Elämäプロジェクト

【全5回|エラマの学校】フィンランドの教育に学ぶ、課題解決ごっこから抜け出す問いのつくり方

〜現地の先生と学ぶ「フューチャーズ・スタディーズ(未来学)」入門〜

Array

12.16(水) 20:00〜22:00

【全5回|エラマの学校】フィンランドの教育に学ぶ、課題解決ごっこから抜け出す問いのつくり方

Abstract

「課題解決ごっこ」から、抜け出したい。

誰かが選んだ課題を渡され、すでに答えの決まっている結論に向かって調べ、ポスターにまとめて発表し、拍手をもらって、何も変わらない。
探究学習や総合の時間で、そんな場面に出会ったことはありませんか。多くの先生が心のどこかで感じていながら、あまり口に出されてこなかったこと。私たちはそれを「課題解決ごっこ」と呼んでみることにしました。

課題解決ごっこが起きるのは、課題が“すでに選ばれた状態”で届くからです。フューチャーズ・スタディーズ(未来学、Futures Studies)は、その一歩手前から始めます。どんな未来を私たちは「望ましい」と考えるのか。そして、それを決めるのは誰なのか。

フィンランドは、未来を考えることが制度の中に組み込まれている国です。国会には1993年から常設の「未来委員会」があり、フィンランド・イノベーション基金Sitraが発表するメガトレンドは学校の教材として使われ、トゥルク大学には未来研究センターがあります。国のコア・カリキュラムは「持続可能な未来をつくること」を、教科を越えて育てる力のひとつに掲げています。

この講座では、その国で長く高校の校長を務め、いまはフューチャーズ・スタディーズを軸に教育に携わるトゥオヴィ・ロンカイネンさんを講師に迎え、全5回・逐次通訳つきでフューチャーズ・スタディーズの考え方と、教室や現場で実際に使える思考の道具を学びます。

持ち帰っていただくのは、授業案ではありません。「問い」のつくり方です。
「2040年、私たちの学校はどうなっているだろう」。その問いを、子どもたちと、同僚と、自分自身と、ちゃんと考えられるようになるための5回です。

Video

この講座の説明動画を見てみよう

講座の内容とねらいを、石原侑美が約4分でお話ししています。講師トゥオヴィ・ロンカイネンさんのメッセージ(日本語字幕つき)も収録。

Note

はじめにお伝えしておきたいこと

・この講座は、フィンランドの学校制度を紹介する講座ではありません。
・フィンランドで実際に使われている、未来を考えるための思考ツールを、自分の現場に持ち帰るための講座です。
・毎回の後半は、学んだ方法を自分の教室・園・地域に当てはめて考える時間です。学校にお勤めでない方は「自分が責任を持っている場」に置き換えて取り組んでいただけます。
・講師の講義は英語で、石原侑美が逐次通訳と日本の文脈への橋渡しを行います。英語力は不要です。

For Who?

こんな方々にきていただきたい

主な対象は、学校の先生です。あわせて、教室の外で「人を育てる」仕事をしている方にも、この講座を開きます。

  • 学校の先生

    小学校・中学校・高校で、探究や総合の時間を担当している方。「問いづくり」に手応えがほしい方。

  • 幼児教育・保育・行政の方

    園で日々の環境をつくっている方、教育委員会や教育センターで学校を支えている方。

  • 企業の研修担当・人事の方

    新人研修、リーダー育成、1on1、キャリア支援。社会の中で人の育成に関わっている方。

  • これからを考えたい方

    探究プログラムのコーディネーター、教育に関心のある保護者、エラマの森の住民のみなさん。フィンランドの教育の基礎から知りたい方も、第1回でお待ちしています。

For HR & Trainers

人を育てる仕事なら、教室の外でも。
社会での育成を、フィンランドの教育から学びませんか。

「課題解決ごっこ」は、学校だけの話ではありません。
答えの決まった研修課題、上から降りてきた目標、発表して拍手をもらって終わるワークショップ。企業の研修や人事の現場にも、同じ構図があります。

