、自分と向き合う機会が、生活の中にさりげなく入り込んでいます。

読書は、心の中の言葉にならないものに、別の言葉を借りて触れる行為でもあります。

そして創作活動は、言語化できない感情に“形”を与える方法でもありますし、サウナは日常から一段離れて、静寂の中で「自分」に戻る場でもあります。

心の闇を描く芸術とは

日本文学には、心の奥の闇を描いてきた作品がたくさんあります。

例えば『源氏物語』に登場する六条御息所という女性は、愛や誇りの葛藤から、抑え込んだ想いがついには“生き霊”という形で外に出てしまいます。

近代文学でも、夏目漱石や太宰治をはじめ多くの作家が、罪悪感や恥、自己矛盾といった「内面」を描き出しました。

実は、怪談やジャパニーズホラーにも、心の闇を主題にした作品が多く見られます。

海外ホラーでは、ゾンビや吸血鬼など倒せる怪物キャラクターが目立つ一方で、日本のホラーでは幽霊が登場することが多く、情念や未練といった心の闇に焦点が当てられる作品が多い気がします。

フィンランドでは、アートやサウナといった、個人の内面を安全に吐き出せる『社会的な仕組み』が文化の中に溶け込んでいます。

たとえばムーミン。

ムーミンは可愛いだけの児童文学ではなく、孤独や不安、人生の陰影を自然に含みながら、登場人物たちがそれぞれの“しんどさ”と共存している物語です。

ムーミンが国民的に愛されていることは、闇を否定しない価値観を象徴的に示しているようにも感じられます。

さらに意外なのが「フィンランド・タンゴ」の存在です。

実はフィンランドでは、タンゴが国民的な人気を誇ります。

失恋や望郷の“哀愁”を、短調(マイナーコード)のメロディに乗せて分かち合うタンゴ。

悲しみは隠すものではなく、みんなで共鳴させ、人間の一部として肯定するもの──そんな意識がうかがえます。

心の闇を和らげる知恵とは


日本の「節分」「五節句」「大祓」など、季節の節目に行う行事には、溜まった穢れを祓い、清めるという意味合いがこもっています。

こういう季節の節目は、自分の心身に溜まったものを落とすタイミングでもあります。

また、涙も心の闇を浄化するひとつの手段でしょう。

古典文学を紐解くと、平安貴族はもちろんのこと、『平家物語』に登場するようなかつての武士たちも、実はよく泣いています。 泣くことは弱さではなく、深い慈しみや感情の現れであり、今よりもずっと社会的に許容されていたのかもしれません。


フィンランドは自然条件が厳しい国です。

フィンランドの冬は日照時間がとても短く、冬の暗さが気分にも影響しやすいため、だからこそ光が特別な意味を持ちます。日光浴や光を取り入れる習慣は、まさに「闇を照らす」知恵と言えます。

そして音楽。
フィンランドの人たちは、普段は内向的と言われる一方で、ヘヴィメタルのような激しい音で感情を外へ放つ文化もあるのが特徴です。心の叫びを音に乗せることも、心の闇を解消するひとつの方法となっています。


また、フィンランドではキャンドルや焚き火の灯りを好む文化があります。明かりによって闇を消すのではなく、「闇と一緒に生きるための明かり」なのです。暗さを否定せずに共存しているところが、フィンランドらしいなと思います。

エラマプロジェクト石原と橘おすすめの「心の闇」との付き合い方とは?

橘のおすすめは「抵抗しないこと」

気分が落ちている時に、気分を上げようとすればするほど、苦しくなることがあります。
流れに逆らって泳ぐのはとても大変なことです。

そんな時は、あえて悲しみに身を委ねて、波が過ぎるのを待ちます。

わざと泣ける映画を見て大泣きする、という方法もおすすめです。
泣くことは、心の中の“詰まり”を流す行為でもあると思います。

そもそも日本には、貴族も武士もよく泣く「涙の文化」がありますしね。

石原のおすすめは「素の自分に戻ること」

サウナや温泉のあと、外気に当たることをおすすめします。

裸という“役割を脱いだ状態”で風を受けると、心身がフラットに戻る感じがするのです。

これはフィンランド的な「自然の中で自分に戻る」という知恵につながります。

もしサウナが難しければ、夜に短い散歩でもいい。窓を開けて深呼吸でもいい。“自然の温度”を体に入れると、思考がいったん静かになります。

おわりに~闇は消すものじゃなく、扱い方を覚えるもの~

日本とフィンランドは、どちらも内省の時間を大切にしたり、芸術を通して感情を表現することによって、心の闇と向き合っていることが分かりました。

ここから見えてくるのは、心の闇との向き合い方は一つではないということ。
心の闇は、排除する“敵”ではなく、それぞれの文化の中で形作られてきた「付き合い方」があるのですね。

