こんにちは。エラマプロジェクトです。
本日12月7日(日) 19:00より、オンライン限定「エラマ クリスマスマーケット」が無事にオープンいたしました!
それに合わせて開催したYouTubeライブ配信、リアルタイムで見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
画面越しではありますが、皆様と温かい時間を共有できたこと、とても嬉しく思っています。
📺 ライブを見逃した方へ(アーカイブ公開中)
「時間が合わなくて見られなかった…」
「知らなかった!」
という方も、どうぞご安心ください。
オープニング記念のライブ配信を、*アーカイブ(録画)として公開いたしました!
代表・石原侑美が、フィンランドで出会った雑貨の物語や、飛騨高山の職人さんと作った「エラマククサ」への想い、そして今回限定の「ご褒美セット」の中身について、実物をお見せしながら詳しくご紹介しています。
動画の最後では、全商品が【10%OFF】になるクーポンコードも発表しています。
ラジオ感覚でゆったりとご覧いただき、お得なクーポンをゲットしてくださいね。
▼ アーカイブ動画はこちら(約30分)
https://www.youtube.com/live/PQaQfoIQ-Xk?si=zSOmC8XmAijm221p
🛒 ショップは12/14(日)までオープン!
マーケットのテーマは、
「フィンランドの温もりと飛騨高山の木のぬくもりで、マイタイムや家族との時間を豊かにする」。
ただのモノではなく、「自分をいたわる時間」や「家族との団らん」を届けてくれるアイテムたちが並んでいます。
【今回の注目ラインナップ】
1. 【限定】エラマ ウェルビーイングセット 2025(5,500円)
フィンランドの湖をイメージした肌触り抜群のタオルや、本に挟むと森の香りがする「しおり香」など、「香りと肌触りで整える」ご褒美セットです。

2. 【限定】エラマ プレミアムセット 2025(16,500円)
一生モノの「エラマククサ」を主役に、キャンドルや木製ポストカードを詰め込んだ、極上のヒュッゲセットです。

3. 岐阜県産 エラマククサ
卵2個分より軽い、約84gのマグカップ。使い込むほどに艶が増し、あなただけの色に育っていきます。

4. フィンランド直輸入雑貨(RunoDesign / SaimaaLife)
各色「限定1点」のウールブランケットや、無染色のスカーフ、白樺のカトラリーなど、現地の手仕事を感じるアイテムたちです。

📅 販売スケジュール
ショップオープン期間:
本日 〜 2025年12月14日(日) 正午12:00まで
商品発送日:
2025年12月15日(月) に一斉発送
(クリスマスまでにお手元へお届けします✨)
▼ エラマ クリスマスマーケット会場はこちら
https://liveinno.official.ec/
2025年の締めくくりに。
エラマのアイテムが、皆様の冬の暮らしを温かく灯すお手伝いができれば幸せです。
ぜひ、ショップを覗いてみてくださいね。
こんにちは。エラマプロジェクトです。
12月に入り、街も少しずつクリスマスの彩りを帯びてきましたね。
北欧・フィンランドでは、一年で最も夜が長いこの季節、家の中でキャンドルを灯したり、温かいお茶を飲んだりして、家族や自分自身と向き合う時間をとても大切にしています。
そんな温かな「北欧の冬の過ごし方」を、日本の皆様にもお届けしたい。
そんな想いから、2025年の締めくくりに「エラマ クリスマスマーケット」をオンラインで開催することになりました。
テーマは「私と家族の時間を豊かにする」
今回ご用意したのは、ただの「モノ」ではありません。
そこにあるだけで、ふっと肩の力が抜け、温かい気持ちになれる「時間」そのものを届けてくれる道具たちです。
代表・石原侑美がフィンランドで直接出会った雑貨や、飛騨高山の職人と共に作り上げた一生モノの木工製品など、こだわりのラインナップを揃えました。

🎄 イベント概要
エラマ クリスマスマーケット オンラインLIVE販売会
開催日時: 2025年12月7日(日) 19:00 〜 19:30
会場: オンライン(YouTube Live 限定公開)
参加費: 無料
当日は、商品を一つひとつお見せしながら、その背景にある物語や、フィンランドのクリスマスの様子をお話しします。
ラジオを聴くようなリラックスしたお気持ちで、温かいお飲み物を片手にご参加ください。
【視聴者様 限定特典】
ライブ配信をご覧いただいた方(アーカイブ含む)には、全商品にお使いいただける10%OFFクーポンをプレゼントいたします。
🎁 注目アイテムのご紹介
今回のマーケットのために、特別なセットをご用意しました。
1. 【限定】エラマ ウェルビーイングセット 2025(5,500円)

テーマは「香りと肌触りで整える」。
フィンランドの湖をイメージした綿100%のタオルや、本に挟むと森の香りがする「しおり香」、北欧雑貨などを詰め合わせました。一年がんばったご自身への「お疲れ様」のギフトに最適です。
2. 【限定】エラマ プレミアムセット 2025(18,900円)

テーマは「極上のヒュッゲ(居心地の良い時間)」。
飛騨の職人が作る「エラマククサ」を主役に、スウェーデン製キャンドルや木製ポストカードをセットにしました。部屋にいながら北欧の森を感じられる、贅沢な時間を贈ります。
3. 岐阜県産 エラマククサ

