Abstract
暗くなる季節に、光を待つかたちを手のなかに
11月の飛騨は、山の向こうに日が早く沈み、夕方の空気がぐっと冷たくなります。
フィンランドの冬も同じです。太陽の出ている時間が短くなるほど、人々は家のなかに小さな光を灯し、麦のわらで作った「ヒンメリ」を天井から吊るしてきました。
ヒンメリは、もともと収穫を祝い、来年の実りと光を願う飾りです。糸を通し、麦を組み、ゆらゆらと揺れる多面体を見上げるとき、そこには「暗い季節を、静かに待つ」という北欧の知恵が込められています。
飛騨高山本校のコンセプトは「北欧の知恵を、飛騨の暮らしにインストールする」。今回は特別回として、前半は私・石原侑美が、北欧の暮らしとヒンメリに込められた「光への願い」についてお話しします。後半は、ヒンメリ作家・pashural(パシュラル)の水野満律子さんをお迎えして、麦のヒンメリを実際に作ります。
プラスチックのストローで練習せず、最初から麦で。ぽきっと折れる感覚も、うまくいかない時間も、ぜんぶ含めて味わってみてください。作った作品はお持ち帰りいただけます。今回はヒンメリの材料費が含まれる特別回のため、参加費がいつもと異なります。冬を迎える飛騨の暮らしに、北欧の光をひとつ、吊るしてみませんか。