心の闇と向き合う際、今までの自分のやり方がしっくりと来ていない方は、他の文化の習慣を取り入れてみるのも良いですね。それだけで心の闇は“扱えるもの”に変わっていくのかもしれません。

編集後記

私は、自分の思考の癖として、つい「自分は~せねばならない」「~すべきだ」という考え方に引っ張られてしまい、知らず知らずのうちに自分を苦しめてしまうことがあります。

それは「心の闇」というテーマに向き合う時も同じで、「心の闇と向き合わねば」「向き合うべきだ」と考えてしまったら、きっとそれだけで、かなりしんどくなってしまいそうです。

今回、心の闇の解消法にも触れましたが、「心の闇を解消しなきゃ」と力むよりも、まずは、あるがままに受け止めること。
それが何より大切なのだと、改めて感じました。

日本人は真面目な人が多い、とよく言われますが、少し肩の力を抜いて、ほどほどの距離感で付き合う。
そのくらいが、心の闇と向き合うには、ちょうどいいのかもしれませんね。

(執筆:橘茉里)

こんにちは、エラマプロジェクト代表の石原侑美です。
先日、沖縄県で開催された教育と共創の祭典「LEAP DAY 2025」に登壇してきました。

本日はその登壇の様子と、イベントを通じて改めて感じた「エラマが社会に届けるべきメッセージ」についてレポートします。

熱気あふれる「LEAP DAY」の舞台

LEAP DAYは、沖縄発の人財育成プログラム「Ryukyu frogs」などが中心となって開催される、西日本最大級のソーシャルイベントです。

会場には、社会課題の解決に挑む学生たちのピッチや、企業・教育関係者の対話が溢れており、未来を拓こうとする熱気(エネルギー)に圧倒されました。

焚き火を囲んで語った「心理的安全性」

私が登壇したのは「経済格差や教育格差から社会分断を起こさないために――北欧から学ぶ未来教育」というセッションです。


ステージにはなんと「焚き火台」が用意され、炎の揺らぎ(の演出)を感じながら、リラックスした雰囲気で対話をすることができました。


このセッションで、私が特に伝えたかったフィンランドの価値観が2つあります。


1. 「失敗」は評価ではなく「情報」である
日本では「失敗=恥ずかしいこと、評価が下がるもの」と捉えられがちです。しかし、フィンランドの教育やスタートアップの現場では、失敗は単なる「ファクト(事実)」であり、「この方法ではうまくいかないという情報が得られた」とポジティブに変換されます。

次へ進むためのデータに過ぎないのだから、恐れずに挑戦しよう、というメッセージです。


2. 「悩めば森に行けばいい」
どれだけ高く飛躍(LEAP)しようとする人にも、羽を休める場所は必要です。

フィンランドには「悩んだら森へ行け」という言葉があります。社会の中に、誰もが素の自分に戻れる「森」のような心理的安全性があることが、挑戦を支える土台になるのです。


この言葉を紹介した際、会場の空気がふっと緩み、多くの方が頷いてくださったのが印象的でした。


【追記】私自身が「失敗」を実践しました(笑)
さて、当日の様子をジャーナリストの堀潤さんに取材していただき、動画が公開されたのですが……ここで一つ、私自身が「失敗は情報である」を体現する出来事がありました。
動画内で興奮のあまり、フィンランド語の単語の説明を混同してしまいました。

動画では「Sentakki(センタッキ)」を「そもそも」という意味で紹介していますが、正しくは以下の通りです。
誤: Sentakki = そもそも
正: Sen takia(センタキア) = だから/そのために
※「そもそも」と言いたかった場合は「Alun perin(アルン ペリン)」などが適切でした。
専門家としてお恥ずかしい限りですが、頭の中の「だからこそ、本質は…」という思考と言葉が混ざってしまったようです。

まさに「失敗は情報」。このミスも隠さずに、「人間だもの、間違えることもある」というエラマ流のスタンスで、訂正させていただきます。(動画はそのままの熱量を楽しんでいただければ幸いです!)