フィンランドで修行した職人が、岐阜県のヒメコマツを削り出して作ったマグカップ。卵2個分より軽い約84gで、驚くほど手に馴染みます。
🛒 販売期間と発送について
ライブ配信終了後も、期間限定でショップをオープンします。
販売期間: 12月7日(日) 19:00 〜 12月14日(日) 正午12:00まで
商品発送: 12月15日(月) に一斉発送
※クリスマスまでにお手元へお届けします。
「当日のライブは見られない…」という方へ
どうぞご安心ください。ライブ配信は**アーカイブ(録画)**を残します。
後日アーカイブをご覧になった方も、期間中であればショップでお買い物を楽しめますし、クーポンもご利用いただけます。
📩 参加お申し込み方法
ライブ配信(およびアーカイブ)の視聴URLをお届けするため、Peatixより事前のお申し込み(無料)をお願いしております。
▼参加チケットの入手はこちらから(無料)
https://livechristmaselama.peatix.com/
2025年の終わりに、北欧と飛騨の温もりが、あなたの暮らしを優しく灯しますように。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
秋の陽光が木々の間からやさしく降り注ぐ、2025年11月11日。
岐阜・飛騨高山の日和田高原に、特別な時間が流れました。
フィンランドから来日した4名のゲストと、この日のために集まってくださった参加者の皆さん。高山市や飛騨市、岐阜県内にお住まいの方はもちろん、遠くは愛知、三重、大阪、長野からも足を運んでいただき、イベントは【満員御礼】という嬉しい形で幕を開けました。
これは、私たちが開催した「森と自分を”再発見”する森林浴プログラム」の記録です。

なぜ、森に入る前に「対話」するのか?
私たちのプログラムは、いきなり森の中へ入っていくことはしません。
まず室内で、たっぷりと時間をかけて「対話」をすることから始まります。
フィンランドからのゲスト、起業家や専門家たち、そして参加者の皆さん一人ひとりが、輪になって丁寧に自己紹介を交わす。少し緊張していた空気も、この時間でゆっくりと解きほぐされていきます。
続いて、メインガイドである「森とひとと木」代表の臼田陽子さんと、フィンランドのナチュラルウェルビーイング専門家であるMari Ahonenさんによるトークセッションへ。
森林占有率が世界1位のフィンランドと2位の日本。どちらの国も、伝統的に森と共に生きてきた歴史があります。しかし、現代における森との向き合い方には、興味深い違いも見えてきます。
代表の石原侑美は、この対話がより深まるよう、単なる言葉の通訳ではなく、文化的な背景や言葉の裏にある想いを汲み取り、解説を交える「魂を繋ぐ通訳」を心がけました。
この丁寧な導入があったからこそ、森での体験が何倍にも豊かなものになります。ある参加者の方からは、こんな嬉しい驚きの声をいただきました。
「今まで森林浴のプログラムを受けたり、自分も提供してきましたが、このように最初に丁寧に自己紹介や森の話をして、しっかり対話してから森に入るのがとても丁寧だと感じて、少し衝撃的でした」
五感が拓き、国境を越える瞬間
心と身体の準備が整ったところで、いよいよ森の中へ。
臼田さんのガイドに導かれ、五感をゆっくりと開いていきます。
ふかふかの土の匂いを嗅ぎ、オオシラビソの樹液にそっと触れてみる。静寂の中で、きらめく水面をただ静かに眺める。私たちは、思考を手放し、全身で森を「浴びる」ことに集中しました。
そんな中、フィンランドのゲストがふと声をあげます。
「おお、自分の家の森の匂いと同じ匂いがする!」
「まるで家にいるみたいな感覚だ。フィンランドでは、この木の樹液をサウナのアロマとして使うんだよ」
日本の森で、遠いフィンランドの暮らしに想いを馳せる。
言葉や文化を超えて、森という存在が私たちを繋いでくれる。そんな不思議で、温かい感覚に、会場全体が包まれました。
森の奥では、シートを広げて仰向けに。見上げる木々と青い空。温かいクロモジ茶をゆっくりと味わいながら、ただ自然の中に身を委ねる。それは、心と体が本来あるべき場所に還っていくような、深く満たされた時間でした。

「心身が、森の空気と入れ替わっていく」参加者からの感動の声
後日、参加者のお一人から、心のこもった長い手紙をいただきました。ご本人の許可を得て、その一部をご紹介します。
この手紙は、私たちがこのプログラムを通して届けたかった価値そのものでした。
癒しの先にある「穏やかな繋がり」へ
この森林浴プログラムは、単なるリフレッシュや癒しのためだけのものではありません。
自分自身と向き合い、隣にいる人と繋がり、目の前の自然と繋がり、そして、地球や世界と繋がっていく。
それは、興奮を伴うような交流ではなく、穏やかで、リラックスした状態で、静かに深く繋がっていく感覚です。
これこそが、私たちエラマの学校が最も大切にし、すべての活動の根底にある「穏やかな対話の空間」です。この日、飛騨の森で、その理想的な形が生まれたことを、主催者として心から嬉しく思っています。
ご参加くださった皆様、そして素晴らしい場を共創してくださったフィンランドのゲストと臼田陽子さんに、改めて深く感謝申し上げます。
この体験の続きへ、あなたも参加しませんか?
今回のような「穏やかに対話する場」や「自分や世界と繋がる体験」に少しでも心を動かされた方へ。エラマプロジェクトでは、継続的に学び、繋がれる二つの扉をご用意しています。
1. 【飛騨でリアルに体験したい方へ】
連続講座シリーズ「北欧をめぐる6つの扉」
毎月1回、飛騨国府で開催している対面講座です。北欧の知恵をヒントに、美味しいランチを囲みながら、自分らしい生き方を仲間と共に探求します。リアルな場での温かい繋がりを求める方におすすめです。旅行がてら、高山まで学びに来ませんか?

