Elämäプロジェクト

【よむエラマ】未完成でもええやん。やりたいことリストは「どう生きたいか」との対話

こんにちは!エラマライターのひらみんです。

みなさんは、やりたいことを100個書き出す、というワークをやったことはありますか?

ワクワクしながらやったことがある人もいれば、書こうとした瞬間に手が止まってしまう人もいるのではないでしょうか。

新しい1年が始まるにあたって、やりたいことを書き出して人生の軸を見つけたいと思ってたのに、、、あれれ、、なんだかもやもやしてしまいました。

やりたいことリスト100って?

やりたいことを100個書き出すことで、自分が求めていること、目標、価値観が明確になると言われています。リストを作って終わるのではなくて、実現させるまでがゴールです。やりたいことを書くという行為によって、脳にインプットされるし、リストを何度も見ることで、目標を意識して行動するようになるようです。

基本的には、なんでも書いていいんだそうです。実行に移すための資金や時間が、今は確保されてなくても書くのは自由です。秘訣は、小さいことも大きいことも入れること。小さな願望ならすぐに実現できますよね。この成功体験によって「自分にもできる」という自己肯定感の向上も期待できるそうですよ。

実際にやってみたら、もやもやした…!

世の中には、100個出すためのtipsやテンプレートなどもあるのですが、あえてそれに頼らずに自分の願いを可視化するためにやってみました。
でも、20個ぐらいで止まってしまったのです。

すると、急に「100個のノルマ」に変化してしまい、「実現したいことを書く」から、「書かないといけないから書く」に意識が切り替わりました。自己理解のために始めたことなのに、残り80個の空白を埋めるために、無理矢理言葉を探し始める作業になってしまったのです。

それに、やりたいことを書くだけなのに、「やりたいことがない自分」はダメなヤツで、自分は、やりたいことさえ見つけられない人間なのだと、思考が捻じ曲がってしまいます。これは良くない。自己理解のために始めたのに、低い自己評価に直結しています。

そうじゃなくて、私が今、一番やりたいことは「やりたいことリストを100個埋める」ことなんです。

もやもやの正体は、どこにあったんだろう

リストはまだ20個のままですが、改めて振り返ってみると、あのもやもやは、やりたいことが出てこないことが理由で生まれたわけではなかった気がします。

20個で止まったとき、私が苦しくなったのは、「これ以上書けない自分」そのものではなくて、「ちゃんとできていない自分」を見てしまったからでした。

やりたいことリストは、本来「自分の願いを可視化するための手段」だったはずなのに、いつの間にか「100個書けているかどうか」で自分を測るものに変わっていました。

そうなると、

・出てこない=努力不足

・書けない=意識が低い

・止まる=ダメな自分

そんな風に、静かに自分を追い詰めていきます。

たぶんこれ、日本人あるあるではないでしょうか。「ちゃんとしなきゃ」で頭の中がいっぱいになっていませんか?

「ちゃんとやらなきゃ」

「最後までやりきらなきゃ」

「決めたことは守らなきゃ」

その感覚が強いからこそ、自由に書いていいはずのリストが、いつの間にか、達成すべきノルマに変わってしまう。でも、ここで立ち止まって思ったんです。

これ、本当に100個書く必要ある?

目的を取り戻そう! —— それは、100個書くことじゃない

改めて考えてみると、やりたいことリストは「100個書くこと」そのものが目的だったわけではありません。

本当の目的は、自分が何を大切にして、どんな方向に進みたいのかを意識しながら生きること。そして、書いた願いをヒントに、日々の選択や行動を少しずつ変えていくことだったはずです。

それなのに、いつの間にか「100個書けていない自分はダメ」とか「やりたいことが出てこない私は浅い人間なのかも」、、、そんなふうに、自分を追い込む道具になってしまっていました。

でも、これってちょっと変ですよね。

やりたいことを書いて、ひとつ叶ったら線を引く。また思いついたら書き足して、実行したら消して、書いて、また消していく。そうやって人生の中で更新され続けるリストなら、気づいたときには、100個なんて自然に超えているはずです。そもそも、「ちゃんと100個書けない自分」を責める必要なんて、どこにもなかったんです。

もし今、やりたいことリストが途中で止まっている人がいたら、無理に続きを書かなくても大丈夫です。「やりたいこと100個が書けなくてモヤモヤしている」なら、それは、人生をちゃんと考えようとしている証拠なのだと思います。

代わりに「これをやれたらちょっと嬉しいな」と思うことをひとつ選んでやってみて、リストに線を引いて消す。それだけで十分です。新しくやりたいことができたら、その時に付け加えたらいいじゃないですか。やりたいことリストは、完成させるものではなく、人生と一緒に更新されていくものですから。

大切なのは、今の自分が大切にしてることに気づいているかどうか。そして、その気づきを、小さくても行動に移しているかどうか。それができているなら、リストが20個でも、50個でも、十分です。やりたいことリストは、自分を評価するためのものではなく、自分と対話するためのものですよね。そしてその対話は、「どう生きたいか」を自分に問い続ける、小さな哲学の実践なのかもしれません。

その対話は、今からでも始められるものなのです。

Text by ひらみん(ふつうの会社員)

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