
2025年3月22日(土)、春の訪れを感じる穏やかな日差しの中、富山県南砺市の桜ヶ池クアガーデンにて、「北欧ウェルビーイング講座 in 富山・南砺」を開催いたしました。
本イベントは、フィンランド生涯教育研究家・石原侑美による講座と、南砺市の豊かな自然と食を体験できるプログラムを通じて、参加者の皆様に北欧流のウェルビーイングを体感していただくことを目指したものです。
当日は、富山県内(南砺市、富山市など)をはじめ、近隣の岐阜県高山市、さらには東京都からも、20代から80代まで幅広い年齢層の24名の方々にご参加いただきました。
なぜフィンランドは幸せなのか?教育と働き方から見えてくるウェルビーイングの本質
午前中は、エラマプロジェクト代表・石原侑美による「フィンランド式ウェルビーイング講座」を開催。
「なぜフィンランドは世界幸福度ランキングで常に上位にランクインするのか?」「34歳という若さでマリン首相が誕生した背景には何があるのか?」「仕事の生産性を高めるために、なぜウェルビーイングが重要なのか?」
石原は、自身のフィンランドでの研究と経験に基づき、これらの疑問を一つひとつ丁寧に解説。教育現場や働き方における具体的な事例を紹介しながら、フィンランド流ウェルビーイングの神髄を参加者の皆様に伝えました。
参加者からは、
「フィンランドの教育や働き方に対する考え方に感銘を受けました。自分自身の働き方を見直す、良いきっかけになりました」(30代・女性・会社員)
「『ウェルビーイング』という言葉は知っていましたが、今回の講座と体験を通じて、頭でも体でも理解することができました」(40代・男性・公務員)
「大学卒業後は地元に戻りたいと考えていましたが、今回のイベントで富山でやりたいことが見えてきました!」(20代・女性・大学生)
といった感想が寄せられ、熱心にメモを取ったり、積極的に質問したりする姿が印象的でした。
講座の後半では、参加者同士のグループワークを実施。フィンランドのウェルビーイングの考え方を、自分自身の生活にどのように取り入れることができるか、活発な意見交換が行われました。
五感を刺激する!南砺の豊かな自然と食を堪能
ランチタイムには、会場となった桜ヶ池クアガーデンのシェフが腕を振るう、地元食材をふんだんに使用した特別メニューをご用意。南砺市特産の干柿を使った料理も登場し、参加者の皆様に大変好評をいただきました。
「地元食材を使ったランチが本当に美味しくて、南砺市の魅力を再発見できました。参加者の方々とも色々お話できて、とても良い刺激になりました」(40代・女性・主婦)

午後からは、希望者を対象に、桜ヶ池湖畔の散策へ。
穏やかな湖面を眺め、鳥のさえずりに耳を澄ませ、春の息吹を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
「自然の中で過ごす時間の大切さを改めて感じました。心がすーっと軽くなり、リフレッシュできました。これからは、日々の生活でも、ウェルビーイングを意識して過ごしたいです」(50代・男性・自営業)

地域との温かいつながり
今回のイベントでは、地元のプロの三味線奏者をお招きし、南砺市に伝わる民謡の演奏を披露していただきました。心に響く三味線の音色に、参加者の皆様は聴き入っていました。
イベントを通じて得られた成果
今回のイベントを通じて、以下の成果が得られたと考えています。
1、新たな地域ファン層の獲得:
富山県外からの参加者も多く、南砺市の自然、食、文化に触れることで、新たな地域ファンが生まれるきっかけとなりました。
2、地域内におけるウェルビーイング意識の向上:
県内在住の参加者が、フィンランドのウェルビーイング思想を学ぶとともに、地元の魅力を再認識することで、地域への愛着を深めました。
3、参加者同士の交流促進とコミュニティ形成:
ワークショップやランチ、散策といったプログラムを通じて、参加者同士の活発な交流が生まれ、新たなつながりが生まれました。
4、地域資源の再評価と活用促進:
地元食材を活用したランチや、桜ヶ池という地域資源を活かしたプログラムは、南砺市の魅力を効果的に発信する機会となりました。
5、ウェルビーイングへの関心層の拡大:
本イベントの開催情報を様々な媒体を通じて発信したことで、これまでウェルビーイングに関心のなかった層への認知を広げることができました。
最後に
ご参加いただいた皆様、桜ヶ池クアガーデンの皆様、そして、このイベントを支えてくださった全ての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
エラマプロジェクトは、今後も「ウェルビーイング」をテーマに、様々なイベントやプログラムを企画・開催してまいります。
今回のイベントが、参加者の皆様にとって、そして南砺市、富山県にとって、より豊かで幸せな未来への一歩となることを願っています。

