こんにちは、エラマプロジェクト代表の石原侑美です。
先日、沖縄県で開催された教育と共創の祭典「LEAP DAY 2025」に登壇してきました。
本日はその登壇の様子と、イベントを通じて改めて感じた「エラマが社会に届けるべきメッセージ」についてレポートします。
熱気あふれる「LEAP DAY」の舞台
LEAP DAYは、沖縄発の人財育成プログラム「Ryukyu frogs」などが中心となって開催される、西日本最大級のソーシャルイベントです。
会場には、社会課題の解決に挑む学生たちのピッチや、企業・教育関係者の対話が溢れており、未来を拓こうとする熱気(エネルギー)に圧倒されました。
焚き火を囲んで語った「心理的安全性」

私が登壇したのは「経済格差や教育格差から社会分断を起こさないために――北欧から学ぶ未来教育」というセッションです。
ステージにはなんと「焚き火台」が用意され、炎の揺らぎ(の演出)を感じながら、リラックスした雰囲気で対話をすることができました。
このセッションで、私が特に伝えたかったフィンランドの価値観が2つあります。
1. 「失敗」は評価ではなく「情報」である
日本では「失敗=恥ずかしいこと、評価が下がるもの」と捉えられがちです。しかし、フィンランドの教育やスタートアップの現場では、失敗は単なる「ファクト(事実)」であり、「この方法ではうまくいかないという情報が得られた」とポジティブに変換されます。
次へ進むためのデータに過ぎないのだから、恐れずに挑戦しよう、というメッセージです。
2. 「悩めば森に行けばいい」
どれだけ高く飛躍(LEAP)しようとする人にも、羽を休める場所は必要です。
フィンランドには「悩んだら森へ行け」という言葉があります。社会の中に、誰もが素の自分に戻れる「森」のような心理的安全性があることが、挑戦を支える土台になるのです。
この言葉を紹介した際、会場の空気がふっと緩み、多くの方が頷いてくださったのが印象的でした。
【追記】私自身が「失敗」を実践しました(笑)
さて、当日の様子をジャーナリストの堀潤さんに取材していただき、動画が公開されたのですが……ここで一つ、私自身が「失敗は情報である」を体現する出来事がありました。
動画内で興奮のあまり、フィンランド語の単語の説明を混同してしまいました。
動画では「Sentakki(センタッキ)」を「そもそも」という意味で紹介していますが、正しくは以下の通りです。
誤: Sentakki = そもそも
正: Sen takia(センタキア) = だから/そのために
※「そもそも」と言いたかった場合は「Alun perin(アルン ペリン)」などが適切でした。
専門家としてお恥ずかしい限りですが、頭の中の「だからこそ、本質は…」という思考と言葉が混ざってしまったようです。
まさに「失敗は情報」。このミスも隠さずに、「人間だもの、間違えることもある」というエラマ流のスタンスで、訂正させていただきます。(動画はそのままの熱量を楽しんでいただければ幸いです!)
誰もが対等に話せる「場」をつくる
フィンランドでは「デモクラシー(民主主義)」という言葉が、政治だけでなく日常の中で「一人ひとりが対等に話せる空気感」として使われます。
沖縄の熱いエネルギーの中で、エラマが大切にしている「対話」や「余白」の価値をお伝えできたこと、そして私自身も多くの刺激をいただいたことに感謝しています。
これからもエラマプロジェクトは、日本社会の中に「森」のような場所を増やしていきたいと思います。
▼ 当日の取材記事はこちら(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a95aad516b312b7acf9fb653233ca7670a814218?brid=Ko3y8-rxO13JM106o735ZA
▼ LEAP DAY 2025 公式サイト
https://2025.leapday.jp/
いつもエラマのWebサイトをご覧いただきありがとうございます。
この度、エラマでは、フィンランドの教育を深く学び、実践に活かすためのオンラインコースを開講することになりましたので、ご案内いたします。