フューチャーズ・スタディーズはもともと、企業や行政が長期の戦略を描くために使ってきた学問です。フィンランドではそれを、子どもたちの教育にまで持ち込みました。「どんな未来を望ましいと考えるのか」を、まず本人に問う。その考え方は、新人研修にも、リーダー育成にも、1on1にも、そのまま持ち込めます。

この講座のワークは「自分が責任を持っている場」を起点に組み立てます。教室のかわりに、チームや部署、事業を置いてください。学校の先生たちと同じ場で学ぶことで、「人を育てる」という営みを、もう一度その根っこから見つめ直す機会になるはずです。

Program

全5回のカリキュラム

各回 20:00〜22:00(日本時間)、オンライン(Zoom)。講師の回は英語+逐次通訳です。

  • 1第1回|12/16(水)

    なぜフィンランドは「未来」を教えるのか

    担当:石原侑美
    まずフィンランドの教育の基礎(なぜ「未来をつくる力」がコア・カリキュラムに書かれているのか、学校はどう動いているのか)を押さえたうえで、フューチャーズ・スタディーズの入口へ。「フューチャーズ・コーン」で、可能な未来/もっともらしい未来/起こりそうな未来/望ましい未来を分けて考える。メガトレンドの全体像をつかみ、フューチャーズ・スタディーズは予測でも占いでもないことを確かめます。
    ※この回だけ単発参加OK(一般5,000円/森住民 無料)

  • 2第2回|1/13(水)

    未来リテラシーの基礎

    担当:トゥオヴィ・ロンカイネン
    Sitraの「メガトレンド2026」を読み解き、「フューチャーズ・ホイール」で波及効果を描く。自分の現場に関わるメガトレンドを3つ選び、そこから何が起きるかを広げていきます。同じワークは、そのまま子どもたちとも行えます。

  • 3第3回|1/20(水)

    未来を、見えるかたちにする

    担当:トゥオヴィ・ロンカイネン
    シナリオ・ビルディング。「2040年の私たちの学校」のワンシーンを書く、あるいはつくる。テーマのひとつに、からだで未来を感じる「エンボディド・フューチャーズ」を予定しています。

  • 4第4回|1/27(水)

    希望を、行動に変える

    担当:トゥオヴィ・ロンカイネン
    バックキャスティング。望ましい未来から逆算して、「今学期にできる一歩」まで降りてくる。トゥオヴィさんの教材「Hope & Actions」をもとに、子どもたちの不安と向き合う対話の持ち方も扱います。

  • 5第5回|2/4(木)

    実装

    担当:石原侑美(トゥオヴィ・ロンカイネン 助言)
    自分の現場の計画を持ち寄り、互いにレビューし、年度が終わるまでに行う「ひとつの行動」を決めます。

Method

持ち帰る、4つの思考ツール

毎回ひとつ、フィンランドで実際に使われているフューチャーズ・スタディーズの方法を学び、後半で自分の現場に当てはめます。

  • フューチャーズ・コーン

    未来はひとつではない。可能/もっともらしい/起こりそう/望ましい、の4つに分けて考える基本の型。

  • メガトレンド+フューチャーズ・ホイール

    大きな変化の波を読み、自分の現場への波及を輪のように描く。

  • シナリオ・ビルディング

    「2040年の私たちの学校」を、ひとつの場面として具体的に描く。

  • バックキャスティング

    望ましい未来から逆算して、今学期の一歩を決める。

Archive

欠席しても、学べます

1月の平日夜は、学校の先生にとって忙しい時期です。安心してご参加いただけるよう、次の2つをご用意します。

◆録画アーカイブ
第2回〜第4回の講義を録画し、お申し込みの方だけに公開します(視聴期限:2027年3月31日)。

◆日本語版スライド(PDF)
講師のスライドを日本語に翻訳したPDFを、各回の翌日から2027年3月31日までお渡しします。ご自身の実践のためにお使いいただけます(再配布・商用利用はできません)。