誰もが対等に話せる「場」をつくる

フィンランドでは「デモクラシー(民主主義)」という言葉が、政治だけでなく日常の中で「一人ひとりが対等に話せる空気感」として使われます。
沖縄の熱いエネルギーの中で、エラマが大切にしている「対話」や「余白」の価値をお伝えできたこと、そして私自身も多くの刺激をいただいたことに感謝しています。
これからもエラマプロジェクトは、日本社会の中に「森」のような場所を増やしていきたいと思います。


▼ 当日の取材記事はこちら(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a95aad516b312b7acf9fb653233ca7670a814218?brid=Ko3y8-rxO13JM106o735ZA


▼ LEAP DAY 2025 公式サイト
https://2025.leapday.jp/

こんにちは。エラマプロジェクトです。
本日12月7日(日) 19:00より、オンライン限定「エラマ クリスマスマーケット」が無事にオープンいたしました!
それに合わせて開催したYouTubeライブ配信、リアルタイムで見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

画面越しではありますが、皆様と温かい時間を共有できたこと、とても嬉しく思っています。


📺 ライブを見逃した方へ(アーカイブ公開中)
「時間が合わなくて見られなかった…」
「知らなかった!」


という方も、どうぞご安心ください。

オープニング記念のライブ配信を、*アーカイブ(録画)として公開いたしました!


代表・石原侑美が、フィンランドで出会った雑貨の物語や、飛騨高山の職人さんと作った「エラマククサ」への想い、そして今回限定の「ご褒美セット」の中身について、実物をお見せしながら詳しくご紹介しています。


動画の最後では、全商品が【10%OFF】になるクーポンコードも発表しています。

ラジオ感覚でゆったりとご覧いただき、お得なクーポンをゲットしてくださいね。


▼ アーカイブ動画はこちら(約30分)
https://www.youtube.com/live/PQaQfoIQ-Xk?si=zSOmC8XmAijm221p


🛒 ショップは12/14(日)までオープン!


マーケットのテーマは、
「フィンランドの温もりと飛騨高山の木のぬくもりで、マイタイムや家族との時間を豊かにする」


ただのモノではなく、「自分をいたわる時間」や「家族との団らん」を届けてくれるアイテムたちが並んでいます。


【今回の注目ラインナップ】


1. 【限定】エラマ ウェルビーイングセット 2025(5,500円)
フィンランドの湖をイメージした肌触り抜群のタオルや、本に挟むと森の香りがする「しおり香」など、「香りと肌触りで整える」ご褒美セットです。


2. 【限定】エラマ プレミアムセット 2025(16,500円)
一生モノの「エラマククサ」を主役に、キャンドルや木製ポストカードを詰め込んだ、極上のヒュッゲセットです。


3. 岐阜県産 エラマククサ
卵2個分より軽い、約84gのマグカップ。使い込むほどに艶が増し、あなただけの色に育っていきます。


4. フィンランド直輸入雑貨(RunoDesign / SaimaaLife)
各色「限定1点」のウールブランケットや、無染色のスカーフ、白樺のカトラリーなど、現地の手仕事を感じるアイテムたちです。



📅 販売スケジュール
ショップオープン期間:
本日 〜 2025年12月14日(日) 正午12:00まで


商品発送日:
2025年12月15日(月) に一斉発送
(クリスマスまでにお手元へお届けします✨)


▼ エラマ クリスマスマーケット会場はこちら
https://liveinno.official.ec/


2025年の締めくくりに。

エラマのアイテムが、皆様の冬の暮らしを温かく灯すお手伝いができれば幸せです。
ぜひ、ショップを覗いてみてくださいね。

こんにちは。エラマプロジェクトです。
12月に入り、街も少しずつクリスマスの彩りを帯びてきましたね。

北欧・フィンランドでは、一年で最も夜が長いこの季節、家の中でキャンドルを灯したり、温かいお茶を飲んだりして、家族や自分自身と向き合う時間をとても大切にしています。
そんな温かな「北欧の冬の過ごし方」を、日本の皆様にもお届けしたい。

そんな想いから、2025年の締めくくりに「エラマ クリスマスマーケット」をオンラインで開催することになりました。
テーマは「私と家族の時間を豊かにする」
今回ご用意したのは、ただの「モノ」ではありません。

そこにあるだけで、ふっと肩の力が抜け、温かい気持ちになれる「時間」そのものを届けてくれる道具たちです。
代表・石原侑美がフィンランドで直接出会った雑貨や、飛騨高山の職人と共に作り上げた一生モノの木工製品など、こだわりのラインナップを揃えました。



🎄 イベント概要
エラマ クリスマスマーケット オンラインLIVE販売会
開催日時: 2025年12月7日(日) 19:00 〜 19:30
会場: オンライン(YouTube Live 限定公開)
参加費: 無料
当日は、商品を一つひとつお見せしながら、その背景にある物語や、フィンランドのクリスマスの様子をお話しします。