2. 【オンラインで全国の仲間と繋がりたい方へ】
会員制コミュニティ「エラマの森」
場所を問わず、全国・海外の仲間と共に日々の暮らしを豊かにする学びと対話を深めるオンラインコミュニティです。自分のペースで関わりながら、安心できる繋がりを持ちたい方にぴったりです。
あなたとの新たな出会いを、心より楽しみにしています。

こんにちは、エラマプロジェクトです。
あなたは自分のことを「人見知り」だと感じますか?
実は、日本人の約7割が「自分は人見知りだ」と感じているという調査結果があるようです。
一方、北欧の国フィンランドの人も「シャイ」「物静か」という印象を持たれることが多いです。
一見すると似ている両国の国民性ですが、その裏にある文化的な背景には、面白い違いが見られます。
そこで今回は、日本とフィンランドのコミュニケーションの奥深さを探ってみたいと思います。
「人見知り」の質が違う
日本人の多くが、自分のことを人見知りだと感じていますが、この感覚はどこから来たのでしょう?
一説によると、控えめに振る舞うことを重んじ、自己主張を控える価値観が、人見知りに影響していると言われています。
例えば、江戸時代の村社会では、村という共同体から仲間外れにされてしまったら、生きていけなくなってしまいます。そのため、目立たないようにしたいという意識が働き、それが人見知りという性質につながっていったようなのです。
日本のように協調性を大切にする文化においては、空気を読む能力が求められます。人見知りは、他人との衝突を避け、和を乱さないようにと、空気を読んだ結果の産物なのかもしれません。
一方、フィンランドの人の人見知りは、「内向的」という言葉が近く、その根底にあるのは「他者への深い配慮」です。
彼らは、相手のパーソナルスペースを何よりも尊重します。相手の立場になって、「相手の邪魔をしたくない」という気持ちから、むやみに話しかけることを避ける傾向があります。
フィンランドの人たちにとって、シャイの理由は、自分本位ではなく「相手への思いやり」なのです。
世界一広い?フィンランドのパーソナルスペース

フィンランドの人のパーソナルスペースは、「世界一広い」と言われるほどです。
その象徴的な例が、バス停での待ち方。
たとえバス停に屋根があっても、人々は密集を避け、お互いに十分な距離を保って立ちます。
他人の領域に踏み込まないという意識が、物理的な距離として明確に現れるのです。
対照的に、日本のパーソナルスペースは状況に応じて伸び縮みします。
日本人はハグなどのスキンシップが少ない文化のため、コミュニケーションを取る際に、相手との距離は比較的広いスペースを保つことがあります。
その反面、満員電車や行列では、我々のパーソナルスペースは驚くほど狭くなります。
日本は、状況に応じて、パーソナルスペースを柔軟に使い分ける文化だと言えるでしょう。
フィンランドの「沈黙」と日本の「あいづち」
フィンランドの人の会話において、「沈黙」は気まずいものではありません。
むしろ、相手の話を深く考え、自分の思考を整理するための機能的な「思考する時間」と捉えられています。
相手が考えをまとめるまで静かに待つのが礼儀であり、話を遮ることは非常に失礼な行為だと考えられています。
かたや日本では、「あいづち」がコミュニケーションの潤滑油です。
その頻度はアメリカの人の2倍とも言われ、相手がまだ話している最中でも「うんうん」「なるほど」などとあいづちを挟むことで、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」というサインを送ります。
この文化差は、時に誤解を生むことがあるかもしれません。
フィンランドの人との会話で、日本流の頻繫なあいづちを打ってしまうと、相手にとってあいづちが「ノイズ」となってしまう恐れがあります。
相手のコミュニケーション文化を理解し、沈黙やあいづちを適度に使い分けられるようになると良いですね。
「空気を読む」文化は同じだけど
前述したように、日本の「村社会」では、波風を立てないことが最重要でした。
その文化が、直接的な明言を避け、「本音と建前」を使い分けるコミュニケーションを生み出しました。
日本では「言わぬが花」という諺があるように、言葉にしない奥ゆかしさや美意識が存在するのです。
フィンランドも、言葉以外の文脈を重視し、相手の意図を「察する」文化があるという点では共通しています。
しかし、彼らには日本人のような「本音と建前」の概念はないようです。
フィンランドの人は状況を察したうえで、自分の意見を非常に率直に主張します。
その言葉は、時に「図星を突かれる」ほど鋭く、それでいて「シンプルで洗練された言葉」なのです。
日本人が空気を読んで「言わない」ことや「本音」を隠すのに対して、フィンランドの人は空気を読んだうえで正直な意見を伝えるのです。
メールや会話での不思議なコミュニケーションスタイル
文章でのコミュニケーションにも、興味深い違いが見られます。
日本の手紙やビジネスメールは、時候の挨拶や前置きが長く、さらに相手への配慮から「ご期待に添えず…」といった遠回しな表現が多用されます。
そして、フィンランドのコミュニケーションスタイルは、相手との関係性によって劇的に変化します。
• 初対面や仕事関係の場合: メールは極端に短く、用件や必要な情報のみが記されます。効率性が最優先です。
• 親しい友人や信頼する相手の場合: 一転して、非常に長い文章を送ることがあります。これは、自分の考えの「背景」や個人的な「ストーリー」を深く共有し、信頼する相手に自分の内面を誠実に伝えようとする行為なのです。
この使い分けは、フィンランドの人たちの「内向的だが、心を開いた相手にはとことん誠実」という国民性を反映しているのかもしれません。
まとめ
「人見知り」「物静かでシャイ」という点で、よく似ている日本人とフィンランド人。
しかしその内面を覗いてみると、行動の動機となる文化は異なっていました。
特に、調和の作り方に、その違いが凝縮されています。
日本の調和が、個々の意見を抑え、争いを避けることで生まれる一方、フィンランドの調和は、全員が正直に意見をテーブルに載せ、議論を重ねて合意を形成するスタイルとなっています。
あなたも今一度、自分のコミュニケーションの取り方を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
編集後記
私は高校の教員として教壇に立ったり、エラマプロジェクトで講座の配信を行ったりと、人前で話す機会が多い仕事をしています。
でも実は、自分のことを「人見知り」だと感じています。特に初対面の方と会う時は、いつもドキドキします。
昔は、そんな自分のことがあまり好きではありませんでした。けれど今は、自分の人見知りを直したいとは感じていません。
確かに人見知りが緩和されたら、私の行動や私を取り巻く世界は大きく変わることでしょう。
けれど、人見知りだからこそ、得られたものもきっとあると思います。
例えば相手の気持ちを想像したり、場の空気を感じ取ったりすることは、私が人見知りだからこそ、伸ばせた力ではないかと思うのです。
そんなふうに考えると、人見知りもまた、自分や相手を大切にするためのひとつのコミュニケーションの形なのだと思います。
人との距離の取り方や、沈黙の過ごし方には、その人らしさがにじむもの。
これからも自分なりのペースで、人とつながっていけたらいいなと思います。
(執筆:橘茉里)
2025年11月、Elämäプロジェクトはフィンランド東部、森と湖が美しいプンカハリュ地域から4名の起業家チームを日本に迎え、関西および飛騨高山にて一連の交流プログラムを実施しました。本レポートでは、Elämäプロジェクト代表の石原侑美が企画・運営に携わった、彼らのツアーの一部をご紹介します。ガイドや通訳、イベントのコーディネートを通じて、両国の友好関係を深める貴重な時間となりました。
古都の魅力と大阪での歓迎の宴

