Elämäプロジェクト

「私はなんでもっと人間関係をうまくできないんだろう」

そう言ってひとり泣いた夜がありました。

フリーランスの人事になって2年目。次の新しい道にふみだす前に、2月のフィンランドに2週間滞在しました。

マイナス20℃の広い世界で考えたのは、この2年間で出会い、そして別れてきた人たちのことです。終わった仕事のクライアントやチームメンバー、研修で会ってそれきりになった人、あの時に傷つけたかもしれない家族のこと。

私たちは日々だれかと関わって生きて、傷ついたり怒ったり悲しんだり、心が麻痺して動かなくなったりしています。「もうAIとだけ話したい」「人間は裏切るから嫌」。そんなことを言われたこともありました。

もう人間関係の正解がわからなくなって、それでも人事としてだれかのことを応援したくて。答えのないままにフィンランドに飛んだのです。

そこで出会ったのは新しい人間関係のヒント。良い悪いの白黒だけでは測れない、これからの時代の”色”でした。

あなたにもひとり泣いた夜はあったでしょうか。

人に傷つきながらも人といることを諦めていない。

そんなあなたにこの記事を贈ります。

2月のフィンランドは白でも黒でもない

人生5回目のフィンランドですが冬に行くのははじめてでした。12月のクリスマスは華やかだけれど、基本的に冬は暗く寒く耐える時期だと聞いていました。

私はすっかりおびえてしまって、2ヶ月前から準備をして人生最高額の防寒アウターを買ったほどです。日照時間が短くて気分が落ちこみやすいと知り、対策としてビタミンDサプリやインスタント味噌汁を買って、Netflix入会までしました。落ち込む準備は万全です。

一方で、スキー場のような雪で白銀に輝く北欧の自然もまた楽しみでした。

(インスタント味噌汁・だしのもと・ほうじ茶ティーバッグのセット。日本食が恋しくなったとき用にジップロックに詰めていきました。)

今回の旅では4つの都市を巡りました。首都ヘルシンキ、成長著しいオウル、砕氷船が有名なケミ、フィンランドで3番目に古い中世都市ラウマ。

この中で一番北にあるのはケミで、サンタクロースのいるロヴァニエミとほぼ同じ緯度です。

飛行機で首都ヘルシンキに降り立ちました。ヘルシンキはフィンランドの中でもっとも都会ですが、大きなテーマパークがあるわけではありません。

ヘルシンキの夜の闇で光るのは、道ゆく人に向けた窓辺の飾りや、カフェでおしゃべりする人たちのランプ、大きなショーウィンドウの中の小さな椅子。

フィンランドにくるといつも「日常の中のささやかな喜び」を味わいにきている気分になります。テーマパークのような想像を超える刺激はないけれど、ただ、忘れていた沁みてくるものがある街です。

(窓辺にカーテンがない家も多いヘルシンキ。家の灯が寒空の下を歩く人を優しく照らしてくれます。)

さあ、ヘルシンキから北上していくと列車の窓は雪景色ばかり。北に行くほど太陽がのぼりきらず、9時ごろに地平線から出てきた太陽は、ずっと日暮れかのようにぼんやりと空を照らして17時ごろにまた沈みます。

そのため、北にあるオウルやケミに着いたとき、私は雪で真っ白な世界か日が出ない真っ暗な闇を想像していました。

でも、そこにあったのは暗く深い黒でも、光輝く白銀の白でもありませんでした。

白黒どちらでもない、”ブルーグレー”な世界だったのです。

臆病な私の歩きかたはこうだった

フィンランドの北部はあまりの寒さで雪がとけません。積もった雪はレフ板のように日光を反射します。すると水平線ギリギリのほのかな日光でも、あたりを照らし出して真っ暗ではなくなります。でも、全部を照らし出すほど明るくはありません。

すると、暗いのか明るいのか黒いのか白いのかわからない、青みがかった視界になります。今まで生きてきてはじめて知りました。白と黒の間はグレーじゃないのです。

(夕方16時のケミの街。日が沈む前にも関わらず、まるで夜のようにイルミネーションがまたたいています。)

さらにびっくりしたのは、このブルーグレーな視界がなんとも心を落ち着かせてくれることでした。

私は毎日10時から15時まで街中を散歩していました。フィンランド人の友人と博物館に行ったり、カフェで家計簿をつけたりもしました。

(ケミ駅のプラットフォームにあるCafe Hertta。学生さんや旅行客、地元の女性たちのおしゃべりでにぎやかでした。)

外を歩いているとき、ふと気づくと自分の頭の中がとてもシンプルなのです。

「お腹へったな」「屋根のつららがすごいな」「寒いけどこの靴あったかいな」、それくらいしか考えていません。

日本にいたときには「次はこの段取りをしておかないと」「返信してないからあの人怒ってないかな…でも気が進まないな…」と同時にいろいろ考えていました。いえ、考えていたというよりも、人間関係にまで気を張って嫌になったり腰が重くなっていました。

フィンランドに来て私の性格が劇的に変わったのでしょうか?

そうではありません。このブルーグレーの視界が、私に余計なことを考えないですむようにしてくれていたのです。

(昼の14時のケミはうっすらと太陽が照っていました。凍った湖の上を歩いていきます。車や自転車の跡についていったり、まだだれも歩いていない新雪に踏み出してみたり。)

日本の都会は夜でも明るくて昼間のようです。ただ、私は明るいところだと人の目が気になる性格なんです。50メートル先の人に変に思われないように姿勢を正して歩こうとしたり、すれ違う人のささやき声や表情が気になったり。

一方で、逆に暗い夜道でもビクビクしています。街灯がぼんやりあるような道では、人がいるのかいないのか見えないのが怖いです。人がいたらいたで、どんな背格好なのかどんな表情なのかも近づかないとわからないのでずっと緊張しています。

明るくても暗くても、白でも黒でも、どちらの視界でも周りの人を意識せずにはいられませんでした。

でも、ブルーグレーの視界は不思議です。50メートル先からくる人は、背格好やニット帽の色はなんとなく見えますが性別や年齢はよくわかりません。すれ違うくらい近くなっても、その表情は青みがかったグレーの向こうではっきり見えなくて。おたがいになんとなく道を譲って端によりながらすれ違っていきます。

きっと相手からも私がどんな人かはっきり見えないことでしょう。ブルーグレーの視界は、人の目を物理的にぼやかしてくれて「はっきり見えない安心感」をくれました。

相手の目線を気にしなくていいからこそ、私は人間関係に気を張らないでリラックスして、シンプルに自分に没頭していられたのです。

明暗のはっきりした日々に「あいまいさ」を

(比較的明るい街でも建物のかげはブルーグレー。わざわざ日陰になる道を選んで散歩するようになりました。)

考えてみると、この「はっきり見えない安心感」は人間関係にも言えるのではないでしょうか。

明るい照明のもとでは、私はいつも気を張って何かの役割を果たしているように思います。

電車の蛍光灯の下では学生や社会人として。会社のパソコンのブルーライトではナントカ部署のナントカさん。家のダイニングテーブルの灯の下ではお父さんやお母さんや家族の一員。

周りが見えてしまうと私はがんばってしまいます。同僚や近所の目が気になったり、「あれもこれもしてあげなきゃ」とやれるだけやろうとします。

明るくおたがいがよく見える環境は、「何かをはっきり果たしなさい」というプレッシャーになっているようにも思います。

とはいえ、いきなり「暗い中でひとりの時間をとりましょう」というのも私には難しいんです。

フィンランドの人たちは暗さにとても慣れています。フィンランド在住20年の方いわく、「フィンランドの人たちは、冬は暗い暗いっていうわりに照明を明るくしないの。夏の明るさが特別なだけで、普段は暗いのが落ちつくんじゃないかな」とのこと。

(オウルの朝9時。外は明るいのに、ホテルのレストランでは照明を落としてキャンドルを灯します。)

でも、今の日本の明るさに慣れた私にとっては暗すぎるのも不安になります。人間関係でも、周りが見えないと寂しさを感じたり、自分はどう思われているだろうかと気になったり。いきなり暗い中でひとりになることも、また落ちつかないのです。

だから「ブルーグレーのあいまいさ」が好きです。

おたがいに全部は見えないけれどなんとなくは見えていて、はっきり見えないことに安心できる。そんな白黒つけない人間関係もあっていいのだと思います。それは、人のことも気にかけながらも気を張らないでいい、相手も自分も大切にできる”ブルーグレーな関係性”です。

あなたの夜明けはブルーグレーな時間

あなたは今、あなたにとって心地よい関係性の中にいますか?