ラジオを聴くようなリラックスしたお気持ちで、温かいお飲み物を片手にご参加ください。
【視聴者様 限定特典】

ライブ配信をご覧いただいた方(アーカイブ含む)には、全商品にお使いいただける10%OFFクーポンをプレゼントいたします。


🎁 注目アイテムのご紹介
今回のマーケットのために、特別なセットをご用意しました。


1. 【限定】エラマ ウェルビーイングセット 2025(5,500円)

テーマは「香りと肌触りで整える」。

フィンランドの湖をイメージした綿100%のタオルや、本に挟むと森の香りがする「しおり香」、北欧雑貨などを詰め合わせました。一年がんばったご自身への「お疲れ様」のギフトに最適です。


2. 【限定】エラマ プレミアムセット 2025(18,900円)

テーマは「極上のヒュッゲ(居心地の良い時間)」。

飛騨の職人が作る「エラマククサ」を主役に、スウェーデン製キャンドルや木製ポストカードをセットにしました。部屋にいながら北欧の森を感じられる、贅沢な時間を贈ります。


3. 岐阜県産 エラマククサ

フィンランドで修行した職人が、岐阜県のヒメコマツを削り出して作ったマグカップ。卵2個分より軽い約84gで、驚くほど手に馴染みます。


🛒 販売期間と発送について
ライブ配信終了後も、期間限定でショップをオープンします。
販売期間: 12月7日(日) 19:00 〜 12月14日(日) 正午12:00まで
商品発送: 12月15日(月) に一斉発送

※クリスマスまでにお手元へお届けします。
「当日のライブは見られない…」という方へ

どうぞご安心ください。ライブ配信は**アーカイブ(録画)**を残します。

後日アーカイブをご覧になった方も、期間中であればショップでお買い物を楽しめますし、クーポンもご利用いただけます。


📩 参加お申し込み方法
ライブ配信(およびアーカイブ)の視聴URLをお届けするため、Peatixより事前のお申し込み(無料)をお願いしております。
▼参加チケットの入手はこちらから(無料)
https://livechristmaselama.peatix.com/


2025年の終わりに、北欧と飛騨の温もりが、あなたの暮らしを優しく灯しますように。

皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

秋の陽光が木々の間からやさしく降り注ぐ、2025年11月11日。
岐阜・飛騨高山の日和田高原に、特別な時間が流れました。

フィンランドから来日した4名のゲストと、この日のために集まってくださった参加者の皆さん。高山市や飛騨市、岐阜県内にお住まいの方はもちろん、遠くは愛知、三重、大阪、長野からも足を運んでいただき、イベントは【満員御礼】という嬉しい形で幕を開けました。

これは、私たちが開催した「森と自分を”再発見”する森林浴プログラム」の記録です。

なぜ、森に入る前に「対話」するのか?

私たちのプログラムは、いきなり森の中へ入っていくことはしません。
まず室内で、たっぷりと時間をかけて「対話」をすることから始まります。

フィンランドからのゲスト、起業家や専門家たち、そして参加者の皆さん一人ひとりが、輪になって丁寧に自己紹介を交わす。少し緊張していた空気も、この時間でゆっくりと解きほぐされていきます。

続いて、メインガイドである「森とひとと木」代表の臼田陽子さんと、フィンランドのナチュラルウェルビーイング専門家であるMari Ahonenさんによるトークセッションへ。

森林占有率が世界1位のフィンランドと2位の日本。どちらの国も、伝統的に森と共に生きてきた歴史があります。しかし、現代における森との向き合い方には、興味深い違いも見えてきます。

代表の石原侑美は、この対話がより深まるよう、単なる言葉の通訳ではなく、文化的な背景や言葉の裏にある想いを汲み取り、解説を交える「魂を繋ぐ通訳」を心がけました。

この丁寧な導入があったからこそ、森での体験が何倍にも豊かなものになります。ある参加者の方からは、こんな嬉しい驚きの声をいただきました。

「今まで森林浴のプログラムを受けたり、自分も提供してきましたが、このように最初に丁寧に自己紹介や森の話をして、しっかり対話してから森に入るのがとても丁寧だと感じて、少し衝撃的でした」

五感が拓き、国境を越える瞬間

心と身体の準備が整ったところで、いよいよ森の中へ。
臼田さんのガイドに導かれ、五感をゆっくりと開いていきます。

ふかふかの土の匂いを嗅ぎ、オオシラビソの樹液にそっと触れてみる。静寂の中で、きらめく水面をただ静かに眺める。私たちは、思考を手放し、全身で森を「浴びる」ことに集中しました。

そんな中、フィンランドのゲストがふと声をあげます。
「おお、自分の家の森の匂いと同じ匂いがする!」
「まるで家にいるみたいな感覚だ。フィンランドでは、この木の樹液をサウナのアロマとして使うんだよ」