11月5日、古都・京都に到着したゲストたちを、代表の石原が出迎えました。翌日からは、京都の東山エリアの散策や、大阪の歴史情緒あふれる中崎町界隈のガイドを担当し、日本の伝統文化や街並みの魅力を伝えました。
活動のハイライトの一つが、11月6日に大阪・梅田で開催した交流会です。会員制コミュニティ「エラマの森」の住民さんの一部が集い、フィンランドからのゲストを温かく歓迎しました。新鮮な海鮮料理を囲みながら、和やかな雰囲気の中で会話が弾み、国を越えた友情が育まれました。石原は、参加者同士のコミュニケーションが円滑に進むよう、通訳としてサポートしました。

飛騨高山での心温まるおもてなし
旅の後半、一行は岐阜県飛騨高山へ。ここでは、よりパーソナルで心温まる交流が待っていました。石原の自宅にゲストを招いてウェルカムパーティーを開催し、日本の家庭料理を振る舞いました。天気の良い日にはテントサウナを体験してもらうなど、飛騨の自然と暮らしに根ざしたおもてなしで、ゲストとの距離が一層縮まりました。

ハイライト:日本とフィンランドの視点が交わる森林浴プログラム
11月11日には、今回の来日プログラムの核となるイベント「森と自分を”再発見”する森林浴プログラム」を日和田高原にて開催しました。このプログラムは、Elämäプロジェクトと、高山で活動する「森とひとと木」との共催で実現したものです。
午前中は、石原の企画・通訳のもと、フィンランドの森林浴ネイチャートレーナーであるマリ・アホネン氏と、日本の森林インストラクター臼田陽子氏がそれぞれの視点から森との関わり方について語りました。その後、参加者全員で白樺や針葉樹が美しい森を歩き、五感を開放する時間を共有。森の中でいただく飛騨の恵みが詰まったランチも格別で、リラックスした雰囲気の中、参加者とゲストとの間で深い対話が生まれました。

地域とつながる高山での交流会
同日の夜には、高山市内の「松倉山荘」にて、地域の方々とフィンランドゲストをつなぐ交流会を主催しました。石原によるフィンランド入門ミニ講座で現地の文化やプンカハリュの美しい街並みを紹介した後、フリー交流会へと移りました。
観光、林業、農業、デザインなど、様々な分野で活躍するフィンランドの起業家たちと直接話せる貴重な機会となり、会場は熱気に包まれました。参加者の方々は、お互いの国の文化やビジネスに関心を持ち、積極的に情報交換を行っていました。

終わりに
今回のプンカハリュ起業家チームの来日は、Elämäプロジェクトが目指す「フィンランドと日本の文化・教育の架け橋」としての活動を象徴する、実り多いものとなりました。一連のプログラムを通じて生まれた出会いや対話は、両地域の友好関係をさらに深め、新たな協業の可能性を感じさせるものでした。
ご参加、ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。Elämäプロジェクトは、今後もこのような国際的な交流の機会を創出し、両国の発展に貢献してまいります。

Special Thanks to SaimaaLife
こんにちは、エラマプロジェクトです。
森林に恵まれ、古くから木と共に暮らしてきた日本とフィンランド。
どちらも木造建築や木工品などの豊かな文化を持っていますが、その背景や職人のあり方には国ごとの違いもあります。
今回は木工の文化という切り口から、両国が大切にしてきたものを学び、暮らしに活かせるヒントを探してみましょう。
森林の特徴は?