Voice

受講者の声

過去のエラマの学校で開催したフィンランド教育講座、フィンランド視察ツアーに参加された方の生の声を紹介しましょう。

  • 「教育に対する固定観念がほぐれ、もっと柔軟に考えていいんだと勇気をもらえました。」
    否定のない安心安全な場での対話を通じて、自分の中に新しい視点が生まれるプロセスがとても楽しかったです。

    C.S様 30代 女性

  • 「フィンランドの思想が、自分の地域の暮らしや実践とつながっていることに気づけました。」
    単なる知識の習得ではなく、プロセスを大切にする姿勢に深く共感し、日々の活動を振り返る大切な時間になりました。

    Y.H様 40代 女性

  • 「信頼と協力をベースにした教育のあり方に触れ、前向きなエネルギーをもらいました。」
    異なる環境で活動する仲間との交流が刺激的で、明日からの実践に向けた具体的なイメージを持つことができました。

    M.A様 40代 女性

  • 「文献だけでは知り得ない、現地の具体的な手法や考え方を深く学べました。」
    「教育はウェルビーイングのためにある」という本質に触れ、自分の仕事や暮らしに取り入れたいヒントが満載でした。

    K.K様 50代 男性

  • 「フェノメノン・ベースド・ラーニングの目的や評価方法まで網羅的に理解できました。」
    対話の相乗効果で、自分一人では到達できなかったところまで視界が広がる感覚があり、毎回ワクワクしました。

    M.H様 30代 女性

tutor

出演

講師・フューチャーズ・スタディーズ

トゥオヴィ・ロンカイネン (Tuovi Ronkainen)

元高等学校長/LearnForward Ltd 代表/キルッコヌンミ市議会 副議長

元高等学校長。現在は教育コンサルティング会社「LearnForward Ltd」代表として、欧州レベルの教育プロジェクト(Euneos Corp.など)に携わりながら、キルッコヌンミ市議会の副議長(Varapuheenjohtaja)として自治体の意思決定を担う。

専門はフューチャーズ・スタディーズと、子ども・若者のエージェンシー(主体性)。フィンランド・イノベーション基金Sitraのメガトレンドを教育に取り入れ、不確実な未来を前向きに捉えるための「未来リテラシー」と、「希望はスキルである」という考え方を、学校現場と行政の両面から実践してきた。

エラマの学校では2026年、「フィンランド教育実践ラボ」のゲスト講師として3回登壇。本講座では第2回〜第4回を担当し、第5回では助言者として参加する。

主宰・進行・通訳

石原 侑美

フィンランド生涯教育研究家、エラマプロジェクト代表

フィンランド生涯教育研究家、エラマプロジェクト代表。岐阜県飛騨高山市在住。9年以上にわたりフィンランドの生涯学習文化を研究し、2023年・2024年にはそれぞれ約2ヶ月間の現地調査滞在を行い、教育機関・自治体・一般家庭を訪問。現地の教員や起業家への膨大なインタビューを通じ、表面的なメソッドではなく、その根底にある「平等・対等・信頼」の精神を追求し続けている。

本講座では第1回と第5回を担当し、講師の回では逐次通訳と、日本の教育現場の文脈への橋渡しを行う。「教える人」ではなく、共に探求する「コーディネーター」として、参加者一人ひとりの違和感やワクワクに寄り添う。

  • 定期的にフィンランドの学校調査を実施

  • フィンランド・キルッコヌンミ市議会にてTuovi Ronkainen氏と

    フィンランドの教育プロとの対話・インタビューを積み重ねて約10年

  • 日本でもフィンランド教育文化について広めている

開催概要

◆日程:全5回
 第1回:2026年12月16日(水)※単発参加可
 第2回:2027年1月13日(水)
 第3回:2027年1月20日(水)
 第4回:2027年1月27日(水)
 第5回:2027年2月4日(木)
◆時間:各回 20:00〜22:00
◆場所:オンライン(zoom)
※ビデオON、マイクON推奨
(お顔が見えた方が講師が話しやすいので、可能な限りご協力お願いします)