日本の森で、遠いフィンランドの暮らしに想いを馳せる。
言葉や文化を超えて、森という存在が私たちを繋いでくれる。そんな不思議で、温かい感覚に、会場全体が包まれました。

森の奥では、シートを広げて仰向けに。見上げる木々と青い空。温かいクロモジ茶をゆっくりと味わいながら、ただ自然の中に身を委ねる。それは、心と体が本来あるべき場所に還っていくような、深く満たされた時間でした。

「心身が、森の空気と入れ替わっていく」参加者からの感動の声

後日、参加者のお一人から、心のこもった長い手紙をいただきました。ご本人の許可を得て、その一部をご紹介します。

この手紙は、私たちがこのプログラムを通して届けたかった価値そのものでした。

癒しの先にある「穏やかな繋がり」へ

この森林浴プログラムは、単なるリフレッシュや癒しのためだけのものではありません。
自分自身と向き合い、隣にいる人と繋がり、目の前の自然と繋がり、そして、地球や世界と繋がっていく。

それは、興奮を伴うような交流ではなく、穏やかで、リラックスした状態で、静かに深く繋がっていく感覚です。

これこそが、私たちエラマの学校が最も大切にし、すべての活動の根底にある「穏やかな対話の空間」です。この日、飛騨の森で、その理想的な形が生まれたことを、主催者として心から嬉しく思っています。

ご参加くださった皆様、そして素晴らしい場を共創してくださったフィンランドのゲストと臼田陽子さんに、改めて深く感謝申し上げます。

この体験の続きへ、あなたも参加しませんか?

今回のような「穏やかに対話する場」や「自分や世界と繋がる体験」に少しでも心を動かされた方へ。エラマプロジェクトでは、継続的に学び、繋がれる二つの扉をご用意しています。

1. 【飛騨でリアルに体験したい方へ】
連続講座シリーズ「北欧をめぐる6つの扉」
毎月1回、飛騨国府で開催している対面講座です。北欧の知恵をヒントに、美味しいランチを囲みながら、自分らしい生き方を仲間と共に探求します。リアルな場での温かい繋がりを求める方におすすめです。旅行がてら、高山まで学びに来ませんか?

詳細はこちら

2. 【オンラインで全国の仲間と繋がりたい方へ】
会員制コミュニティ「エラマの森」
場所を問わず、全国・海外の仲間と共に日々の暮らしを豊かにする学びと対話を深めるオンラインコミュニティです。自分のペースで関わりながら、安心できる繋がりを持ちたい方にぴったりです。

◼️エラマの森の詳細はこちら◼️

あなたとの新たな出会いを、心より楽しみにしています。

こんにちは、エラマプロジェクトです。

あなたは自分のことを「人見知り」だと感じますか?

実は、日本人の約7割が「自分は人見知りだ」と感じているという調査結果があるようです。

一方、北欧の国フィンランドの人も「シャイ」「物静か」という印象を持たれることが多いです。

一見すると似ている両国の国民性ですが、その裏にある文化的な背景には、面白い違いが見られます。

そこで今回は、日本とフィンランドのコミュニケーションの奥深さを探ってみたいと思います。

「人見知り」の質が違う

日本人の多くが、自分のことを人見知りだと感じていますが、この感覚はどこから来たのでしょう?

一説によると、控えめに振る舞うことを重んじ、自己主張を控える価値観が、人見知りに影響していると言われています。

例えば、江戸時代の村社会では、村という共同体から仲間外れにされてしまったら、生きていけなくなってしまいます。そのため、目立たないようにしたいという意識が働き、それが人見知りという性質につながっていったようなのです。

日本のように協調性を大切にする文化においては、空気を読む能力が求められます。人見知りは、他人との衝突を避け、和を乱さないようにと、空気を読んだ結果の産物なのかもしれません。

一方、フィンランドの人の人見知りは、「内向的」という言葉が近く、その根底にあるのは「他者への深い配慮」です。

彼らは、相手のパーソナルスペースを何よりも尊重します。相手の立場になって、「相手の邪魔をしたくない」という気持ちから、むやみに話しかけることを避ける傾向があります。