もしかしたら、傷ついて怒っている人もいるかもしれません。期待に応えようとがんばりすぎたり、突然休んで部屋の暗さの中でひとりになりたい日もあるかもしれません。

それでも毎日がんばっているあなたに大きな拍手を贈りたいです。

そして、もし相手のことを意識しすぎている今の関係を変えたいなら、相手のことをあいまいにする時間を作ってみるのはどうでしょう。

気にしないようにと意識するだけだと余計に気になったりしますよね。だから、本当に視界があいまいになって、人の目が気にならなくなる時間に散歩にでてみませんか。

おすすめは夜明け前か日暮れごろです。まったく同じ色ではないけれど、まだ日がのぼる夜明け前、空が黄色くなっていない薄ぼんやりした時間はとても似ています。

15分くらいぼんやり歩きましょう。

周りに目をこらしても、こらさなくてもいいのです。気になるものを見たらいいし、見たいものは自分で選べます。「あの人が自分をどう思ってるか」を考えたり、全てを白日の下にさらさなくてもいい時間です。シンプルになったあなたの心には何が思い浮かぶでしょうか。

(中世都市ラウルの朝方8時。約200〜300年前の建物がのこる旧市街にはカラフルな家が立ち並びます。ブルーグレーに塗られた建物もちらほら。)

人間関係は、周りが見えすぎてぶつかることもあれば、見えなくて孤立したりとさまざまです。もちろん元気なときは思いっきり本音でぶつかるのもいいし、疲れすぎたらシャットダウンして暗闇でひとりになりにいきましょう。

けれど、いつもその白黒どちらかでいる必要はなくて、なんだったら普段の8割はその境目にあるブルーグレーな関係性でもいいんじゃないでしょうか。おたがいにちょっと目を細めてあいまいにして、相手も自分も大事にしながらゆるやかにつながっていきませんか。

人と関わっていたらひとりで泣くような夜もあるけれど。それでも、私に元気をくれるのもまた人です。

人に傷つきながらも、人といることを諦めたくないからこそ、時にはブルーグレーが必要なのです。

ブルーグレーは私をだれかと一緒に生きられるようにしてくれる色。

私をあなたと生きられるようにしてくれる色。

あなたの夜明けにブルーグレーの贈りものを。

text by ひらふく

「悩んだら森へいきます」

フィンランドの人々と出会う中で何度も耳にした言葉です。住んでいる場所や職業、性別や年齢も関係なく、みなさん不思議と同じことを口にするのです。
あなたはこの言葉に共感しますか?それとも首をかしげるでしょうか。

こんにちは。ライターのひらふくです。
私はこの言葉を聞いた時はよくわかりませんでした。しかも、実際フィンランドの森を歩き、大自然に包まれる体験をしたにも関わらずまだ腑に落ちなかったのです。

そんな私がこの言葉を体感したのは、2025年11月に飛騨高山でおこなわれた『森と自分を”再発見”する森林浴プログラム』でした。

https://elama.be/workshop-event/takayama202511/

県外からも参加者さんが集まり、フィンランドから来日した4名の個人起業家さんたちと飛騨高山の森を味わう1日。私はそこで自分にとっての”本当の森”を知ったのです。

自然が好きな方、“森”というワードになんだか惹かれる方、そして今悩んでいる方。
その気持ちを紐解きに、一緒に森へと入っていきましょう。

このプログラムの講師たち

企画・通訳
石原侑美(いしはら ゆみ)
フィンランド生涯教育研究家、 Elämäプロジェクト代表
岐阜県高山市在住。
フィンランドと日本の文化・教育の架け橋として活動。本企画では主催者としてフィンランドから多彩なゲストを招聘。参加者とゲストの対話が深まるよう、言葉だけでなく文化的な背景も汲み取りながらファシリテーションと通訳を務める。

ゲスト出演
Mari Ahonen (マリ・アホネン)
森林浴ネイチャートレーナー / メンタルヘルス専門家 / SaimaaLife創設者
フィンランド東部サイマー湖地方在住。
9年にわたり日本人との協業を重ねる。
自身が開発した「ナチュラル・ウェルビーイング・モデル」を通じ、人々が自然の力で心身の健康や幸福、バランスの取れた日常を見出すサポートを世界中で行う。
彼女のトレーニングは、フィンランドの自然な暮らしと日本の森林浴を融合させているのが特徴。

メインガイド
臼田 陽子 (うすだ ようこ)
森林インストラクター、「森とひとと木」代表
岐阜県高山市在住。
2024年に「森とひとと木」を設立し、飛騨の多様な森をフィールドに森林浴や木育プログラムを提供。森林の持つ癒やし効果を五感で体験できるきめ細やかなガイドで、人と自然、木とのつながりを紡いでいる。

フィンランドと日本、それぞれの自然観

プログラム当日にみなさんが集まったのは日和田高原ロッジ・キャンプ場です。岐阜県のJR高山駅からさらに車で1時間。地元の方でもきたことがないというほど自然が深い場所です。
「はじめまして」という挨拶が交わされる中、プログラムがスタートしました。

名古屋や三重など県外からの参加者さんも多く、片道3時間かけて來たり前泊したりとプログラムへの熱意を感じます

最初のチェックインではそれぞれが今日の参加理由をお話しされました。森に関することを仕事にしている方もおられれば、実は今まで森に関心がなかったという方もおられました。

その中で印象的だったのはある地元の方の言葉です。

「自然が多い地域で生まれ育ったからこそ、森について考えたことがなかったんです。森が自分にとってどんなものなのか考えたくて参加しました」

また、その後にフィンランドメンバーの一人も同じことを言われました。どうやら”森”がどんなものなのか探っているのは私だけではないようです。

(フィンランドから来日した参加メンバー。左からコテージのオーナー、リンゴ農家兼レストランオーナー、テキスタイルデザイナーというユニークな面々)

実際に森へいく前に、フィンランドの基本知識や自然観、そして日本の自然観について講師陣からお話がありました。

フィンランドから来日された森林浴ネイチャートレーナーのマリさんは、フィンランドの自然享受権という権利について話してくれました。
これは、自然を傷つけたり持ち主に迷惑をかけることがなければ、誰でも自然の中に入って楽しんでいいというもの。例えば、ふらっと森を散策してベリーを摘んだりキャンプをすることも許可をとらなくていいのです。
そんな楽しみ方を通じて、フィンランドの人と森との関係性について話してくださいました。

国土の森林面積率が世界1位のフィンランドでは、森はとても身近ですぐに訪れることができます。よき隣人みたいな存在だと感じました。

一方、日本では「すべてのものには神様が宿る」という考えのもと、森に対しても神聖な気持ちがあります。
森林インストラクターの臼田さんは、山林と人間の住む土地には境界線があり、里や野辺という形で共存してきたこと、日本人の自然観にはバリエーションがあるとお話してくださいました。

お二人の話からは森に対するスタンスは様々であることがわかります。
ふりかえってみると、私にとっての森は、気軽なものというより軽い緊張感があることに気がつきました。フィンランドで森を訪れた時も、楽しいながらどこか緊張していて、「リラックスして癒されなければ」と考えていた気がします。
フィンランドと日本を対比したことで新たな自分が見えてきました。

(フィンランドや飛騨高山の森の専門家、そして両者をつなぐ講師。三者三様の目線を学び視野が広がっていきます)

森を五感で再発見しよう

いよいよ森に入っていきます。まずは入り口にある神社にお参りします。この神社はかつて臼田さんによると昔の日本人は山を聖なるものとして拝んでいたこともあるそう。神様の領域に入らせていただくような神聖な気持ちになりました。

(鳥居をくぐる時にはフィンランドの方も帽子をとってご挨拶。日本文化を尊重してくださり嬉しくなります)

ふと「すべてのものには神様が宿る」の言葉を意識してみると、森の中ではたくさんの生き物の気配を感じます。
池の水面に広がる波紋、触れると意外に温かい木の幹、枯葉が地面から舞い上がる姿、ざあっと風が木立を揺らす音など五感から森に包まれています。

土を掘ってその地面をかいでみると場所によって土の香りが違っていました。土中の微生物が異なるからだそうで、参加者さんからは驚きの声があがります。
フィンランドメンバーからは「うちの森と同じ匂いだよ!」なんて発見もありました。今まで知らなかった形で森への目線を広げていきます。

(足をとめてしゃがみ、土や葉っぱに触れて五感で森を感じていきます。)

臼田さんに導かれて森の奥に進んでいきます。木の幹から出る樹液に触れたり、溶岩が固まって岩になり苔むしたエリアを渡っていきます。

頭上からの木漏れ日を手元のカードにうつしてみると光の繊細な揺れを再発見。「木漏れ日という言葉は日本語にしかないんですよ」と教えてもらいました。自然のささいな移り変わりを楽しむ価値観を感じます。

(白いカードが木漏れ日で明るくなったり暗くなったりと自然とともに移り変わっていきます)

森に入った時は一列に並んでいた私たちですが、気づけばみんな見渡す範囲にばらばらと広がって思い思いにすごしていました。

持ってきた袋に落ち葉や枝を集める人。
新しい発見に楽しそうに盛り上がる人。
一人でまっすぐ進んでいく人。
空を見上げて立ちつくす人。
木の幹にハグする人。

みなさんの自由な過ごし方は、その人にとって森がどんなところかを表しているようでした。

(フィンランドと日本それぞれの参加者さんが同じ木を両側から抱きしめます)

(手に持った枝のフォトフレームごしに好きな風景を切りとってみる時間。何が見えるでしょうか?)

(思い思いに寝転がって。木陰を選んだり日光浴したり砂利道に大の字になる人も)

参加者さんにとって森はどんなところだったのでしょうか。
建物に戻ってランチを食べたら最後のふりかえりです。

(ホテルで作ってもらったこだわりのお弁当には飛騨高山の名物がいっぱい!)