日本は国土における森林率が約68%、フィンランドは約74%で、どちらも世界有数の森林国です。(出典:世界森林資源評価(FRA)2020より)
日本の森林のおよそ9割は、広葉樹を中心とした天然林と、スギやヒノキなどの針葉樹からなる人工林で構成されています。
一方、フィンランドの森林は、マツ・トウヒ・シラカバの3種でほとんどを占めます。木の生え方が密ではないので、風通しの良い森が多いのが特徴です。
動植物の生態系の多様さは日本の方が恵まれていますが、フィンランドの森も、トナカイやヘラジカなど北国らしい動物たちが生息する、豊かな生態系が広がっています。
森をめぐる歩み
日本では、古代から木を伐って暮らしに使ってきましたが、昔は「森を守りながら使う」という考えがまだ十分ではありませんでした。
そのため、7世紀頃から森が減り始め、平安京や平城京の造営、江戸や明治の大規模伐採で、山肌が見える「はげ山」も広がり、森林率は50%ほどまで落ち込みました。
紆余曲折を経て、植林の重要性が広まり、今では人工林も含めて、およそ7割まで緑を取り戻しています。
フィンランドでは、森を守るためのルールがしっかり決められています。
林業はとても盛んですが、むやみに木を伐ることはありません。
伐採するときには、木の年齢や状態をきちんと考えて、森がこれからも健やかでいられるように配慮されます。
そして伐った後は必ず植林などで森を再生させることが徹底されているのです。
木を運ぶ水の文化
日本は川を、フィンランドは湖を利用した水運文化を持っています。
日本では古代から、川を利用して木材を運ぶ「川下げ」が行われてきました。例えば、平城京や平安京の造営、江戸の町への木材供給にも、川が活用されました。
フィンランドには約19万もの湖があります。そのため、湖に木材を浮かべて運ぶ「浮遊ログ(丸太物流)」という、世界でも特殊な運搬方法が用いられてきました。
豊富な水資源を活かした運搬方法は、どちらの国でも生活を支える重要な技術でした。
美しい木造建築
近代に入るまで、日本の建築物の大部分は木造でした。
今でもなお、世界最古の木造建築である「法隆寺」、木造の城郭建築である「姫路城」、白川郷の「合掌造り」をはじめ、数多くの歴史的な木造建築が残されていますね。
そしてフィンランドでも、18世紀までに作られた建物は、木造建築が一般的でした。
世界最大の木造教会「ケリマキ教会」、世界遺産であるラウマ旧市街の木造建築地区が有名ですし、湖畔のボートハウスやサウナもほとんどが木造です。
白木を好む文化
日本では、表面加工を施していない白木(しらき)を好む傾向があります。
白木とは、塗装や着色を一切施さず、木本来の色合いや木目をそのまま活かした木材のことです。
主にヒノキ・スギ・ヒバなど木目の美しい木が使われ、日本では和室の柱や神社の建築、寿司店のカウンターなどに取り入れられています。白木によって、清らかさや木の美しさを表現できます。
そして白木の建造物といえば、伊勢神宮。
伊勢神宮では、遷宮といって、20年ごとに新しい社殿を建て替えます。時間がめぐり、生命が受け継がれていくことを実感しますね。
また、日常の暮らしでも家具や桶、ヒノキ風呂、障子の枠など、白木が多く使われてきました。
フィンランドもまた、木をそのまま生かす文化を持っています。
もともと階級社会ではなく、富を誇示するための豪華な装飾を必要としなかったことが、白木の文化につながったのではないかと推測できます。
ラハティのシベリウスホールなど、現代建築でも白木の美しさを生かしたデザインが多く見られます。
木工品と職人たち
日本はタンス、桶、漆器など、多様な木工品が生活に根づいてきました。
フィンランドでは、ククサや白樺皮のかごなど、自然素材を活かした実用品が今も愛されています。
どちらも自然の色や手触りを生かす姿勢が感じられます。
また、日本の昔ながらの職人は、道を極めるタイプのスペシャリスト型が多いです。
一方、フィンランドの木工職人は「デザイナー」「アーティスト」として、自分の付加価値を見出すジェネラリスト型が多いです。
彼らは、職業学校でビジネスや企画も学び、発信力や市場対応力に長けています。
おわりに
日本とフィンランドは、同じく木と共に生きてきた国。木造建築や白木を好む文化など多くの共通点も見えてきました。
木を活かす知恵や感性は、現代の暮らしにも活かせる宝物です。
あなたも、木の温もりを感じる時間を取り入れてみませんか?
編集後記
私は着物を着るので、着物の収納には桐ダンスを愛用しています。
桐の木は柔らかく細かい繊維を持っていて、湿気の多い時には水分を吸い、乾燥すると吐き出す性質があります。
桐ダンスは湿度管理に優れているので、着物を安心してしまっておけるのです。今は便利な収納用品が次々に登場していますが、「着物の収納と言えば桐ダンス」という感覚は、現代でも変わりません。やっぱり木の力ってすごいなぁと感じます。
こうした知恵を未来につなげていくことで、現代を生きる私たちと木との関わりは、もっと豊かになっていくのかもしれませんね。
(執筆:橘茉里)
こんにちは、エラマプロジェクトです。
一年で最も日が長い「夏至」、そして日光が降り注ぐ夏は、太陽と私たちの暮らしを見つめ直す良い機会です。
特に日照時間の差が大きい日本とフィンランドでは、太陽との付き合い方にも文化的な違いが表れています。
今回は、両国の夏至をめぐる文化や太陽との付き合い方から、心と身体を整えるヒントを見つけていきましょう。
太陽光を浴びると、どんな効果があるの?
太陽の光は、私たちの心と身体にさまざまな恩恵をもたらします。
気分を明るくし、体内時計を整え、ビタミンDを生成して骨や免疫を守ってくれる力があります。
フィンランドの冬は、日照時間が極端に短くなる季節。光を浴びない時間が続くと、気分が沈みがちになり、季節性うつ(冬季うつ)を引き起こすこともあります。
だからこそ夏の太陽光は特別で、フィンランドの人たちは「とにかく日差しを浴びたい」という思いがとても強いのです。
ただし、日光を浴びすぎることで、日焼けや皮膚へのダメージもあるので、適度な付き合い方が大切です。
夏至の日照時間と比べると
一年で最も日が長いのは「夏至」ですね。
フィンランドの夏至の日照時間は、南部(ヘルシンキ)で約19時間。北部(イナリ)では日の出・日没はなく、24時間ずっと太陽が沈まない「白夜」となります。
一方、日本(東京)の日照時間は約14.5時間ですが、梅雨の影響で実際の体感はそれより短く感じられるかもしれません。
夏至の過ごし方は?