フィンランドの人たちにとって、シャイの理由は、自分本位ではなく「相手への思いやり」なのです。

世界一広い?フィンランドのパーソナルスペース

フィンランドの人のパーソナルスペースは、「世界一広い」と言われるほどです。

その象徴的な例が、バス停での待ち方。

たとえバス停に屋根があっても、人々は密集を避け、お互いに十分な距離を保って立ちます。

他人の領域に踏み込まないという意識が、物理的な距離として明確に現れるのです。

対照的に、日本のパーソナルスペースは状況に応じて伸び縮みします。

日本人はハグなどのスキンシップが少ない文化のため、コミュニケーションを取る際に、相手との距離は比較的広いスペースを保つことがあります。

その反面、満員電車や行列では、我々のパーソナルスペースは驚くほど狭くなります。

日本は、状況に応じて、パーソナルスペースを柔軟に使い分ける文化だと言えるでしょう。

フィンランドの「沈黙」と日本の「あいづち」

フィンランドの人の会話において、「沈黙」は気まずいものではありません。

むしろ、相手の話を深く考え、自分の思考を整理するための機能的な「思考する時間」と捉えられています。

相手が考えをまとめるまで静かに待つのが礼儀であり、話を遮ることは非常に失礼な行為だと考えられています。

かたや日本では、「あいづち」がコミュニケーションの潤滑油です。

その頻度はアメリカの人の2倍とも言われ、相手がまだ話している最中でも「うんうん」「なるほど」などとあいづちを挟むことで、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインを送ります。

この文化差は、時に誤解を生むことがあるかもしれません。

フィンランドの人との会話で、日本流の頻繫なあいづちを打ってしまうと、相手にとってあいづちが「ノイズ」となってしまう恐れがあります。

相手のコミュニケーション文化を理解し、沈黙やあいづちを適度に使い分けられるようになると良いですね。

 「空気を読む」文化は同じだけど

前述したように、日本の「村社会」では、波風を立てないことが最重要でした。

その文化が、直接的な明言を避け、「本音と建前」を使い分けるコミュニケーションを生み出しました。

日本では「言わぬが花」という諺があるように、言葉にしない奥ゆかしさや美意識が存在するのです。

フィンランドも、言葉以外の文脈を重視し、相手の意図を「察する」文化があるという点では共通しています。

しかし、彼らには日本人のような「本音と建前」の概念はないようです。

フィンランドの人は状況を察したうえで、自分の意見を非常に率直に主張します。

その言葉は、時に「図星を突かれる」ほど鋭く、それでいて「シンプルで洗練された言葉」なのです。

日本人が空気を読んで「言わない」ことや「本音」を隠すのに対して、フィンランドの人は空気を読んだうえで正直な意見を伝えるのです。

メールや会話での不思議なコミュニケーションスタイル

文章でのコミュニケーションにも、興味深い違いが見られます。

日本の手紙やビジネスメールは、時候の挨拶や前置きが長く、さらに相手への配慮から「ご期待に添えず…」といった遠回しな表現が多用されます。

そして、フィンランドのコミュニケーションスタイルは、相手との関係性によって劇的に変化します。

初対面や仕事関係の場合: メールは極端に短く、用件や必要な情報のみが記されます。効率性が最優先です。

親しい友人や信頼する相手の場合: 一転して、非常に長い文章を送ることがあります。これは、自分の考えの「背景」や個人的な「ストーリー」を深く共有し、信頼する相手に自分の内面を誠実に伝えようとする行為なのです。

この使い分けは、フィンランドの人たちの「内向的だが、心を開いた相手にはとことん誠実」という国民性を反映しているのかもしれません。

まとめ

「人見知り」「物静かでシャイ」という点で、よく似ている日本人とフィンランド人。

しかしその内面を覗いてみると、行動の動機となる文化は異なっていました。

特に、調和の作り方に、その違いが凝縮されています。

日本の調和が、個々の意見を抑え、争いを避けることで生まれる一方、フィンランドの調和は、全員が正直に意見をテーブルに載せ、議論を重ねて合意を形成するスタイルとなっています。

あなたも今一度、自分のコミュニケーションの取り方を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

編集後記

私は高校の教員として教壇に立ったり、エラマプロジェクトで講座の配信を行ったりと、人前で話す機会が多い仕事をしています。

でも実は、自分のことを「人見知り」だと感じています。特に初対面の方と会う時は、いつもドキドキします。

昔は、そんな自分のことがあまり好きではありませんでした。けれど今は、自分の人見知りを直したいとは感じていません。

確かに人見知りが緩和されたら、私の行動や私を取り巻く世界は大きく変わることでしょう。

けれど、人見知りだからこそ、得られたものもきっとあると思います。

例えば相手の気持ちを想像したり、場の空気を感じ取ったりすることは、私が人見知りだからこそ、伸ばせた力ではないかと思うのです。

そんなふうに考えると、人見知りもまた、自分や相手を大切にするためのひとつのコミュニケーションの形なのだと思います。

人との距離の取り方や、沈黙の過ごし方には、その人らしさがにじむもの。

これからも自分なりのペースで、人とつながっていけたらいいなと思います。

(執筆:橘茉里)