森は立ちどまることを許してくれる

ふりかえりでは、まずフィンランドメンバーが感じたことをシェアしてくれました。

「フィンランドの森と似ているけれど違うところもあった」
「フィンランドの自分の家にある森と日本の森はそっくりだった」

日本とフィンランドは約8,000kmも離れているのに似てるなんて不思議ですね。でも、たしかに森で過ごすみなさんは、前から知り合いだったように和やかに時間をわけ合っていました。

その後は二人でペアになって感じたことを話します。新しい発見があった方や、なんだかしみじみしたという方もいます。
「自分が森に何を求めていたかわかった。身近な近所でその条件を満たす場所を探そうと思う」と言語化を進めた方もおられました。

私も、森に神聖さを感じながらも、新しい見方を得たり、何も考えずぼーっとしたりといろいろな過ごし方をすることができました。

(みなさんが手にしているのは、マリさん制作のサイマー湖水地方のガイドブック。全編日本語で書かれている完全オリジナルなもの!これにももちろん森や自然の魅力がたくさん紹介されています)

また、後から知ったことですが、参加者のおひとりは実は夏ごろから調子が出ず引きこもりがちな日々を送っておられたとのこと。それが今回の森林浴では安らいで穏やかな気持ちになれたのだそうです。
そして後日こんな感想を寄せてくださいました。

「振り返ってみると、山登りやハイキングのように『歩くこと』を目的に山に入ることはあっても、自然を『浴びる』ことを目的に森に入ったことは、 これまで一度もなかったことに気づきました。森を歩くこと自体は初めてではありませんが、今回の体験は、これまでとは全く違う印象を受けました」

この言葉にハッとしました。
登山には「登る」という目的がありひたすら歩いていきます。でも今回の森林浴では「立ちどまる」ことがとても多かったように思います。

参加者さんは、気になるものを見つけて思い思いに過ごしていました。急ぐことも、達成しないといけない目的もなく好きに足をとめてよかったのです。
行動の内容は違えど「思うがままに立ちどまる」ということは共通していました。

そう考えると、反対に普段はどれだけ「やらねばならない」ことに急き立てられているかを痛感します。最初に私が「森ではリラックスしなければ、癒されなければ」と思っていたのも、この「〜しなければならない」思考です。立ちどまる余白をもつことを自分が自分に許せていなかったと気づきました。

(森に入る一歩は立ちどまる一歩)

余白を持つことは実は日常でもできることです。近所の公園で木を眺めながらでもいいですし、スマホを触らないで15分くらい窓の外をぼーっと眺めてもOK。目の前の悩みから離れることを自分に許してあげることが大事なのです。

あなたには守りたい日常や頑張りたいことがきっとあると思います。家庭や仕事や生きがいや、たくさんのしなくてはいけないことたち。
頑張り続けたら疲弊してしまうことも知っているけれど、それでも手を抜くことや手放すことを許せず走り続けているかもしれません。

その葛藤がある時こそ、森へいきませんか。

守りたいものを守り続けるためにこそ余白は必要です。自分で自分に余白を許してあげられなくても森はそんな緊張を緩めてくれます。

森は広くて大きくて、わたしたちを包み込んでくれる場所。頭ではなく五感を開き、たくさんの生き物の存在を感じることで、自分も自然のままのペースで生きられる気持ちになれるのです。

立ちどまる余白を許してあげるために。
守りたいものを守り続けるために。
さあ、森へ。


森が気になったらこちらもどうぞ
https://note.com/elamajp/n/n6227c1c222a3
https://note.com/elamajp/n/n4f59d56a5f0b

text by ひらふく(フィンランド的働きかた実践家)

こんにちは、エラマライターのひらふくです。

毎年暑さがパワーアップしてなかなか外に出られない日々ですね。

出不精の私ですが、最近は「フィンランド×働き方」をテーマにセミナーを開く活動をしています。今の働き方を変えようとする方々と出会い、いつも気づきをいただいています。

そんな中、参加者さんは違っても、毎回必ず出てくるフレーズがありました。

「仕事をがんばるほど私ばっかり仕事が増えるんです。もう疲れてしまいました」

私はみなさんのこの言葉が気になってしかたありません。言い方は怒っていたり自嘲したりとさまざまですが、その奥には悲しみや諦めさえ感じるのです。

こんなに辛いお顔をしてほしくない。どうしてこんなことになっているのでしょうか。

仕事をがんばる私たちは、何が辛くてどうしたら変えられるのか?フィンランドの働き方をヒントに考えてみることにしました。

「私ばっかり」と「人に迷惑をかけない」の罠

社会人生活が長くなると頼られることも増えますよね。誰かの役に立てたり、感謝されることが仕事のやりがいという方もいると思います。

私自身、初めて部下ができた時は気合が入りました。まだ社会人3年目の部下で、私が教えるべきことは多く、上司からも責任や裁量を任された時期でした。周りから感謝され、それに対して「私こそありがとうございます!」と返せていました。

それがいつから「私ばっかり」に変わってしまったのでしょう。

仕事が終わらない時は一人で終電まで残業をして、自分の仕事が早く終わっても他の人のフォローを依頼されてまた終電。がんばって早く仕事を終える人ほど損をするような気分になりました。

でも、大変さを察してくれない周りを責めながらも、依頼を断ったり助けを求められない自分が悪いんだ、という自責もあって。二つの気持ちがいつもせめぎ合っていました。

なぜ断れないのか、助けてと言えないのか。

ふと「人に迷惑をかけない」という言葉が浮かびました。相手の迷惑だろうと思うと、助けを求める手を伸ばせなくなってしまうのです。

ですが、今回あらためて「迷惑」という言葉を調べてみると、その意味は私のイメージと違っていました。

迷惑はもともと仏教用語で、平安時代には「心が惑って迷う」という意味で自分の内面にむけて使う言葉だったそう。

それが時代を経て、1900年代になると公共の場で公衆マナーを乱さないための表現になりました。社会が大きく変わる中で、国が人々の行動を統制しようとして「人をわずらわせない」という文脈で「迷惑」を引用したとのこと。

※参照元

東大新聞オンライン「身近な言葉の歴史を考える 「迷惑」と「文化」に潜む政治性

「人に迷惑をかけない」と我慢していたのに、ほんの100年前に生まれたばかりの言葉だったのです。

私はこの考え方を美徳として信じ続けていいのでしょうか?

フィンランドの働き方「Trust」とは

私はフィンランド人のライフスタイル研究家、モニカ・ルーッコネンさんと講座を開発しています。日本語の著作も多く日本人の働き方に理解のあるモニカさん。お互いの国を対比して新たな気づきを見つけています。

そんな中、フィンランドの働き方でよく出てくるキーワードが「Trust(信頼)」です。

Trustの内容は例えば以下の通りです。

・お互いに仕事の責任範囲をはっきりさせている

・お互いに仕事の納期を守り責任を全うしてくれると信頼している

・お互いに立場に関係なく信頼している(同僚同士、上司と部下など)

そして、特に私が印象的だったのは次のような信頼の形でした。

「本人がちゃんとSOSを言ってくれると信頼している。言ってくれたら全力で助けますが、それまではそっと見守っています」

周りに迷惑をかけたくないと黙るのではなく、困ったら自ら助けを求めるということ。

日本では弱さや恥だと思われがちですが、フィンランドではまず仕事の責任を果たすことが重要です。そのために助けを求めることは、個人の責任でありむしろ自律している証拠だとされるのです。

もちろん無条件で信頼するわけではなく、期限を守れなかったら信頼を失うこともあります。「信頼しない」とNOを突きつける選択肢もちゃんと持っている。だからこそ、信頼する/されることのありがたみもわかるのかもしれません。

一方で、日本の職場では「信頼」という言葉はあまり聞かない気がします。

私の周りでは、上司が「信頼してるよ!」と声をかけることは珍しく、まして部下から上司に「信頼してます」と言う場面は見たことがありません。

内心思っていても口に出さないだけかもしれませんね。ですが、その無言からは信頼というよりも、「がんばって当たり前」というプレッシャーを感じる時があります。

助け合うのは当たり前。

仕事が早く終われば周りを手伝うのは当たり前。

だから増えた仕事をがんばっても何も報われなくて当たり前。

これは果たして「信頼」なのでしょうか。

職場の苦しさは心のボーダーラインにある

周りをフォローするほどに仕事が増えて、でも迷惑をかけたくなくて「私ばっかり」と消耗していく。

私はそんな必死ながんばりが報われてほしくてたまりません。

かといって、いきなりフィンランドのTrustな人間関係を築くことは難しいとも思います。フィンランドでも、幼少期から互いの違いを認めたり個人が自律する方法を学んでいるからこそ成り立つ関係性だからです。

じゃあ日本の職場で働く私たちはどこからはじめたらいいのでしょう?

その答えは、人と傷つけあった私の出来事にありました。

最近、身近な人と深刻な衝突をしました。どうでもいい相手なら流せるけれど、その人が大事だからこそ流せなくて傷ついてしまうようなことでした。家族や友達、それ以外の大切な人。みなさんにもそういう相手がいるかもしれませんね。

そんな時、ある人に「自分と他人の間に心のボーダーラインを引く」という話を教えてもらったのです。

心のボーダーラインを引くとは、自分と相手は違うという認識をもって、お互いの責任範囲をちゃんと決めて、踏みこんでほしくないことにはNOと言うことです。一見すると分断に見えますが、共依存や自己犠牲をふせいでお互いに心地いい関係性を作るためのラインです。

そのボーダーラインの在り方はフィンランドのTrustに似ていて、「NOと言っても関係性は揺らがない」とお互いを信頼しているように思えました。

ふりかえると、衝突した相手と私の間には、上手くボーダーラインが引けていなかったように思います。

最初はお互いの真ん中でラインを引いていたのに、「嫌われたくないから我慢しよう」「周囲に迷惑だから」と、私がだんだんラインを後退させて自分を追い詰めていたのです。

これは職場での「私ばっかり」と同じでした。

「助け合うのは当たり前」という考え方は美徳だと私は思います。ただ、今の職場ではそれがいきすぎて、お互いのボーダーラインがあいまいになり、あなたの心が追い詰められてはいないでしょうか。

苦しさから抜け出すための3つの階段

「私ばっかり」と思いながら過ごしたくはないのです。誰かを責めるのはしんどいし、愚痴をこぼしても終わりはありません。でも、不機嫌な上司をいやだなと思う一方で、自分も眉間にシワをよせていたりします。

本当は、職場でも心穏やかに朗らかに、周りとほどよい距離感で心地よくいたいです。

だから「私ばっかり」を抜け出す方法を必死に考えました。その3つのステップをご紹介します。

1段目は「自分のボーダーラインを知ること」

今の心はラインを踏み越えられることに慣れて麻痺してしまっています。嫌なことがあっても諦めたり、怒りつつも結局引き受けていませんか?

