Abstract
フィンランドの「幸福度世界一」を、福祉のしくみから読み解く60分
「フィンランドは幸福度ランキング世界一」——ニュースで何度も耳にする言葉です。
けれど、そう聞くたびに少し不思議に思いませんか。冬は暗くて長く、税金は高い。それなのに、なぜ人びとは「幸せ」と答えるのだろう、と。
その答えのひとつが、暮らしを底から支える福祉のしくみにあります。
子育ても、学びも、病気も、老いも——人生のどの場面でも「ひとりで抱えなくていい」という前提が、社会の設計そのものに埋め込まれている。フィンランドの福祉は、困った人だけを助ける特別な制度ではなく、すべての人の日常を支える当たり前のインフラとして育ってきました。
この講座では、フィンランド生涯教育研究家の石原侑美が、
・「高福祉・高負担」の国で、人びとは税をどう受け止めているのか
・ネウボラに代表される、切れ目のない支援の考え方
・高齢者ケアの現場に流れる「その人らしさ」を尊ぶまなざし
・幸福度の高さを支える、自立と信頼の文化
をお届けします。
制度の解説だけで終わらせず、参加されるみなさんと対話しながら進めます。
フィンランドの福祉を知ることは、「わたしたちはどんな社会に暮らしたいのか」を考えることでもあります。日本の暮らしに引きつけながら、いっしょに考える60分にしたいと思います。