2025年11月、Elämäプロジェクトはフィンランド東部、森と湖が美しいプンカハリュ地域から4名の起業家チームを日本に迎え、関西および飛騨高山にて一連の交流プログラムを実施しました。本レポートでは、Elämäプロジェクト代表の石原侑美が企画・運営に携わった、彼らのツアーの一部をご紹介します。ガイドや通訳、イベントのコーディネートを通じて、両国の友好関係を深める貴重な時間となりました。

古都の魅力と大阪での歓迎の宴

11月5日、古都・京都に到着したゲストたちを、代表の石原が出迎えました。翌日からは、京都の東山エリアの散策や、大阪の歴史情緒あふれる中崎町界隈のガイドを担当し、日本の伝統文化や街並みの魅力を伝えました。

活動のハイライトの一つが、11月6日に大阪・梅田で開催した交流会です。会員制コミュニティ「エラマの森」の住民さんの一部が集い、フィンランドからのゲストを温かく歓迎しました。新鮮な海鮮料理を囲みながら、和やかな雰囲気の中で会話が弾み、国を越えた友情が育まれました。石原は、参加者同士のコミュニケーションが円滑に進むよう、通訳としてサポートしました。

飛騨高山での心温まるおもてなし

旅の後半、一行は岐阜県飛騨高山へ。ここでは、よりパーソナルで心温まる交流が待っていました。石原の自宅にゲストを招いてウェルカムパーティーを開催し、日本の家庭料理を振る舞いました。天気の良い日にはテントサウナを体験してもらうなど、飛騨の自然と暮らしに根ざしたおもてなしで、ゲストとの距離が一層縮まりました。

ハイライト:日本とフィンランドの視点が交わる森林浴プログラム

11月11日には、今回の来日プログラムの核となるイベント「森と自分を”再発見”する森林浴プログラム」を日和田高原にて開催しました。このプログラムは、Elämäプロジェクトと、高山で活動する「森とひとと木」との共催で実現したものです。

午前中は、石原の企画・通訳のもと、フィンランドの森林浴ネイチャートレーナーであるマリ・アホネン氏と、日本の森林インストラクター臼田陽子氏がそれぞれの視点から森との関わり方について語りました。その後、参加者全員で白樺や針葉樹が美しい森を歩き、五感を開放する時間を共有。森の中でいただく飛騨の恵みが詰まったランチも格別で、リラックスした雰囲気の中、参加者とゲストとの間で深い対話が生まれました。

地域とつながる高山での交流会

同日の夜には、高山市内の「松倉山荘」にて、地域の方々とフィンランドゲストをつなぐ交流会を主催しました。石原によるフィンランド入門ミニ講座で現地の文化やプンカハリュの美しい街並みを紹介した後、フリー交流会へと移りました。

観光、林業、農業、デザインなど、様々な分野で活躍するフィンランドの起業家たちと直接話せる貴重な機会となり、会場は熱気に包まれました。参加者の方々は、お互いの国の文化やビジネスに関心を持ち、積極的に情報交換を行っていました。

終わりに

今回のプンカハリュ起業家チームの来日は、Elämäプロジェクトが目指す「フィンランドと日本の文化・教育の架け橋」としての活動を象徴する、実り多いものとなりました。一連のプログラムを通じて生まれた出会いや対話は、両地域の友好関係をさらに深め、新たな協業の可能性を感じさせるものでした。

ご参加、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。Elämäプロジェクトは、今後もこのような国際的な交流の機会を創出し、両国の発展に貢献してまいります。

Special Thanks to SaimaaLife

こんにちは、エラマプロジェクトです。

森林に恵まれ、古くから木と共に暮らしてきた日本とフィンランド。

どちらも木造建築や木工品などの豊かな文化を持っていますが、その背景や職人のあり方には国ごとの違いもあります。

今回は木工の文化という切り口から、両国が大切にしてきたものを学び、暮らしに活かせるヒントを探してみましょう。

森林の特徴は?