このモヤモヤした気持ちを受け流してはいけません。私の場合は、その場では引き受けたとしても、違和感を感じたこととその時の気持ちを手元の付箋やノートに走り書きしています。

そして、落ち着ける空間やカフェであらためて眺めて、内容のその奥を問いかけてみます。私はこういう事柄にモヤモヤするんだ、本当はどうしてほしかったんだろう、何を尊重してほしかったんだろうと。モヤモヤは大事なアラートで、あなたが大事にしたいことを見つけるきっかけをくれます。

あなたのボーダーラインを知ることは、あなたが何を大事にしたいかを知ること。

心のボーダーラインは相手を拒絶するためではありません。ラインの内側の、あなたの大事なものを守るために引くのです。

自分なりのボーダーラインを見つけたら2段目の階段をのぼりましょう。次は「ボーダーラインを伝える勇気をもつこと」です。

仕事を適切に断ることは社会人の責任ですし生産性向上にも繋がります。

ただ、頭で分かっていても現実は難しくないでしょうか?評価のために上司の意見に同意したり、パワハラと言われたくなくて部下に強く言えなかったり、陰口がこわくて聞きたくない噂話に付き合ったり。

私は、企業で人事をしていた時にさまざまな立場の方と関わり、人々が矛盾を抱えながら口をつぐまざるを得ない様子にやるせなくなりました。

でも、それでも今を変えたいならNOを伝える勇気がいります。

私が働き方セミナーを開いた時のこと、「断った方がいいですよね。でも言えないんです…」という参加者さんがおられました。力強くプッシュすることは簡単ですが、言えない気持ちもわかります。

するとその方は、グループワーク中に同じ状況にいる参加者さんと出会い、堰を切ったように話しはじめられました。お互いに共感しつつも愚痴大会になるわけでもありません。

セミナーの最後に、「断るのは私のわがままだと思ってました。でも他の人も同じだと知って、言っていいのかなと勇気をもらいました」と残していかれました。

ボーダーラインを伝える勇気をひとりで出せる人もいれば、誰かからもらう人もいます。がんばっている人同士の出会いはあなたに勇気をくれるはず。

まずは、気になるコミュニティがあればちょっと参加してみませんか?

伝える勇気が出てきたら最後の3段目。「ボーダーラインの伝え方を考える」です。

嫌がられたらどうしよう…と悩むのに使っていたエネルギーを、今度は伝え方を考える方にふりわけてみましょう。

例えば仕事の断り方もいろいろです。できない理由を伝えたり、所要時間を算出して間に合わないと伝えたり、妥協案として次回手伝うことを約束する人もいます。

口頭でなく、みんなに見えるカレンダーの中で作業時間をブロックしておくとか、業務ひとつひとつを付箋に書いてデスク周りに貼って、業務量の多さを周りに見せている人もいました。人によって合う方法は違うため、いろいろ試してみてください。

ちなみに、私がやってみたおすすめは、「ご協力したいんですが…」と最初に一言つけ加えること。これは「あなたのことも尊重しているよ」という相手へのメッセージです。

私にボーダーラインがあるように、仕事を頼んできた相手にも心のボーダーラインがあります。依頼の裏にはせっぱつまった事情があるのかもしれず、むげに断ることで、逆に私が相手のボーダーを踏みこえて傷つけるかもしれません。

あなたのボーダーラインのありかはわからないけれど尊重する気持ちはあるよ。そう伝えるための一言です。

結局は断るので相手には一時的に不快そうな反応をされます。でも、自分のボーダーを越える依頼は断りつつも、そうでないものは引き受けることを繰り返すうちに、相手も慣れて「これは頼んでも大丈夫そう」と判別してくれます。

こうしてお互いのボーダーラインを大事にできる関係になっていけるのです。

日本人の私たちが笑っていられる働き方へ

日本には助け合いや調和が根づいています。今はそれがいきすぎて、お互いのボーダーラインに踏みこんで苦しくなっているかもしれません。

でも、困っていたら助けようと自然に思えることは、きっと私たち日本人が考える以上に貴重なこと。その良さを活かしながら、フィンランドの働き方やTrust、心のボーダーラインをヒントに、新しい働き方を探すタイミングがきているのです。

モヤモヤをふりかえり大事なものを探すこと。

ボーダーラインを伝える勇気を分け合うこと。

相手も尊重できる伝え方を試してみること。

少しずつはじめてみませんか。

あなたには人や自分を責める姿はきっと似合いません。人一倍がんばるあなたが報われますように。日々を穏やかに笑っていられますように。

ただただ、ここから願っています。

text by ひらふく(フィンランド的働きかた実践家)

秋の気配が少しずつ感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
Elämäプロジェクト事務局です。


先日、6月から4週間にわたって開講しておりましたオンラインコース【フィンランドのウェルビーイングと働き方を学ぶコース】が、満員御礼のうちに無事閉講いたしました。ご参加くださった皆様、そして温かい関心を寄せてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。


今回のコースは、フィンランドと日本の働き方や文化を比較しながら、参加者の皆様一人ひとりが「自分にとっての心地よい働き方」を見つけるための旅でした。フィンランド在住のライフスタイル専門家モニカ・ルーッコネンさんと、フィンランド的働きかた実践家の平田萌さんという、二人の素晴らしい講師と共に、知識のインプットに留まらない、対話と実践を中心とした学びの場を創り上げました。


今回は、その熱気あふれるコースの様子を、皆様にご報告いたします。

ハイライトで振り返る、4週間の学びの旅路

各回では、具体的なテーマに沿って内省と対話を重ね、学びを深めていきました。


・Week 1:フィンランドの基本と「今の私」の棚卸し
まずは自分自身の「身体的ウェルビーイング」に目を向け、ストレスの原因を探る自己分析からスタート。「自分を大切にする」というシンプルなようで奥深いテーマに、多くの気づきが生まれました。

・Week 2:仕事と暮らしのバランスと「マイタイム」
フィンランドの文化に根付く「マイタイム(自分のための時間)」の考え方を学び、仕事とプライベートの健全なバランスについて探求しました。日々の忙しさの中で、意識的に自分をケアする時間を持つことの重要性を共有しました。

・Week 3:職場で生まれる感情と「マインドフルネス」
仕事で感じる不安や怒りといった感情と、どう向き合うか。その具体的な手法としてマインドフルネスを学び、モニカさんのガイドで瞑想を実践。心を穏やかに保つためのツールを、参加者の皆様が手にしました。

・Week 4:フィンランド人の1日から考える「仕事の責任」
最終回は、参加者の皆様との対話から生まれた特別テーマ。「個人」を尊重するフィンランドと「和」を重んじる日本の「仕事の責任」の違いを深掘りし、私たちが持つ無意識の価値観に光を当てました。

参加者の皆様からの声

コースを通して、参加者の皆様から多くの温かいお声をいただきました。その一部をご紹介します。

「幸せになるには何か良いことをプラスしなきゃ、と思い込んでいました。でも、『自分にとってのストレスを取り除く』ことから始めていいんだ、と気づけたのが一番の衝撃です。おかげで、日常の小さなことにも幸せを感じられるようになりました。」

「これまで『ながら休憩』ばかりでしたが、お茶を飲む時間だけでも『今、この瞬間を味わう』と意識するだけで、気持ちが切り替わることを体感しました。マインドフルネスって、特別なことじゃなく日常にあるんですね。」

「フィンランドとの比較で、自分の働き方を客観的に見直す貴重な機会になりました。特に、モニカさんの朝の時間の使い方を聞いて『緊急だけど重要な仕事は、集中できる朝イチにやろう』と、具体的な改善点が見つかりました。」

このコースは、今後も内容をアップデートしながら継続的に開催していく予定です。次回は、個人のウェルビーイングに加え、「組織」や「チーム」といったテーマにも焦点を当てていきたいと考えております。どうぞご期待ください。

エラマの学校 次回開講のお知らせ

さて、エラマの学校では、8月にフィンランド教育の神髄に迫るコースを開講いたします。

毎回大変ご好評をいただいている、Elämäプロジェクト代表・石原侑美が講師を務める人気講座です。

【オンライン】フィンランドの教育を全部学ぶコース
〜フィンランドの先生やコーディネーターのようなプログラムを作ろう!〜

「教育」と聞くと、学校の先生や教育関係者向け、というイメージがあるかもしれません。しかし、このコースは、企業研修や人事を担当する方、コミュニティの運営者など、「人の成長」や「学びの場づくり」に関わるすべての方に届けたい内容です。

フィンランド生涯教育研究家である石原侑美が、8年間の研究と実践で得た知見を余すことなくお伝えします。PISAのスコアといった表層的な情報ではなく、フィンランドの教育の根底に流れる哲学や、教科横断型学習(Phenomenon Based Learning)などの具体的なメソッドを、豊富なワークを通して体感的に学びます。

最終的には、ご自身の現場で明日から使える「フィンランド的な教育プログラム」を計画するところまでを目指す、極めて実践的なコースです。
ご自身の活動に、希望に満ちた新しい視点を取り入れてみませんか?