フィンランドでは、夏至は一年のうちでとても重要な日で、「夏至祭(ユハンヌス)」が行われます。
夏至祭では、2~3メートルの火柱が立つ大きな焚き火(コッコ)を囲み、悪霊や悪運を払って豊作を祈願します。
夏至には、たくさんの人が森や湖のそばのコテージで自然とともに過ごします。
この頃から大人も夏休みに入ることが多く、2~4週間ほどの長期休暇を取ることもよくあります。
それに対して、日本には全国的に有名な夏至の行事はありません。
しかし、伊勢の神社で夏至祭が行われたり、関西ではタコを食べる習慣があったりと、地域ごとに独自の風習が見られます。
夏至から11日目を「半夏(はんげ)」と言い、この日までに田植えを終えないと収穫が半分になる、という「半夏半作」の言い伝えがあります。
太陽の神話を比べると
日本はその名の通り「日の本の国」です。
聖徳太子が古代中国の皇帝に送った国書では、日本の天皇のことを「日出づる処の天子(=太陽が昇る国の天子)」と表現しています。
太陽は、私たち日本人のアイデンティティともいえる存在なんです。
『古事記』などの神話に登場する天照大神(アマテラス)は皇室の祖神であり、太陽神としての側面もあります。
また、私たちは日常的に「お日様」「お天道様」と呼んで、太陽を身近な存在として敬ってきました。
一方、フィンランドでは太陽神の存在感はやや控えめです。
フィンランドにも豊穣や生命の源とされる太陽の女神パイヴァタルがいますし、叙事詩『カレワラ』の冒頭には、大気の乙女の膝の上で鳥が卵を産み、その卵の黄身が太陽に、白身が月になったという神話があったりします。
しかし森と湖の国であるフィンランドの神話では、太陽よりも水の方がモチーフになることが多いのです。
太陽との付き合い方の違いは?
日本では、日差しを避ける「美白文化」が根強くあります。
日傘や日焼け止めは夏の定番アイテムで、白い肌は美しさや上品さの象徴とされてきました。
対してフィンランドでは、夏の光を積極的に浴びる文化が根付いています。
テラス席ではパラソル無しで太陽を楽しむ人も多いです。
冬の暗さを乗り越えるため、夏の太陽光を「精神の栄養」として余すところなく味わうのです。
おわりに
日本とフィンランドでは、太陽との付き合い方に違いがありますが、どちらの国も自然との営みの中で太陽と向き合ってきました。
太陽光を浴びることにも、避けることにも、どちらにも文化的な意味があります。
自分に合った方法で太陽を生活に取り入れて、心と身体を整えていきましょう。
編集後記
うちの寝室には、カーテンを取り付けていない小窓があります。その小窓から日光が入るので、夏の時期は日の出を迎える4時台から部屋が明るくなります。
そのせいなのか、夏場は早くに目が覚めます。
日の出が遅い冬場はなかなか目覚められないので、人の暮らしは太陽とともにあるんだなぁと実感します。
不思議なもので、朝いちばんの光に包まれて目覚めた日は、それだけで心が軽くなります。
太陽の光は、ただ部屋を明るくしてくれるだけではなく、「今日も一日が始まった」と私のスイッチを入れてくれる気がします。
私たちは太陽のリズムの中で生きている。その壮大さに感謝の気持ちが湧いてきます。
そんなことを、小さな窓から差し込む朝日の中でしみじみと感じたのでした。
(執筆:橘茉里)
こんにちは、エラマプロジェクトです。
現代は情報があふれ、つい「頭で考える」ことに偏りがちです。そんな今だからこそ、「五感で感じること」に目を向けてみませんか?
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。 この五つの感覚は、私たちが世界と出会い、つながるための入り口です。
森林率が世界トップクラスで、自然と共に生きてきた日本とフィンランドは、五感の使い方にも独自の美学と文化が息づいています。
今回は、両国の五感文化を通して、豊かに生きるヒントを見つけてみましょう。
五感を養うと、なにが変わる?
五感を意識して暮らすと、創造性や感受性が育ち、私たちの人間としての成長を促してくれます。
例えば、
・現実を深く理解する:世界とのつながりを実感できる
・感情や感受性が豊かに:美しいもの、心地よいものに心が動く
・ひらめきを生む:感覚の刺激が創造性を育てる
・ストレスを軽減する:香りや手触りが、心と体を整える
・コミュニケーションが円滑に:感受性が高まることで、他者との関係も深まる
こうした五感の豊かさを、日本とフィンランドはどんなふうに育んできたのでしょうか?

視覚:引き算の美、余白の力
日本の「わびさび」を感じさせるデザイン、フィンランドの「シンプルで実用的」なデザイン。どちらも、余白や静けさに美を見出す感性が根付いています。
また、日本では渋く落ち着いた色合い、フィンランドでは雪や湖、森の色といった自然の色使いが好まれます。
華美に飾り立てるのではなく、「引き算」の発想で創られたデザインは、見る人の想像力を育ててくれます。
聴覚:虫の声と、静寂とロック
日本では、虫の音を「声」として聴き、自然と共にある感覚が大切にされています。虫の音を「言葉」として受け取る文化は、世界的にも珍しいものです。
一方フィンランドは「静けさ」を重んじる国ですが、同時にハードロックやメタル音楽の盛んな国でもあります。静と動、両方を大切にするその文化は、感覚の幅の広さを感じさせます。
嗅覚:自然の香りを味わう
日本では古くから、匂い袋や練香など、天然の草木を用いたお香の文化が発達してきました。今でも香りを通じて心を整える知恵が受け継がれています。
フィンランドでは、焚き火、スモークサウナ、森、ベリーの香りなどが暮らしの中に溶け込んでいます。コーヒー消費量が多く、コーヒーの香りも日常の一部です。
どちらの国も、自然な香りに重きを置いている点が共通しています。
味覚:旨味と素材のちから
日本は「うま味」という味覚を大切にし、出汁を使って味に奥行きを出します。「UMAMI」は今や世界で通じる言葉となりました。
フィンランドの料理は、塩、胡椒、ハーブなどを使ったシンプルな味付けで、素材そのものの味を活かします。ライ麦パンやサワークリーム、塩漬けの魚やチーズなど、酸味や塩味が日常の味です。
触覚:手で感じる、暮らしの温度
日本家屋は、畳や障子、木の柱など植物由来の素材から成るため、それらに触れる習慣があり、自然素材を身近に感じる文化があります。
フィンランドでは、ウールやリネン、木工製品、そして編み物の文化が根強く、「編む」という行為そのものが心を整える時間になっています。
どちらも「手で触れること」を大切にし、そこから得られる安心感を暮らしに取り入れているのです。
今、五感を見直す意味とは?
風土も歴史も違う日本とフィンランドですが、どちらの文化にも共通しているのは、自然とともにあること。
自然の音に耳を澄まし、香りを感じ、食を味わい、素材に触れる。
そんな丁寧な暮らし方が、五感を通して見えてきます。
遠い国同士のようでいて、実は心の奥深くでつながっている日本とフィンランド。その文化を知ることは、自分自身の感覚を広げていくことでもあります。
エラマプロジェクトでは、「和フィン折衷」という視点から、五感を養うことを「自分自身と向き合う行為」と捉えています。
日本の繊細な感性とフィンランドの静かな強さ。その両方を感じながら、自分にとって心地よい感覚を見つけ、日々の中で五感を大切にすることが、今を生きるヒントになるかもしれません。
編集後記
窓を開けて網戸にしていると、うちの猫たちはそっと窓辺に近づいて、その大きな瞳で外の様子をじっと見つめます。
鳥のさえずり、風に乗ってくる匂い、肌に触れる外気の気配、人の行き交う音。
彼らは五感をめいっぱい使って、外の世界を感じ取ろうとしているのです。
そんな姿を見ていると、「私は日々、自分の感覚をちゃんと使えているだろうか?」という問いが湧いてきます。
PCやスマホに頼って、自分の五感を置いてきぼりにしていたかも……。
そんな自分に気づいたら、「今日は香りを楽しんでみよう」「音に意識を向けてみよう」と、五感を大切にしたいなと思います。そういう小さな選択が、暮らしをさらに豊かにしてくれる気がします。
ぜひみなさんも、今まで以上に五感を大切に過ごしてみてください。今日という日が、あなたによって優しく豊かな感覚に包まれたものでありますように。
(執筆:橘茉里)