今後のイベント情報
エラマの学校は、全国各地で「北欧ウェルビーイング」をテーマにした講座やワークショップを開催しています。
直近では、3月29日(土)13:00より、兵庫県丹波市にて「北欧・バルト三国入門講座」を開催いたします。
詳細・お申し込みは、エラマの学校Webページをご覧ください。
地方都市への移住やセカンドベースを考えている方々におすすめのツアーです。

Elämä(エラマ)プロジェクトは、2024年3月に岐阜県飛騨高山で「地域(ローカル)でウェルビーイングに暮らす体験ツアー」を開催します。このツアーは15歳以上の方を対象に、地方都市への移住やセカンドベースを検討している人々に向けて企画されています。ツアーはJR高山駅から始まり、3泊4日間のスケジュールで、地元の生活様式を体験し、ワークショップや地元の人々との交流が予定されています。
地方で「ウェルビーイング」をキーワードに活動する人たちと触れ合う
本ツアーでは、独自の世界観を持ち、飛騨高山で事業や活動を行う講師を迎えます。これには、オランダでの5年間の在住経験を持つIターン移住の店舗を持たない料理人、地元の植物を活用し店舗を持たないお花屋さんのUターン移住者、さらにオンライン中継でフィンランドからUターン移住したメンタルヘルスの専門家が含まれます。
静察的な体験型ツアー
このツアーは、通常の視察や交流を中心とした動的なツアーとは異なります。特徴的なのは、「自分と向き合う生き方デザインワークショップ」や「ものづくりワークショップ」など、その場で静かに体験するプログラムが多い点です。これにより、参加者はウェルビーイングを深く体感し、自らの人生をゆっくりと再考する機会を得ます。
高山市の地域課題解決コンテストで奨励賞受賞
当ツアーは、高山市が主催した令和5年度の地域課題解決型事業活動プランのコンテストにおいて、奨励賞を獲得したプロジェクトです。高山市が抱える課題は全国の地方都市が直面する課題と共通しており、エラマプロジェクトは岐阜県高山市にある自身の拠点を利用して、「豊かで幸せな生活を実現するための移住や拠点作り」を推進しています。
ツアー概要
日時:2024年3月20日(水・祝)〜23日(土) 3泊4日(8食付)
定員:11名
集合場所:JR高山駅
参加条件:15歳以上の方で、地方都市に活動拠点や移住を考えている方(高山市への移住検討である必要はありません)
料金・プラン
ツアー料金には下記が含まれます。
・宿泊費
・食事8食分
・ツアー実施中の移動費(チャーターバス)
・各種ワークショップ受講料
・会場費、暖房費
1)大きなロッジ「太陽の家」の個室 お一人様:80,000円(税込)
2)大きなロッジ「太陽の家」の相部屋 お一人様:73,000円(税込)
3)温泉付きホテルの個室 お一人様:88,000円(税込)
無料ツアー説明会をオンラインで実施
・2024年1月16日(火)21:00〜21:30
・2024年1月20日(土)10:00〜10:30
・2024年2月7日(水)20:30〜21:00
参加無料、事前予約制。zoomで開催。
ツアーお申し込み方法
◆ウェブページにてフォームよりお申し込み
https://elama.be/workshop/localwellbeingtour202403/
2024年3月13日(水)締切。
定員は11名。