【開催概要】
日時:2025年8月2日(土), 3日(日), 9日(土), 10日(日) <全4回>
各回 14:00〜16:00 ※アーカイブ視聴も可能です
場所:オンライン(Zoomミーティング)
料金:
一般受講料:33,000円
学生受講料:22,000円
エラマの森会員様:11,000円
再受講(エラマの森会員限定):無料
(※すべて税込)

コースの詳細、お申し込みは以下のページよりご覧いただけます。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
[「フィンランドの教育を全部学ぶコース」詳細・お申し込みはこちら]

働き方も、教育も、私たちの「生き方」そのものに深く繋がっています。
これからもElämäプロジェクトでは、皆様と共に本質的な学びと対話の場を育んでまいります。
今後の活動にも、どうぞご期待ください。

こんにちは。ライターのひらふくです。

3月は雪がふっていたのに5月の今はもう半袖の人を見かけますね。だんだん春が短くなる気がするのは私だけでしょうか。

さて、私はエラマプロジェクトでライター、フリーランスで人事をしつつ、実は島根県でコワーキングスペースを運営しています。スペースの名前は「コワーキングハウス・マヤッカ」。マヤッカはフィンランド語で灯台のことです。

もともとコワーキングスペースをする予定はなく、2024年に怒涛の紆余曲折があったのですが、そちらはマヤッカのnoteでどうぞ。

今回は、2025年4月12〜13日にマヤッカでおこなったエラマプロジェクトとのコラボイベントについてお話しします。

イベント名は「北欧フィンランド 旅と学びのマルシェ〜暮らしと働き方 見つめ直す北欧時間〜」。フィンランドの教育や旅行、働き方をテーマに2日間かけて開催しました。

「フィンランドの話をできる人が周りにいなくて来ました」

「北欧は知らないけど教育が気になりました」

「現状がしんどくてヒントがほしいです」

いろいろな方が参加してくださいました。そして、最後はうつむいていた顔を上げて笑顔で帰って行かれました。

この記事では私が参加者さんから教えてもらったことや、参加者さんたちを元気にしたのは何だったのかということをお伝えしたいと思います。

マヤッカのある島根県出雲市は縁結びの出雲大社があるご縁の国です。この記事を通して、あなたにいいご縁がつながりますように。

人生初のイベント主催はダメもとで。

マヤッカの運営を始めたのは2024年12月。そのころからフィンランドに関するイベントをしたいと思っていました。

でも、私はもともと大人数が苦手。イベントの主催なんて考えたこともありませんでした。それでも今回やろうと思えたのは、「開催してもそんなに人が来ないだろうから大丈夫」という、前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない理由からでした。

そして何より私はマヤッカとフィンランドが好きで。この2つをかけ合わせたイベントに行きたい!と、自分自身がワクワクしたのです。主催者でありながら一番の参加者だったのかもしれません。

エラマプロジェクト代表の侑美さんにコラボのお誘いをしたら快く了承してくれました。

侑美さんはブレないエラマ哲学と深い対話の場を作っておられます。その侑美さんからのOKは、良いイベントを作る上で心強い支えになりました。

チラシを作って印刷して。私にとって大きなハードルだったのは、近くのお店にチラシを置いてもらうようお願いにいくことでした。

臆病で腰の重い私を助けてくれたのはなんと母。「よく行くパン屋さんに聞いてみたらOKだって〜」この気軽さで次々とお店を開拓してきてくれたのです。

他にも出雲フィンランド協会さんや、他のコワーキングスペースの管理人さんなど、たくさんの方に助けていただきました。

自分にとって難しいことも誰かにとっては気軽なことで。ダメもとで始めたイベント主催は、いろんな方々との出会いによって転がるように進んでいったのでした。

どうして来てくださったんですか?

イベントでは、北欧雑貨のポップアップやエラマbouzuコーヒーさんの出店が大盛況!マヤッカを知らなかった方にも立ち寄っていただくきっかけになりました。

コーヒーを淹れるのを待つ間には、本メディアの編集長かよさんのトークで初対面のお客さんと対話がはじまったりもしました。

そしてこのイベントでは3つの講座も開催。

侑美さんによる「北欧の子育て教育入門講座」と、私が講師をつとめる「フィンランド旅行体験談」「フィンランド働き方入門講座」です。

最初は講座のお申込みが1人や2人しかなく、「みんなは興味がなかったかな…」と悲しくなったりもしました。

ですが、最後1週間の駆けこみがすごくて、最終的にはひとつの講座に10人以上参加してくださいました!当日に飛び入り参加もあったほどです。

特に驚いたのは市外や県外からも講座に来てくださったこと!

島根は新幹線が通っておらず、高速道路もほぼなく、隣の市からマヤッカに来るのも車で1時間以上かかります。

それなのに、県内だけでなく広島県や山口県から3時間以上もかけて来てくださり、2日間両方とも参加された方もおられました。

その情熱に圧倒されて思わず理由を尋ねると。

「今は家族の世話で時間もお金もないけど、いつか北欧に行くのが夢なんです」

「今度島根に移住するんですが島根は曇りが多くて。フィンランドも冬が長いと聞いたので心地よく過ごせるヒントを学ぼうと思って」

それぞれの方の『私と北欧フィンランド』をお聞きすることができました。

地方は東京や大阪に比べて人口が少なく、同じ趣味をもつ仲間に出会うことは簡単ではありません。

でも機会が少ないからこそ、本気の熱意や、きっかけを逃さない行動力が育つのではないでしょうか。

そして多かった理由がもうひとつ。

「フィンランドのことは知らないんですが『働き方』を考え直したいんです」

悩みに答えをくれるのは講師じゃない。

「フィンランド働き方入門講座」は私が講師として企画しました。

1時間半の講座で、フィンランドの働き方に関する知識や自身の体験談、そして11名の参加者さん同士で話しあうワークショップをおこないます。

日本ではフィンランドの教育やデザインに関する情報は多いのですが、働き方や仕事に関するものはとても少ないです。

このテーマに参加者さんはどんな反応をするのか…?真面目なテーマだけに緊張した場になるかもしれないとドキドキしていました。

そして私の予想は見事に裏切られたのです。

講座は参加者さん同士の自己紹介タイムから。たまに話題に困る方もおられるので時間は短めにしていました。

それなのに、「盛り上がってるところすみませんが自己紹介を終了してくださいー!」と私が声を張り上げるほど、最初から熱い場になったのです。

その後も、参加者さん同士で話し合うコーナーはどれも盛り上がりました。

参加者さんは全員が初対面。20代の方から60代の方、主婦の方に管理職、会社員に無職の方までさまざまです。

何がみなさんを熱く結びつけたのでしょう?

講座では、フィンランドの働き方をもとに、自分だけのマイタイムをもつ習慣を紹介します。その上で参加者さん同士で対話して、自身を見直してみる時間をつくりました。

そこでみなさんから出てきたのは、昼休みもパンを片手にパソコンを叩いていたり、休日も朝からずっと仕事のことを考えたり、成果を出せば出すほど仕事を増やされるという働き方。

その生活は心身を疲れさせていて、中には話しながら涙ぐむ方もおられました。

でも、対話が進むとみなさんの表情は明るくなっていきました。

そこには、職場や家庭では言えなかった悩みを話せた安堵や、仕事の切実さに「私もです!」と共感してもらえることへの嬉しさがありました。

そして「本当はこうしたいんですよね…」と自ら改善案を出したりと、参加者さん自身が答えを見つけていかれたのです。

参加者さんたちが作るこの場が、かけがえのないものに思えて。私の手はなぜか小さく震えていました。

この講座自体はきっかけに過ぎず、みなさんの生活をすぐに改善する力はありません。

でも、参加者さんたちは互いに共感して励まし合って、とても心強い味方を得たかのようでした

「働き方」は永遠のテーマだが方法はある。

働き方講座が終わった後もみなさんは互いに話し続けておられました。

さらに驚くことに、イベントのポップアップショップで売っていた、よむエラマの冊子やエラマガジン冊子が完売!熱い想いのままに買っていってくださいました。

イベントが終わっても、エラマの本たちが日々の助けになるよう願ってやみません。

人類が誕生してからずっと「働くこと」は永遠のテーマです。時に喜びを、そして大体は大変さを伴って、私たちは働き方と向き合っています。

働く悩みを一発で解決してくれる万能薬はまだ見つかっていません。

でもダメもとで始めた今回のイベントで、人と縁があって出会い、対話を通して誰かに支えてもらったり、自分も誰かの味方にもなれることを知りました。

それはきっと心地よく働いて生きる道につながっています。

誰かとの出会いや対話。それはエラマプロジェクトや私からあなたに贈るプレゼントです。

大人の私たちは社会で一人で闘わなければならない時もあるでしょう。そんな時はエラマプロジェクトのイベントや講座、この「よむエラマ」を読みにきてください。

そして私たちのプレゼントを受けとってください。あなたの味方はここにいるから。

フィンランドを語り合いたいあなたにも、なんだか疲れてしまったあなたにも、がんばり屋のあなたにも。

ご縁の国・島根と北欧フィンランドから、愛をこめて贈ります。

Text by ひらふく(おとな教育の実践人事)

「今の働き方のままでいいのだろうか」」

「もっと心に余裕を持って働けたらいいのに」

そう感じたことはありませんか?