先日、夏の光が美しい飛騨高山で、3泊4日の「対話的な場の作り方合宿」を無事に開催いたしました。ご参加くださった皆様、そして関心を寄せてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
この4日間は、単なる研修やセミナーではありませんでした。フィンランドの対話文化、哲学の深い問い、飛騨高山の豊かな自然、そして集った一人ひとりの人生が響き合い、一つの壮大なアート作品を全員で創り上げたような、奇跡の時間となりました。
この記事では、その感動と学びの本質を、当日の様子と共にご報告します。
五感で味わう、飛騨高山という舞台
今回の合宿で私たちが大切にしたのは、「頭で理解する」だけでなく「身体で感じる」こと。その中心にあったのが、飛騨高山に根ざすプロフェッショナルたちが届けてくれた、五感をひらく豊かな体験です。

大地のエネルギーをいただく食事
料理人・河野美紗さん(Earth to Table)が振る舞ってくれたのは、もはや「料理」という言葉では表現しきれない、彼女の人生のストーリーが詰まった一皿一皿でした。飛騨の農家さんと丁寧にコミュニケーションを重ねて届けられた、採れたての夏野菜たち。ナス、きゅうり、トマト、ズッキーニ…その一つひとつが持つ生命力に、参加者の皆さんは息をのみました。
「料理で雷に打たれるって、こういうことだったんですね」とある参加者さんが語ったように、それは飛騨の大地のエネルギーをいただく、魂を満たす体験でした。

飛騨の森の記憶を、永遠の贈り物に
贈られた人は幸せになるというフィンランドの工芸品「ククサ」。Elämäオリジナルの、飛騨高山の木から職人さんが一つひとつ手作りした特別なククサに、飛騨在住の植物のプロ・内方智香子さんと共に、地元の植物をあしらっていく。
それは、フィンランドの魂が宿る器に、飛騨の森の記憶を封じ込めるような、静かで神聖な「自然との対話」の時間となりました。
「対話」とはスキルか、在り方か? — 講師陣が届けた深い学び
この豊かな体験の土台の上で、いよいよ「対話」の核心に迫る講義が始まりました。
フィンランドの知恵:「聞く」とは、自然の声まで聴くこと
講師の石原侑美からは、フィンランドの対話文化の背景にある「オープンダイアローグ」の思想をベースに、心地よい場を創るための5つの空間(身体的、時間的、心理的、社会的、会話的)についてお伝えしました。そして「聞く」とは、人の話だけでなく、自然や自分自身の声にまで耳を澄ませる行為であるという、アニミズム的な視点も共有されました。
哲学の問い:対話とは「Inter-View(相互に見る)」こと
講師のいけかよさんからは、「答えを出さない」ことを大切にする哲学バーの実践を通して、対話の技術(How to)以前の「在り方(Being)」を探求しました。傾聴の壁となる自分の中の無意識の「評価(ジャッジ)」に気づき、相手を理解しようとするのではなく、好奇心を持って「相手の隣に座り、同じ景色を眺める」。その在り方こそが、真の対話「Inter-View(相互に見る)」なのだと、参加者の皆さんは深く頷かれていました。
「安心して弱さを話せた」— 参加者の皆さんの声
理論と体験が融合し、心理的安全性が確保されたこの場で、参加者の皆さんからは宝物のような言葉がたくさん生まれました。
「今まで色々な研修を受けてきたけれど、こんなに安心して自分の弱さも話せたのは人生で初めてです。『受け止められる』って、こういうことなんですね」
「正直に言います。私の人生のターニングポイントになりました。料理に雷を打たれ、言葉に心を揺さぶられ、ここから何かが新しく始まる確信があります」
「傾聴ワークで、聴いているようで全然聴けていなかった自分に気づきました。自分の『正しさ』というフィルターを外して聴くことの難しさと、その先にある世界の豊かさを知りました」
「肩書きを外して、ただの“わたし”としてここにいられたことが、何よりのギフトでした。いつの間にか、まるで家族のように感じていました」
この感動の続きを、あなたも体験しませんか?
この合宿は、誰かが一方的に教える場ではありませんでした。専門家と参加者が互いに影響を与え合い、共に場を創り上げた「共創」の4日間でした。
もしこの記事を読んで、あなたの心が少しでも震えたなら。次は、あなたがこの物語の主人公になる番かもしれません。
1. もっと詳しく知りたい!まずはオンライン報告会へ
合宿の熱気と学びを、写真や参加者の声と共にお届けします。「対話って何だろう?」という問いを、一緒に探求しませんか?
・イベント名: 【オンライン】エラマの学校の対話合宿報告会
・日時: 2025年8月6日(水) 20:00〜21:30
・場所: オンライン(zoom)
・料金: 一般 500円(会員制コミュニティ「エラマの森」住民は無料)
>>詳細はこちら
2. 継続的に学び、仲間と繋がりたい方は「エラマの森」へ
Elämäプロジェクトの学びのほとんどが無料または割引で受けられる、会員制コミュニティです。オンラインでの学びや対話、年に2回の飛騨高山オフ会など、あなたの「第二の故郷」のような場所がここにあります。
【予告】対話合宿 第2弾、開催決定!
大変ご好評をいただいたこの合宿、早くも第2弾の開催を予定しています!
詳しい日程や内容は、決まり次第公式サイトやSNSでお知らせします。「次こそは!」と思われた方は、ぜひElämäプロジェクトのInstagramをフォローして、最新情報をお待ちください。
またいつか、どこかの「対話の場」で、あなたとお会いできることを心から楽しみにしています。
kiitos!(キートス!)