日本は国土における森林率が約68%、フィンランドは約74%で、どちらも世界有数の森林国です。(出典:世界森林資源評価(FRA)2020より)

日本の森林のおよそ9割は、広葉樹を中心とした天然林と、スギやヒノキなどの針葉樹からなる人工林で構成されています。

一方、フィンランドの森林は、マツ・トウヒ・シラカバの3種でほとんどを占めます。木の生え方が密ではないので、風通しの良い森が多いのが特徴です。

動植物の生態系の多様さは日本の方が恵まれていますが、フィンランドの森も、トナカイやヘラジカなど北国らしい動物たちが生息する、豊かな生態系が広がっています。

森をめぐる歩み

日本では、古代から木を伐って暮らしに使ってきましたが、昔は「森を守りながら使う」という考えがまだ十分ではありませんでした。

そのため、7世紀頃から森が減り始め、平安京や平城京の造営、江戸や明治の大規模伐採で、山肌が見える「はげ山」も広がり、森林率は50%ほどまで落ち込みました。

紆余曲折を経て、植林の重要性が広まり、今では人工林も含めて、およそ7割まで緑を取り戻しています。

フィンランドでは、森を守るためのルールがしっかり決められています。

林業はとても盛んですが、むやみに木を伐ることはありません。

伐採するときには、木の年齢や状態をきちんと考えて、森がこれからも健やかでいられるように配慮されます。

そして伐った後は必ず植林などで森を再生させることが徹底されているのです。

木を運ぶ水の文化

日本は川を、フィンランドは湖を利用した水運文化を持っています。

日本では古代から、川を利用して木材を運ぶ「川下げ」が行われてきました。例えば、平城京や平安京の造営、江戸の町への木材供給にも、川が活用されました。

フィンランドには約19万もの湖があります。そのため、湖に木材を浮かべて運ぶ「浮遊ログ(丸太物流)」という、世界でも特殊な運搬方法が用いられてきました。

豊富な水資源を活かした運搬方法は、どちらの国でも生活を支える重要な技術でした。

美しい木造建築

近代に入るまで、日本の建築物の大部分は木造でした。

今でもなお、世界最古の木造建築である「法隆寺」、木造の城郭建築である「姫路城」、白川郷の「合掌造り」をはじめ、数多くの歴史的な木造建築が残されていますね。

そしてフィンランドでも、18世紀までに作られた建物は、木造建築が一般的でした。

世界最大の木造教会「ケリマキ教会」、世界遺産であるラウマ旧市街の木造建築地区が有名ですし、湖畔のボートハウスやサウナもほとんどが木造です。


白木を好む文化


日本では、表面加工を施していない白木(しらき)を好む傾向があります。

白木とは、塗装や着色を一切施さず、木本来の色合いや木目をそのまま活かした木材のことです。

主にヒノキ・スギ・ヒバなど木目の美しい木が使われ、日本では和室の柱や神社の建築、寿司店のカウンターなどに取り入れられています。白木によって、清らかさや木の美しさを表現できます。

そして白木の建造物といえば、伊勢神宮。
伊勢神宮では、遷宮といって、20年ごとに新しい社殿を建て替えます。時間がめぐり、生命が受け継がれていくことを実感しますね。

また、日常の暮らしでも家具や桶、ヒノキ風呂、障子の枠など、白木が多く使われてきました。

フィンランドもまた、木をそのまま生かす文化を持っています。

もともと階級社会ではなく、富を誇示するための豪華な装飾を必要としなかったことが、白木の文化につながったのではないかと推測できます。

ラハティのシベリウスホールなど、現代建築でも白木の美しさを生かしたデザインが多く見られます。

木工品と職人たち

日本はタンス、桶、漆器など、多様な木工品が生活に根づいてきました。

フィンランドでは、ククサや白樺皮のかごなど、自然素材を活かした実用品が今も愛されています。

どちらも自然の色や手触りを生かす姿勢が感じられます。

また、日本の昔ながらの職人は、道を極めるタイプのスペシャリスト型が多いです。

一方、フィンランドの木工職人は「デザイナー」「アーティスト」として、自分の付加価値を見出すジェネラリスト型が多いです。
彼らは、職業学校でビジネスや企画も学び、発信力や市場対応力に長けています。

おわりに

日本とフィンランドは、同じく木と共に生きてきた国。木造建築や白木を好む文化など多くの共通点も見えてきました。

木を活かす知恵や感性は、現代の暮らしにも活かせる宝物です。

あなたも、木の温もりを感じる時間を取り入れてみませんか?

編集後記

私は着物を着るので、着物の収納には桐ダンスを愛用しています。

桐の木は柔らかく細かい繊維を持っていて、湿気の多い時には水分を吸い、乾燥すると吐き出す性質があります。

桐ダンスは湿度管理に優れているので、着物を安心してしまっておけるのです。今は便利な収納用品が次々に登場していますが、「着物の収納と言えば桐ダンス」という感覚は、現代でも変わりません。やっぱり木の力ってすごいなぁと感じます。

こうした知恵を未来につなげていくことで、現代を生きる私たちと木との関わりは、もっと豊かになっていくのかもしれませんね。

(執筆:橘茉里)