日本は、世界でも有数の勤勉な国。しかし、同時にストレスを抱えやすい国でもあります。一方で、フィンランドは「世界幸福度ランキング」でいつも上位にランクインしています。生産性が高く、仕事以外の生活も充実している人が多い国というイメージがあると思います。

では、日本人とフィンランド人の働き方には、一体どんな違いがあるのでしょうか? そして、その違いを日本でどう取り入れれば、もっと自分らしく、心地よく働けるのでしょうか?

そんな疑問に答えてくれるのが、6月から開催される「フィンランドのウェルビーイングと働き方を学ぶ」連続講座。「マイタイム 自分もまわりも幸せになる「自分のための時間」のつくり方」の著者であり、フィンランド出身のモニカ・ルーッコネンさんと、人事のスペシャリストであり、本メディアのライターでもあるの平田 萌さんが、日本に住む私たちにむけて「働き方や人生を変える手助けをしたい!」という想いで企画した連続講座です。

本記事では、コース講座に先駆けてお二人にインタビューを実施。「フィンランド人はなぜストレスが少ないのか?」「仕事の選び方のポイントは?」といったテーマでお話を伺いました。

この講座で、フィンランド流の働き方のヒントを知ることで、あなたの仕事や人生が、もっと豊かになるかもしれません。

日本人はストレスを抱えがち?

左:モニカさん 右:萌さん

フィンランドの人はまじめというイメージがあります。今回のインタビューでも、モニカさんは、こちらの質問をまじめに、誠実に考えてくださり、本気で答えてくれています。同様に、日本人にもまじめというイメージがあります。同じ「まじめ」な人たちなのに、日本人はとても生きづらそうです。フィンランド人は幸せそうで、日本人はストレスが多いように見えるのはなぜでしょうか?

モニカさん

フィンランドで行われた調査や論文を読んでわかったのは、家族や友人が健康で幸せであれば、自分も幸せであると感じられるということです。それに、家族や友人との充実した関係も重要です。フィンランドではこのような平凡で普通の生活が幸せなのでしょう。長時間働かなければいけないとか、ものすごく勉強しなければいけないというプレッシャーもなく、人々はシンプルな生活に満足しているのだと思います。

さらに、プレッシャーについては、二人の話から日本とフィンランドでの違いが見えてきました。

モニカさん

フィンランドでは社会からのプレッシャーが少なくて、人生や仕事、ライフスタイルについても柔軟性を持って自分の道を選ぶ自由があると思う。日本では、正しい大学、正しい仕事、正しいパートナーを選ばないといけない、というような社会的なプレッシャーが大きいと感じますね

萌さん

日本人は、幸せ=成功だと感じているのかもしれない。成功しないといけないというプレッシャーがあって、それを世の中や社会、自分自身から押し付けられて、がんじがらめになっているかも。それに、完璧じゃないと満足できないという気持ちも持っているように思います。

モニカさん

人生を振り返ると、お金を稼いで、家族のために家や車を買うことが1番の目標や夢だったかもしれない。でも、夢ってずっと同じだとは限らないですよね。人生は長いから。

萌さん

本当にそう!その時に応じて目標や夢を変えられるし、変えていいはずなのに、日本人は、夢や信念は変えるべきではなくて、「その唯一の夢や目標を完璧に達成することこそが、幸せなことなんだ」と考えていると思うんです。

私たちのキャリアの選び方

日本とフィンランドの働き方には共通点もあります。

どちらの国でも、シニア世代は「退職まで同じ会社で働く」という考え方を持つのに対して、若い世代は、仕事に対して「柔軟にやりたい仕事を選んでいきたい」と考えはじめているそうです。

モニカさんご自身も、企業に勤めたり、フリーランスで働いたり、イギリスや日本など外国で働いたり、働き方においてバラエティに富んだご経験の持ち主。モニカさんは、どうやって今のキャリアを選んだんでしょうか?

モニカさん

完全に偶然です!これまで計画的に動いた部分もあるけれど、計画せずにチャンスをつかんできたこともあるし、「もっと自分のために何かをしたい」と情熱に従うこともありました。

これは、「ゴールを変えてきた」という言い方もできるかもしれません。

それに、娘が産まれたことは転機になりました。子供を育てるには安定した収入が必要なので、それまでの自由な働き方から、より安定した仕事を求めて企業での常勤職に戻ったりしました。

萌さん

「完全に偶然」というモニカさんの答えに、とても驚きました!フィンランドの人は、人生やキャリアを自分で計画して築いているのかと思っていたので。私は仕事を選ぶ時に、好奇心や興味にしたがってきました。人生は1回しかないから、たくさんのことを経験したいんです。

でも、仕事を変えることに恐怖や不安はありませんでしたか?

モニカさん

怖いとは感じませんでした。もちろん、時には不安に感じることもあります。たとえば、仕事で大きな変化があると、少し緊張することもありますが、それはごく自然なことだと思います。それに、自分から変化を求めて転職することもあるけれど、役職や部署が変わったりして、会社や環境に変化させられる時もありませんか?新しい役割についたり、何かが変わる時、最初は緊張してドキドキするけど、だんだん慣れてきますよね。そうやって新しい環境に飛び込んでみたら「わたし、がんばった!」って感じられます。不安を感じることや新しい環境を避けたくなるけれど、私たちも植物と同じように成長し、進化しないと、と思います。

働き方を変えるには「自分をケアする」ことから

今回の講座のテーマの一つは、「自分をケアする」。例えば自分のための時間をとったり、周りのことばかりでなく時に自分自身を優先してあげる考え方を指します。

働き方について考えたときに、会社や仕事に対して、自己犠牲的な精神で働いている私たちは、「自分をケアする」ということを、「個人の都合だけを優先した自己中心的な考えやふるまい」だと思ってしまいがちです。

ですが、日本とフィンランドでは、そもそも根本的な考え方が違うのかもしれません。モニカさんに伺いたいんですが、働く上で「自分をケアする」って、どういうことでしょうか?

モニカさん

まず、フィンランドでは雇用主や会社は生産性アップのために、従業員が自分をケアすることを奨励しています。それに、効率よく働くために、身体的にも精神的にもいい状態を維持することは、従業員の責任だと言われています。だから、私は自分自身をしっかりケアして、勤務時間中にきちんと仕事を遂行する必要があるんです。

働き方に関する質問で返ってくる答えとしては思いもよらないけれど、とても基本的なことが返ってきました。効率的に働くために、モニカさんは具体的にどんなことを実践していますか?

モニカさん 

基本的には、よく食べて、十分な睡眠を取って、運動をして体力をつけること。それから、仕事も家庭生活も大切にしています。家族や友人、社会的な生活や趣味の時間などのプライベートの生活と仕事のバランスを取って、身体的にも精神的にも自分をケアしています。

仕事もプライベートもどちらも人生に欠かせないものです。

さらに、日本で暮らしたことのあるモニカさんならではの視点と講座に対する熱い気持ちを聞くことができました。

モニカさん

日本の人たちはとても長時間働いていて、雇用主や会社に自分自身を捧げて、週末も働くことがありますよね。仕事とプライベートのバランスをとるために、フィンランドのアイデアを共有したいんです。

萌さん

仕事との距離感を考えてみたら、日本人って仕事との距離がすごく近いと思う。いつも仕事のことを考えている気がします。

モニカさん

フィンランドでは、仕事との距離はもっと離れています。仕事が終わったら、もうそれで終わり。仕事は仕事、生活は生活。日本だと仕事は個人的なもので、人生で最も重要なことなのかもしれませんね。それで、萌さんと2人で話した結論は、仕事からもう少し距離を置こうとすることが助けになるかもしれないよね、ということ。

萌さん

私たち日本人にとっては、一見リスクに感じることかもしれないけど、自分を優先してケアして仕事と距離を置くことで、むしろ仕事に対しても前向きになれると思うんです。

自分の仕事をとらえ直そう

「1日のうち、仕事をしている時間の割合って大きいので、仕事を好きになれたら、人生が豊かになるのではないか、と思うのですが、モニカさんはどう思いますか?」と質問したところ、「要求が高すぎたり、難しい同僚がいたり、メンタルを保てないような難しい状況にある人など、誰もが今の仕事を好きになれるとは限らないと思うけれど」と丁寧な前置きがあった上で、こんなふうに答えてくれました。

モニカさん

自分の視点や働き方を工夫することで、仕事に対する気持ちを前向きに変えられる可能性があると思います。自分の仕事観について考えてみるといいでしょう。最近は、私は自分のためではなく、自分の仕事を通して他の人にどう貢献できるか、ということを考えています。

自分の仕事にどんな意味を見いだせるかを考えるなら、それは個人的な内省の時間なのかもしれません。「私は誰かの役に立てているか?」「何か小さなことでも貢献できているか?」と問い直しています。

これらの問いに、簡単に答えが出るわけじゃないけどね、と言いながら、さらにモニカさんは最近フィンランドで広がりつつある「ファインチューニング(柔軟な業務の微調整)」について教えてくれました。

モニカさん

小さなことだけど…例えば、朝の集中力がある時間に重要な仕事を入れる。でも、疲れている朝にはそういう集中力の必要な仕事は午後に回したり、リフレッシュのために小さな休憩を挟んだり、昼休みに同僚と話したり。私の上司は、集中したい時、メールの通知をオフにしています。業務を邪魔する通知が集中力を欠きますから。こうした小さな工夫が、仕事の感じ方に大きな違いをもたらすと思います。

近年、フィンランドではこの“ファインチューニング”という考え方が、ウェルビーイングや働き方改革のキーワードとして注目を集めています。これは、「劇的に変える」のではなく「ほんの少し整える」ことで、自分らしいペースを取り戻し、よりよく働き、生きるための技術なのです。

モニカさん

自分の仕事にどのように意味やモチベーションを見出すかを考えるのは重要なこと。ファインチューニングが、モチベーションを上げるための私の答えだと思います。仕事をしながら、新しいことを学んだり、業務を調整したり、そういうことができたらいいですね。

私たちの講座のアイデアは、まさにここにあって、小さいけれど、みなさんの役に立つことを見つける手助けをしたいと思っているんです。

萌さん

本当に小さいことなんです。でも、とても重要なこと。

モニカさん

そう、小さいけれど、ある意味、とても大きなことかもしれません。人生や日々を変えてしまうようなものになるかもしれないから。

上司は簡単には変えられないけど、自分の視点は変えられるでしょう?