なぜ、今フィンランドの教育なのか?
フィンランドの教育は、世界的に高い評価を受けており、その教育の質の高さは、国連機関の世界幸福度ランキングで6年連続1位を獲得していることからも明らかです。
・教員は修士課程修了が必須
・成人教育の学び直しやリスキリングが盛ん
この背景には、単なる知識の詰め込みではなく、個人の主体性や幸福度を重視する教育理念があります。本講座では、フィンランドの教育を単なるデータや表面的な情報としてではなく、具体的な授業作りや教育コミュニティのあり方に焦点を当てて、深く掘り下げていきます。
【オンライン】フィンランドの教育を全部学ぶコース
本コースでは、フィンランド生涯教育研究家・石原侑美が7年間の研究成果を余すところなくお伝えします。資料研究や講演会はもちろんのこと、フィンランドの学校視察や教員へのインタビューを通して得た独自の知見を、ワークショップ形式で楽しく学んでいただけます。
コースのポイント
フィンランド生涯教育研究家が講師
・7年間フィンランドの教育を研究し続けている石原侑美が講師を務めます。
実践的なプログラムや授業のアイデアワーク
フィンランドの先生やコーディネーターが使用している教材やカリキュラムレシピを共有し、実践形式のワークを行います。
本気で学びたい人向け
カメラ・マイクONで積極的に参加するタイプの講座です。
「アイデアの枠を広げたい」「フィンランドの教育について深く学びたい」という気持ちが高い方におすすめです。
コース内容
各回2時間、全4回で構成されています。
第1回: フィンランドの教育・基本編
フィンランドの教育制度や歴史について学び、「教育」の定義を体感します。
第2回: 教育メソッドを知る
フィンランドの教育メソッド(教科横断型のカリキュラム、ウェルビーイング教育など)を学び、授業や教材作りに活かします。
第3回: キャリア教育と生涯教育
フィンランドのキャリア教育、成人教育、図書館や民俗学校の役割について学びます。
第4回: 教育・教員の学びと評価方法
フィンランドの教員のコミュニティ、成績評価の方法を学び、参加者同士で対話します。
コース終了後
コース終了後、課題提出をしていただくことで修了証を発行いたします。(※課題提出は任意)
・課題提出+全4回リアルタイム出席:木の修了証
・課題提出+1回以上アーカイブ受講:電子ファイル(PDF)修了証
開催概要
日時:
第1回:2025年3月10日(月)20:00~22:00
第2回:2025年3月17日(月)20:00~22:00
第3回:2025年3月24日(月)20:00~22:00
第4回:2025年3月31日(月)20:00~22:00
場所: オンライン(Zoomミーティング)
料金:
一般受講料:33,000円(税込)
学生受講料:22,000円(税込)
エラマの森会員様:11,000円(税込)
再受講(エラマの森会員限定):無料
対象:
・教員や教育関係者
・学校や塾の授業や教材作りの新たなアイデアが欲しい方
・研修講師やコーディネーター
・企業などの研修現場で使えるアイデアが欲しい方
・フィンランドの教育に高い関心がある方
お申し込み
下記リンクより詳細をご確認の上、お申し込みください。

https://elama.be/workshop-event/fineducourse-202503/
過去の受講者の声
Aさん(教員、女性)
新しい発見が多く、これまでの自分の実践を振り返る良い機会になりました。グループチャットで様々な環境の方と話せたのも刺激的でした。特に、フィンランドの教育現場でのICT活用や、図書館が地域の人々に開かれている点に感銘を受けました。学んだことを、日本の教育現場でも活かしていきたいです。
Kさん(会社員、女性)
多様な考えに触れ、自分の気持ちや考えを聴く良いきっかけになりました。特に、フィンランドの先生が「私たちには浸透しなかったから、無理に取り入れるのをやめた」というエピソードから、柔軟な姿勢と「私たちにとって何が必要か」を基準に判断することの大切さを学びました。自分の仕事や、自分自身の人生を生きるというテーマにも繋がると感じています。
Sさん(大学生、女性)
「教育」に対する偏見が変わり、もっと柔軟に考えて良いという選択肢が生まれました。信頼、自由といったキーワードが印象的で、学びをもっと身近に、楽しくしていく軸を見つけられました。視野が広がり、刺激を受け、日本とフィンランド両方の良さを再認識できた、充実した4週間でした。
講師紹介
石原 侑美
・フィンランド生涯教育研究家、エラマ合同会社 代表
・早稲田大学大学院アジア太平洋研究科の修士課程修了(国際関係学)
・ブランド・マネージャー認定協会のトレーナーとしてブランドコンサルティングに従事
・「人のアイデンティティはどのように形成されるか」を人生の研究テーマとし、ビジネスにおけるブランディングと国際関係学のアプローチから追究
・現在は、フィンランド生涯教育研究家として、人が「わたしの人生を生きている」実感はどのように持てるのかを研究、実践、研修、講座を通して活動
皆さまのエントリーを心よりお待ちしております。
