こんにちは。Kangasこと、ライフコーチの和田直子です。早いもので2026年に入り、もう一ヶ月が終わろうとしています。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私は、年末年始に世間で盛り上がる(?)、一年の振り返りと新しい一年の計画を立てることが大好きなタイプの人間です(笑)。
とはいえ、計画通りにすべてこなせるわけでもないですし、計画を立てたときのモチベーションをキープし続けることも難しいタイプでもあります。共感していただける方、いらっしゃるでしょうか…?
普段はどうしても不足していることに目を向けがちなので、振り返りのときこそ出来ていることに目を向けて「よく頑張ったじゃん!」と自分を褒めて、新しい一年のモチベーションにします。
でも、そのモチベーションだけで計画を立てようものなら、私の場合大抵スタートダッシュのあと全力疾走、そして案の定、息が続かず失速。気づけば、当初立てた計画が書かれたノートのページを開くこともなくなる。なんてことがしょっちゅうです。
そうなるので結局「出来ていないことに目が行きがち→年末の振り返りで小さくても出来たことを無理して見つけようとする→自分を褒めて新年へのモチベーションを上げる→スタートダッシュは良いが息切れして失速する」というループを毎年繰り返してしまうわけなのです。
先日のエラマプロジェクトの哲学バーでは「無気力」がテーマでしたが、その時に「気力とは生きる希望であり、自分の力で人生の何かを動かす感覚ではないか」というお話をされた方がいらっしゃいました。
確かにそうかもしれません。計画を立てたもののエネルギー切れになっている時の自分は、モヤモヤの渦に吸い込まれ、当初描いていた「希望」に向かって行動する気も湧かず、むしろどんどん「希望」から離れていっているような感覚になります。
もう、突っ走って息切れして、気力を失うなんていう経験はしたくないなあ。
そう心から願った私の2026年の計画の立て方は、いつもとちょっと違いました。
いつもは、実現したいことや新しいチャレンジなどの目標を立てて計画するのですが、今年は…。
ということで、今日は、私が今年一年の計画を立てるときに大切にしたことをお話したいと思います。
1、好きな瞬間を増やすための計画

まず私が最初にしたこと。それは、スマホのカメラロールや手帳から昨年一年間の好きな瞬間をプライベートと仕事の両方からピックアップすることです。できれば、写真をプライベートと仕事に分けて一枚のスライドに集めてみるのがおすすめです。
「え? これも2025年のこと?」「あ~、この時のことは今でも両親がすごく喜んでくれているなあ」「素敵な出会いもあったな」など、とっても心が温まる作業です。
一人でその作業をしていると、良き思い出に浸り心が喜んでいることに気づくことが出来ます。他の誰かのキラキラしている瞬間と自分を比較することなく、大切な人たちと過ごした瞬間や、感動で心が満たされた瞬間、そして自分が誰かのお役に立てた瞬間の嬉しかった気持ちが蘇ってくるのです。
好きな瞬間の数は関係なく、その時間の質に意識が向いているような感覚にもなります。
この作業をしていることで分かるのは、新しい一年にどんな瞬間を増やしていきたいかということ。そして、自分にとって本当に大切で必要なことも見えてくるのです。
その大切な瞬間の共通点を言語化してみることで、自分にとって重要かつ充実度の高い時間を明確にすることが出来てきます。
例えば私の場合、プライベートで重要なのはこんな時間です。
・家族との時間
・家族(両親、夫、子ども、そしてもちろん自分自身のことも)の未来に想いを馳せる時
・家族や友人たちの大切な価値観に触れる時間
・一人のカフェ時間
また、仕事で充実感を得られるのはこんな時間です。
・人の純粋な想いに触れることや、想いを動かす時間
・社会と繋がろう、社会課題と向き合おうとしている人との対話の時間
そのような時間を今年一年たくさん作れたら幸せだなと思います。だから、本当に自分にとって大切で、好きでたまらない時間をたくさん生み出そう!そんな気持ちが湧いてきます。
2、得たい感情を得るための計画
そして、次に私が書き出したことは「2026年の終わりに、どんな感情を得たいか?」ということ。先ほどの好きな瞬間をたくさん体験した先に、私はどんな感情を得るだろうかと考えてみました。
「感謝の気持ちに満ち溢れている」
「力がみなぎっている」
「ウキウキしている」
「晴ればれしている」
そんな感情や感覚に包まれているといいなあ!
そしてその感情や感覚を、大切に思う人や自分が応援したい人と共有出来ていると、さらに幸せです。
(もし、感情を言葉にするのが難しいと感じる方は、ネットで「感情リスト」と検索してみてください。感情や気持ちを表す言葉のリストがたくさん紹介されているので、参考にしながらしっくりくる言葉を選んでみるのも良い方法です。)
この「2026年の終わりに、どんな感情を得たいか?」という質問、実はある方が発信でされていた質問です。
その方が仰るには「予定は計画をこなすためではなく、その計画をこなす先に得られる感情があるから予定を立てる」と。
例えば、子どもの遠足のお弁当をつくる時も「子どもの喜ぶ笑顔を見れたら嬉しいから!」という理由で、「おかずに何を入れようか?買い出しはどのタイミングで?当日朝は5時起きで」のように計画しますよね。
そこで私はハッとしました。
これまでの私の計画は、「仕事でこんな成果を出すと収入はこれくらいになって、子どもたちの学費の支払いにも余裕が出て旅行にも行けるだろう」というすべて行動ベースだったのです。
また、好きな仕事で経済的に自立できるようになる!(ならねば!)のような自分へのプレッシャーもたくさんかけていました。
成果を出すこと、経済的に自立することのように、欠乏感を補うためのやる気は、私の場合どうしても短期で結果が出ないと続かなくなってしまいます。皆さんにも思い当たることがありませんか?
そうではなく、このプロセスの先には私が見たい美しい景色がある、その景色を見たときの感情を味わいたいというモチベーションには、常に「希望」という心強い味方が伴走してくれているように感じるのです。
でも、だからと言って、得たい感情のための計画がうまくいくとは100%言えないのでは?それだって、息切れしてしまうことがあるんじゃない?
そんな心配も聞こえてきそうなので、次のポイントに進みますね!
3、人生という瓶に最初に入れるべき時間とは?