小さなことが、働き方と人生を大きく変える

2人の話から、「自分の視点を変えたり、自分のコンディションを整えることが、仕事へのモチベーションや満足感につながる」——そんなフィンランド流のやり方が垣間見えたのではないでしょうか。

「でも、自分ひとりではどうやったらいいかわからない…」

「具体的な方法はどうやるの?」

そんな方に向けて、モニカさんと萌さんが一緒に企画した連続講座を開催します。

【オンライン】フィンランドのウェルビーイングと働き方を学ぶコース

フィンランドのライフスタイル専門家であり、日本での就業経験もあるモニカさんは、日本とフィンランドの両方の視点をお持ちです。

また、今では組織に関する研究者ですが、フリーランスや作家としての実績もあり、働き方の面でも多様な経験をされています。

そんな幅広い観点から、モニカさんにしかできないお話をしてくださいます。

モニカさんのお話は英語になりますが、当日は通訳がありますので、英語に自信がない方でも安心してご参加いただけます。

このコースでは、今の仕事にどう向き合うかを一緒に探っていきます。「仕事に意味を見出せないなら転職」というような大きな変化を起こすのではなく、自分にとっての「いい1日」を考えたり、マインドフルネスのやり方を学んだりと、日本でもすぐに実践できる具体的で効果的なアイデアをお伝えします。

フィンランドと日本の働き方の違いを学びながら、日本で働くあなた自身の働き方が心地よくなるヒントを見つけませんか?

第1回目は2025年6月11日(水)よりスタートです。
お申し込みはこちらから。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

Text by ひらみん(ふつうの会社員)

先週末、4月12日(土)・13日(日)の二日間にわたり、島根県出雲市にて開催いたしました「北欧フィンランド旅と学びのマルシェ」。おかげさまで、たくさんの方々にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。ご参加くださった皆様、そして素晴らしい会場をご提供くださったコワーキングハウス・マヤッカの平田萌さん、誠にありがとうございました!

今回のマルシェは、エラマプロジェクトとして初めての島根開催。フィンランドをテーマにしたコワーキングハウス「マヤッカ」さんとの共同開催という、私たちにとっても特別な機会となりました。

「和」と「フィンランド」が心地よく調和する空間

会場となったマヤッカさんは、JR出雲市駅から徒歩5分という好立地にありながら、一歩足を踏み入れると、まるでフィンランドの家庭に招かれたような温かい空気に包まれます。
木のぬくもりと北欧デザイン、そして日本の古民家が持つ落ち着きが見事に調和した「和フィン折衷」の空間。風通しも良く、窓から差し込む光も心地よくて、思わず長居してしまう…そんな居心地の良さが印象的でした。ここは単なるコワーキングスペースではなく、訪れる人の心に寄り添う「居場所」なのだと感じました。皆さんにも、ぜひ一度訪れていただきたい、心からおすすめできる場所です。

学びと対話、そして出会い。熱気に包まれた講座

二日間を通して開催した3つの公開講座。
・北欧の子育て教育入門講座(講師:石原侑美)
・フィンランド旅行体験談(講師:平田萌)
・フィンランド働き方入門講座(講師:平田萌)

これらの講座には、のべ30名を超える方々にご参加いただきました。嬉しいことに、今回初めてエラマプロジェクトのイベントにご参加くださった方がほとんど!出雲市内や島根県内からはもちろん、遠くは広島から片道3時間かけて、また山口から泊まりがけで駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。中国地方の皆さんの、北欧への関心の高さを改めて感じることができました。

教育講座では、
「この地域では北欧のことを学びたくても学ぶ機会がなかったので、本当に嬉しいです」
「昨晩徹夜だったので、今日の講座は途中で寝てしまうかと心配でしたが、石原さんのお話が面白すぎて、寝る隙なんて全くありませんでした!」
といった、熱のこもったご感想をいただきました。

また、デンマークのフォルケホイスコーレに留学経験のある参加者の方からは、
「北欧での滞在で感じていたけれど、言葉にできなかった感情が、石原さんの講座を聞いて全て言語化されたような感覚になりました」
という、私たちにとっても非常に示唆深い、嬉しいお言葉をいただくことができました。

平田萌さんによる旅行講座には、15名を超える女性が集まり、会場は「いつかフィンランドへ!」というワクワクした空気でいっぱいに。働き方講座では、参加者の皆さんが抱える悩みや想いを率直に語り合い、予定時間を超えても対話が止まらない様子でした。

フィンランドの風を日常に

講座以外にも、フィンランドの研究家・石原侑美が現地で買い付けた雑貨や、飛騨高山から出張した「エラマ bouzuコーヒー」の北欧コーヒー、フィンランドの写真展、無料の旅行相談会など、様々な角度からフィンランドを感じていただけるコンテンツをご用意しました。

今回のマルシェが、フィンランドの文化や考え方に触れ、ご自身の働き方や生き方、日々の暮らしを見つめ直すきっかけとなっていれば、これ以上嬉しいことはありません。

ご参加いただいた皆様、そして素晴らしい機会をくださったマヤッカの平田萌さん、重ねて心より感謝申し上げます。 Kiitos paljon!

エラマの学校、次はあなたの街へ?

さて、エラマプロジェクトがお届けする「北欧体験」は、まだまだ続きます!
★4月20日(日) 兵庫・神戸
【北欧ウェルビーイング入門講座&ミニマルシェ】
築60年の酒屋をリノベーションした素敵な空間「heso.」で、北欧の暮らしやウェルビーイングについて学び、雑貨やコーヒー、手仕事に触れる一日。

★4月26日(土)・27日(日) 福岡・赤坂
【北欧の働き方&ウェルビーイング入門講座】(26日)
【フィンランドの教育入門講座(ランチ付き)】(27日)
働き方、教育、ウェルビーイング…北欧の知恵を二日間にわたってたっぷりお届けします。

各イベントの詳細は、「エラマの学校」のページでご確認いただけます。
ぜひチェックして、お近くの会場へ遊びにいらしてくださいね!

あなたの街で、お会いできる日を楽しみにしています。

「フィンランドのウェルビーイングって、どうすれば手に入れることができるの?」

そんな疑問を抱えるあなたへ、エラマプロジェクトがお届けする、春の全国ツアー開催のお知らせです!

フィンランド生涯教育研究家・石原侑美が、北欧の魅力をたっぷり詰め込んで、あなたの街へお伺いします。
全国各地で異なるテーマのイベントをご用意。この春、あなたも北欧の風を感じてみませんか?

エラマの学校 全国ツアー ラインナップ

3月15日(土) 岐阜・高山

北欧エラマカフェ@エラマ図書館

「フィンランドの図書館のような空間で、ゆったりとした時間を過ごしたい」
そんなあなたにぴったりのイベントです。
こだわりの北欧コーヒーを片手に、心静かなひとときをお過ごしください。
北欧雑貨の販売もありますので、お土産探しにもぜひ!

詳細はこちら

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3月22日(土) 富山・南砺

北欧ウェルビーイング紀行 in 富山・南砺

「自然の中でリフレッシュしたい」
「心身ともに癒されたい」
そんなあなたにおすすめなのが、桜ヶ池クアガーデンホテルで開催されるこのイベント。
地元食材を使ったランチや温泉入浴で、心と体を満たしてください。

詳細はこちら

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3月29日(土) 兵庫・丹波

北欧・バルト三国入門講座

「北欧とバルト三国の文化に興味がある」
「自分の生き方について、新しい視点を得たい」
そんなあなたにオススメ!
石原侑美と一緒に、北欧・バルト三国の文化や暮らしを学びませんか?
ドリンクと北欧のお菓子もご用意しています。

詳細はこちら

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4月12日(土)&13日(日) 島根・出雲

北欧フィンランド旅と学びのマルシェ

「フィンランドをテーマにした空間で、ゆったりと過ごしたい」
「フィンランド好きの仲間と繋がりたい」
そんなあなたにぴったりのマルシェが、コワーキングハウス・マヤッカで開催!
雑貨、コーヒー、ワークショップ、旅の相談会など、様々なコンテンツをご用意しています。

詳細はこちら

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4月20日(日) 兵庫・神戸

北欧ウェルビーイング入門講座&ミニマルシェ

「神戸・塩屋のおしゃれな空間で、北欧の暮らしに触れたい」
築60年の酒蔵をリノベした素敵な空間heso.で、ウェルビーイング入門講座とミニマルシェを開催!
手仕事ワークショップにもぜひご参加ください。

詳細はこちら

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4月26日(土)&27日(日) 福岡・赤坂

北欧の働き方&ウェルビーイング入門講座 / フィンランドの教育入門講座

「北欧の働き方や教育について、深く学びたい」
「これからの時代に必要なウェルビーイングについて考えたい」
そんなあなたにおすすめなのが、福岡で開催される2つの講座。
26日(土)は働き方、27日(日)は教育がテーマです!