◆コース受講料(全5回・税込)
 一般:55,000円
 早割(2026年11月30日まで):44,000円
 エラマの森住民:33,000円

◆第1回のみ単発参加(12月16日)
 一般:5,000円
 エラマの森住民:無料
※一般で第1回に単発参加された方がコースにお申し込みの場合、単発受講料5,000円をキャッシュバック(ご返金)します。
※エラマの森住民は第1回無料、第1回〜第5回を通して受講する場合も住民受講料33,000円です。住民にキャッシュバックはありません。

◆お申し込み締切
 コース:2027年1月12日(火)
 第1回単発:2026年12月16日(水)19:55

・講義は英語+逐次通訳(石原侑美)です。
・第2回〜第4回は録画アーカイブと日本語版スライドPDFをお渡しします(2027年3月31日まで)。
・終了時間は進行により前後する場合があります。

Application

コース(全5回)のお申し込み

下記のお申し込みページよりお申し込みください。
・クレジットカード
・PayPay決済
・コンビニ決済
が可能です。

◆ 早割(2026年11月30日まで)44,000円
早割でコースに申し込む

◆ 一般 55,000円
一般価格でコースに申し込む

◆ エラマの森住民 33,000円
住民価格でコースに申し込む

※お申し込み締切:2027年1月12日(火)

※学校・会社の予算での請求書払いをご希望の方は、下の「請求書でのお支払い」をご覧ください。

早割でコースに申し込む(11/30まで)

Trial

まずは第1回だけ、体験する

「コースに申し込む前に、いちど雰囲気を知りたい」という方は、第1回(12月16日)だけの単発参加ができます。

◆ 一般 5,000円(税込)
◆ エラマの森住民 無料(森のご案内からご参加ください)

一般で第1回に参加してから「2回目以降も受講したい」と思われた方には、コースお申し込み後に単発受講料5,000円をキャッシュバックします。

エラマの森住民の方は、第1回は無料です。第1回〜第5回を通して受講する場合も住民受講料33,000円のままです(キャッシュバックの対象ではありません)。

※お申し込みは12月16日(水)19:55まで

第1回の単発チケットを購入する

Invoice

請求書でのお支払いも承ります

学校や会社の研修費・予算で受講される方は、請求書払い(銀行振込)にも対応しています。

ご希望の方は、上の決済ページではなく、下のお問い合わせフォームから「フューチャーズ・スタディーズ講座・請求書払い希望」と書いてお送りください。受講区分(一般/早割/住民)・人数・請求先を確認のうえ、請求書をお送りします。

※複数名でのご受講や、請求書の宛名・支払期日のご相談も、同じフォームからどうぞ。

お問い合わせフォームへ

Precautions

留意事項

講座に参加いただくにあたり、数点の注意事項がございます。
よくお読みいただき、ご納得いただいた上でお申し込みください。

Zoom URL のお知らせについて

<前日までのお申し込みの方>
開催日の 前日、または当日の朝にメールにてお知らせします

<当日にお申し込みの方>
開催直前約1時間前までにメールにてお知らせします。

※zoomURLは自動返信でお送りしておりません。
全て手動にてお送りしますので時差があります。
開催1時間前までにZoom URLが届かない場合は、エラマプロジェクト事務局までご連絡ください。

キャンセルポリシー

当日やむおえずお越しになれない場合は、予めご連絡ください。
他の日時への変更を承ります。

申し込み後のキャンセル・返金はお受けできかねます。
ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

当日キャンセルについて
キャンセルの際はお手数をお掛けしますが、必ずメールかお電話にてご連絡いただけますようお願いいたします。

プライバシーポリシー

詳細はボタンをタップ(クリック)してご確認ください。

利用規約

詳細はボタンをタップ(クリック)してご確認ください。