秋の気配が少しずつ感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
Elämäプロジェクト事務局です。
先日、6月から4週間にわたって開講しておりましたオンラインコース【フィンランドのウェルビーイングと働き方を学ぶコース】が、満員御礼のうちに無事閉講いたしました。ご参加くださった皆様、そして温かい関心を寄せてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
今回のコースは、フィンランドと日本の働き方や文化を比較しながら、参加者の皆様一人ひとりが「自分にとっての心地よい働き方」を見つけるための旅でした。フィンランド在住のライフスタイル専門家モニカ・ルーッコネンさんと、フィンランド的働きかた実践家の平田萌さんという、二人の素晴らしい講師と共に、知識のインプットに留まらない、対話と実践を中心とした学びの場を創り上げました。
今回は、その熱気あふれるコースの様子を、皆様にご報告いたします。
ハイライトで振り返る、4週間の学びの旅路
各回では、具体的なテーマに沿って内省と対話を重ね、学びを深めていきました。
・Week 1:フィンランドの基本と「今の私」の棚卸し
まずは自分自身の「身体的ウェルビーイング」に目を向け、ストレスの原因を探る自己分析からスタート。「自分を大切にする」というシンプルなようで奥深いテーマに、多くの気づきが生まれました。
・Week 2:仕事と暮らしのバランスと「マイタイム」
フィンランドの文化に根付く「マイタイム(自分のための時間)」の考え方を学び、仕事とプライベートの健全なバランスについて探求しました。日々の忙しさの中で、意識的に自分をケアする時間を持つことの重要性を共有しました。
・Week 3:職場で生まれる感情と「マインドフルネス」
仕事で感じる不安や怒りといった感情と、どう向き合うか。その具体的な手法としてマインドフルネスを学び、モニカさんのガイドで瞑想を実践。心を穏やかに保つためのツールを、参加者の皆様が手にしました。
・Week 4:フィンランド人の1日から考える「仕事の責任」
最終回は、参加者の皆様との対話から生まれた特別テーマ。「個人」を尊重するフィンランドと「和」を重んじる日本の「仕事の責任」の違いを深掘りし、私たちが持つ無意識の価値観に光を当てました。
参加者の皆様からの声
コースを通して、参加者の皆様から多くの温かいお声をいただきました。その一部をご紹介します。
「幸せになるには何か良いことをプラスしなきゃ、と思い込んでいました。でも、『自分にとってのストレスを取り除く』ことから始めていいんだ、と気づけたのが一番の衝撃です。おかげで、日常の小さなことにも幸せを感じられるようになりました。」
「これまで『ながら休憩』ばかりでしたが、お茶を飲む時間だけでも『今、この瞬間を味わう』と意識するだけで、気持ちが切り替わることを体感しました。マインドフルネスって、特別なことじゃなく日常にあるんですね。」
「フィンランドとの比較で、自分の働き方を客観的に見直す貴重な機会になりました。特に、モニカさんの朝の時間の使い方を聞いて『緊急だけど重要な仕事は、集中できる朝イチにやろう』と、具体的な改善点が見つかりました。」
このコースは、今後も内容をアップデートしながら継続的に開催していく予定です。次回は、個人のウェルビーイングに加え、「組織」や「チーム」といったテーマにも焦点を当てていきたいと考えております。どうぞご期待ください。
エラマの学校 次回開講のお知らせ
さて、エラマの学校では、8月にフィンランド教育の神髄に迫るコースを開講いたします。
毎回大変ご好評をいただいている、Elämäプロジェクト代表・石原侑美が講師を務める人気講座です。
【オンライン】フィンランドの教育を全部学ぶコース
〜フィンランドの先生やコーディネーターのようなプログラムを作ろう!〜
「教育」と聞くと、学校の先生や教育関係者向け、というイメージがあるかもしれません。しかし、このコースは、企業研修や人事を担当する方、コミュニティの運営者など、「人の成長」や「学びの場づくり」に関わるすべての方に届けたい内容です。
フィンランド生涯教育研究家である石原侑美が、8年間の研究と実践で得た知見を余すことなくお伝えします。PISAのスコアといった表層的な情報ではなく、フィンランドの教育の根底に流れる哲学や、教科横断型学習(Phenomenon Based Learning)などの具体的なメソッドを、豊富なワークを通して体感的に学びます。
最終的には、ご自身の現場で明日から使える「フィンランド的な教育プログラム」を計画するところまでを目指す、極めて実践的なコースです。
ご自身の活動に、希望に満ちた新しい視点を取り入れてみませんか?
【開催概要】
日時:2025年8月2日(土), 3日(日), 9日(土), 10日(日) <全4回>
各回 14:00〜16:00 ※アーカイブ視聴も可能です
場所:オンライン(Zoomミーティング)
料金:
一般受講料:33,000円
学生受講料:22,000円
エラマの森会員様:11,000円
再受講(エラマの森会員限定):無料
(※すべて税込)
コースの詳細、お申し込みは以下のページよりご覧いただけます。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
[「フィンランドの教育を全部学ぶコース」詳細・お申し込みはこちら]
働き方も、教育も、私たちの「生き方」そのものに深く繋がっています。
これからもElämäプロジェクトでは、皆様と共に本質的な学びと対話の場を育んでまいります。
今後の活動にも、どうぞご期待ください。