詳細はこちら

詳細はこちら

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イベントの詳しい情報はこちら

各講座&イベントの詳細は、エラマの学校のページをご覧ください。

エラマの学校開催カレンダー

各地で様々なイベントをご用意して、皆様のお越しをお待ちしております!

こんにちは!ライターのひらふくです。

さて、エラマプロジェクトの長寿企画といえば「哲学バー」!

毎月1回だけ集まってひとつのテーマをみんなで自由に話すこのイベント。2025年2月で記念すべき60回目を迎えました。

60回目のテーマは「生産性とは何か?」。

…はい、ここで仕事のことを思い出して、なんだか気分が落ちこんだ方には今回の記事をおすすめします!

なぜなら、私も同じようにこの言葉にモヤモヤしながら哲学バーに参加したから。そしてその後は少しだけ「生産性」に前向きになれたから。

哲学バー2号店、今夜は私と語り合いませんか。

「生産性」ってなんだかこわい

生産性という言葉の意味は「投入した資源や労力に対して得られる成果の量や割合」だそうです。Productivityという英単語の和訳で、もともと日本語にはない言葉でした。

少ない労力で大きな成果が得られたら生産性が高いね!と言われます。

2月の哲学バーでは、参加者さんがいろんな角度から切りこんでいました。

「生産性は最初のゴール設定が大事だと思う」

「人間関係でも生産性ってあるの?」

「社会にとっての生産性もあれば自分にとっての生産性もある」

「実は生産性が低い時なんかないんじゃない?」

「難民支援の現場では、いくら支援しても立ち上がらない人もいるけど、じゃあその活動は生産性が低いの?」

「会社は上司受けする人が出世する。生産性が低くても要領のいい人の方が出世する」

さすがの着眼点…。どれもじっくり考えてみたくなります。

ですが、その時の私が思っていたのは実はすごく単純なことで。

「生産性ってなんだかこわい言葉だな」でした。

必要なのはわかるけれど、プレッシャーをかけてくるようで緊張感があって、ともすれば壁のように立ちはだかるもの。絶対的な良し悪しの指標として私たちを測るもの。

社会も企業も「生産性を上げよう!」と叫ぶけれど、本当はみんなその言葉は好きじゃないんじゃないかとさえ思いました。

ネジ1本の価値

哲学バーの楽しい点は、いろんな立場・いろんな年齢の方が集まるところです。だからこそ自分にない発想にハッとさせられます。

この日の私に飛びこんできたのは、参加者さんのこの言葉でした。

「自分は上司としては向いてなかった。コツコツ現場でやるのが好きだったんです。だから評価はされませんでした」

その会社では、上司になること=生産性が高い=評価されるという図式でした。

でも、本当にそうなのでしょうか。生産性ってそういうことなのでしょうか。

私は今まで人事という仕事をしてきました。いろんな部署にお邪魔していると、どの仕事も、なければ会社が回らないことがわかります。

例えば、現場でネジ1本を大切に作る人がいるから、機械は安全に動くし、遠くまで人や物を運べるし、今日も誰かのもとに生きるために必要なものが届くのです。

だから、管理職の人よりも、現場の職人さんが尊敬されている会社だってあります。

「生産性」という言葉は絶対の指標に思えるけれど、実は「何をもって生産性が高いとするか」は会社や場所によって違うのです。

生産性って、私たちが思っているより、ずっとあいまいなものかもしれない。

するとなんだか緊張がほぐれてきました。

「生産性」で測りきれない私たち

場所によって生産性を測る指標はちがう。

じゃあ、私たちはどこを目指したらいいのでしょう?

ひとつは、あなたを喜んでくれる場所にいることです。

例えば、細かい数字が苦にならないならお金や品質をチェックする仕事につく。一方、何時間もゲームを続けられる人は、ゲーム会社でならいろんな活躍ができるかもしれません。

あなたがやってて楽しいこと、興味があること、苦にならないこと、自然とできること。

あなたにとっては当たり前でも、その力を高く評価し必要とする場所があります。

その場所にいられれば、あなたは「生産性の高い人」「いてくれて嬉しい人」であり、そしてあなたにとっても楽しい場所になりそうです。

そしてもうひとつ。

誰かに対して「生産性が低いな」と思ったとしても、その誰かも私の知らない何かを生み出している。それを忘れないでいたいのです。

会社にいると、その会社の目標に向かうために一定の指標で測られます。それはある意味では必要なことだと思います。

でも本音では、私は自分と誰かを比べて、高い・低いと評価したくもされたくもありません。

私が「生産性」という言葉をこわいと思ってしまったのは、その言葉の裏には誰かと比べられているんだという暗黙の了解があって、それが嫌だったのです。

本当は比べて評価する必要はないのでしょう。

私たちは誰もが何かを生み出していて、それはひとつの場所のひとつの指標だけで高い低いと測り切れるようなシンプルなものではない気がします。

場所が変われば指標も評価も変わる。

生産性ってそんなあいまいなもの。

振り回されずに、もう少し気軽に、この言葉と付き合ってみたいと思いました。

さあ、あなたにとって「生産性」はどんな存在でしょうか?

【告知】哲学バーは毎月開催しているオンラインの対話イベントです

次回の開催は3/12(月)20:00〜22:00。テーマは「もっと!寛容さとは何か?」。1月に大好評だった「寛容さとは何か?」の第2弾です。

哲学バーの開店日はこちらからチェックしてくださいね。
はじめての参加でも、顔出ししない聞き専でもOKです!

哲学バーの何が楽しいかって、問いは突き詰めても答えは出さないところ。
新たな問いを持ち帰ってもいいし解決しなくても自由です。

そこにあるのは、立ち止まって考えられる時間と仲間。
そんな夜をご用意してお待ちしています。

Text by ひらふく(フィンランド的働きかた実践家)

先日、オンラインにて開催された「フィンランドの働き方入門講座」。講師にフィンランド的働き方実践家の平田萌さんをお迎えし、幸福大国フィンランドの働き方から、私たち自身の働き方、そして生き方を見つめ直す、貴重な時間となりました。

フィンランドの働き方のエッセンスとは?

世界幸福度ランキングで常に上位を占めるフィンランド。その背景には、単なる効率性だけでなく、個人のウェルビーイングを尊重する社会システム、独自の働き方、学びの文化があります。

講座では、フィンランドの基礎知識から、平田さんが現地で体験したリアルな働き方、そして参加者との活発な質疑応答を通して、フィンランド的働き方のエッセンスを深く掘り下げていきました。

私たちが忘れかけていたもの

フィンランドの働き方から見えてきたのは、

・個人の尊重: 誰もが「個」として尊重され、自分らしく生きられる社会
・時間の使い方: 仕事と休息のメリハリをつけ、自分の時間を持つことの大切さ
・学び続ける姿勢: 変化を恐れず、常に新しい知識やスキルを習得することへの意欲

など、現代社会で私たちが忘れかけている、大切な価値観でした。

参加者との対話から生まれた、新たな気づき

講座の後半では、参加者の皆さんからの質問に平田さんが丁寧に回答。
「日本の企業文化でフィンランド的な働き方を実現するにはどうすれば良いか?」
「ウェルビーイングな働き方とは、具体的にどんなものなのか?」
など、具体的な質問を通して、参加者それぞれの働き方に対する課題や疑問が浮き彫りになりました。

平田さんは、自身の経験を踏まえながら、

・自分にとっての「心地よい働き方」を見つけること
・周りの人に流されず、自分のペースで進むこと
・小さなことからでも良いので、まずは行動してみること

の大切さを伝えました。

これからの時代に必要な働き方とは

今回の講座を通して、参加者の皆さんと共有したのは、

「これからは、量よりも質を重視する働き方が必要になる」

ということ。

長時間労働や成果主義に偏るのではなく、
自分の心と身体を大切にし、
本当に価値のあることに時間を使うこと。

それこそが、これからの時代に必要な働き方なのではないかと感じました。

自分らしい豊かさを求めて

講座の最後に、平田さんは、

「フィンランドの働き方は、あくまで羅針盤。
自分の価値観やライフスタイルに合わせて、
自由に航路を選んでいくことが大切です。」

と語りました。

今回の講座が、参加者の皆さんが自分らしい働き方を見つけ、
より心豊かな人生を歩むための一助となれば幸いです。

エラマの学校からのお知らせ

エラマプロジェクトでは、
「自分の豊かで幸せな生き方を描く」をテーマに、
様々なプログラムやコミュニティを提供しています。

今回の講座にご参加いただいた平田萌さんも参加する
「フィンランドで働き方とウェルビーイングを学ぶプログラム」を5月に開催いたします。

「説明会実施中」5月のフィンランドの働き方を学校で学ぶプログラム

その他、教育やデザインなど、テーマ別のツアーも企画中です。

詳しくは、エラマプロジェクトのWebページをご覧ください。
エラマの学校Webページ

皆様のご参加を心よりお待ちしております。