皆さんは、瓶の中に石や砂を入れる実験の動画を見たことはありますか?瓶の中に、最初に砂や小さな石から入れていくと、大きな石が入る余地がない。逆に、大きな石を最初に入れて、空いている隙間に小さな石、そして砂を入れると、すべてが入り瓶の蓋をすることが出来る。
この動画が伝えようとしていることは、自分にとって本当に大切な意味のあることを、人生という瓶の中に先に入れることの重要性です。
役割や責任に伴う日々のタスクやルーティン、他者の期待に応えるための予定、欠乏感を埋めるために少し無理して挑戦しようとしているプラン…
そういったものを先にこなしていくうちに、自分の好きな瞬間で満たす余白が奪われていってしまうのではないでしょうか?
計画を立てる時に大切なのは、はじめにお伝えした「好きな瞬間」の予定から入れていくこと。「プライベートも仕事も、この一年は好きな瞬間をどのように作ろうかな?」そんなふうに考えてみることから始めてください。
その時のコツとして、好きな瞬間を寄せ集めた写真を見ながら進めることです。それを見ていると得たい感情もセットになってリマインドされるので、私の場合、「この仕事で味わった感情をもう一度得るには?」と、今の自分に出来ることで、これまでの成功体験を再現できる仕事の計画を立てることができました。
計画とは、人生という瓶に最初に入れるべき時間を選択することなんだなと思います。あなたにとって、まず最初に入れるべき大きな石とはどんな時間ですか?
モチベーションとなる「希望」は自分の中にあるもの

この3つのステップで今年の計画を立ててみたわけですが、これまでとの違いとして感じていることは、全力疾走ではなく、かなりのスローペースでスタートしたということ。
足りないものを埋めようとしているわけでもないし、自分を証明したいという気持ちもない。
ただ、はじめに言語化した「自分にとって重要かつ充実度の高い時間」を増やしていきたいと願うだけ。その時間というのは、去年一年間の好きだった瞬間から明確になったことなので、私はすでにその体験を作り出せていたんだと思えば、新しく何かを生み出さなければという焦りを感じることもありません。
そう考えると、計画を実行した先に思い描く「希望」のようなものは、自分の外側で探し続けても見つかるものではないのかもしれません。
自分自身の内側にあるもの、つまり個性や才能、これまでの経験や人脈、そして培ってきた知識やスキルを、力むことなく自然体で活用できていたり、自分の感性に従っているときに、「希望」が顔を出すのだろうなと思います。
計画を実行するためのモチベーションともなる「希望」。それを感じられるかどうかは、自分自身の内側にあるものをきちんと認識していることも大切ではないでしょうか。
自分の内なる部分は、本当に大切な時間がどうやって生まれるのかを知っているはず。ぜひ、あなたが2026年の終わりに感じていたい感情を生み出す時間を、まず最初に瓶に詰めてくださいね!
そしてもし万が一、息切れしそうになっている自分がいたら、ぜひ思い出してください。
「あなたの好きな瞬間はどんな時ですか?」
「どんな感情を得たいから、その計画を立てたのですか?」
「あなたの人生の瓶に最初に入れた時間は何ですか?」
きっと、あなたの中の「希望」が顔を出し、計画を実行するための良き伴走者となってくれるはずです。
Text by Kangas(和田直子/しなやかで強く優しい社会を織りなすライフコーチ)


